LEDと蛍光灯の電気代を比較!LEDはどのくらい安い?
この記事の目次
蛍光灯の電気代はどのくらいかかるのでしょうか。いまは蛍光灯からLED電球やLEDシーリングライトに移行が進んでいますが、LEDに替えるとどのくらい電気代が安くなるのでしょうか?
この記事では蛍光灯の電気代を解説するとともにLEDと蛍光灯の電気代を比較しています。LEDへの取り替えを検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
- 更新日
- 2024年4月26日
24時間つけっぱなしにした場合の蛍光灯の電気代と賢い使い方
パナソニックのシーリングライト用蛍光灯(丸管蛍光灯30+32W)を24時間使用した場合、消費電力は以下の通りです。
- 1時間あたりの消費電力
- 58W
- 24時間あたりの消費電力
- 1,392W
電気代を計算すると、以下の通りです。電気料金は、全国家庭電気製品公正取引協議会「電力料金目安単価」から1kWhあたり31円(税込)として計算しています。
1時間あたりの電気代 | 1日(24時間)あたりの電気代 | 1カ月あたりの電気代 | 年間あたりの電気代 |
---|---|---|---|
約1.8円 | 約43.2円 | 約1296円 | 約15552円 |
蛍光灯は点灯の直後にもっとも電気を使うので、オン・オフを繰り返すよりもつけっぱなしのほうが電気代の節約につながります。また、点灯管で点灯させるグロースタータタイプの蛍光灯の場合、こまめに電気を切っていると蛍光灯の寿命が短くなってしまいます。
LEDと蛍光灯の電気代・消費電力を比較
LEDシーリングライトと蛍光灯シーリングライトの電気代は、どのくらい違うのでしょうか?
明るさが同等のパナソニックの商品で消費電力を比較すると、以下の通りです。
- 1時間あたりの消費電力
- 34.4W
- 1時間あたりの消費電力
- 58W
LEDシーリングライトは「LEDシーリングライト HH-XCK1260A」を、蛍光灯シーリングライトは、丸管パルック蛍光灯「パルックプレミア20000 30形+32形 FCL3032EDWMF32K」、共にパナソニックを参考にしています。
蛍光灯シーリングライトと比べると、LEDシーリングライトのほうが約58%消費電力が低いことがわかります。
LEDシーリングライトは蛍光灯よりも電気代が年間約2,000円も安い!
LEDシーリングライトと蛍光灯シーリングライトを1日8時間使用する時の電気代を比較すると、以下の通りです。
種類 | 1時間あたりの電気代 | 1日(8時間)あたりの電気代 | 1カ月あたりの電気代 | 年間あたりの電気代 |
---|---|---|---|---|
LEDシーリングライト | 1.07円 | 8.56円 | 256.8円 | 3081.6円 |
蛍光灯シーリングライト | 1.8円 | 14.4円 | 432円 | 5184円 |
1日8時間使用する場合、LEDシーリングライトの電気代のほうが、年間約2,000円安いです。
電気代以外のLEDと蛍光灯の比較
LED電球やLEDシーリングライトは、値段が高いイメージを持っている方もたくさんいるでしょう。
でもLEDの価格は低下してきており、シーリングライト市場を見ると光源が蛍光灯からLEDにシフトしてきています。パナソニック、東芝、日立のシーリングライトの最新ラインアップを見てみると、すべてLEDシーリングライトになっています。
LEDのほうが蛍光灯よりも寿命が長い
「LEDシーリングライトはランプ交換ができないから、ランプ交換できる蛍光灯シーリングライトのほうがよい」という意見もありますが、ランプの寿命を見るとLEDシーリングライトの寿命は格段に長く交換の頻度が少なく済みます。
- 蛍光灯
- 13,000時間程度
- LED
- 40,000時間程度
LEDランプの寿命は蛍光灯ランプの3倍以上と長いんです。1日8時間つけていたとしても13年半も寿命が持つ計算ができます。
LEDは電気代が安く、ランプ交換の手間が省けるというメリットがあるんですね。
LEDには調色機能がある
照明器具には、光の明るさを調節する調光機能と、光の色を寒色系の昼白色(白色)~赤みがかった暖色(電球色)までに調節する調色機能の2種類があります。調光と調色の組み合わせによって、書斎で読書をする、リビングで食事をする、寝室でゆっくり過ごすなどさまざまな場面に合わせて快適な空間を作れます。
蛍光灯・LEDともに専用器具を使って調光・調色を行いますが、蛍光灯は調色ができません。
- 蛍光灯
- 調光機能……可能
- 調色機能……不可能
- LED
- 調光機能……可能
- 調色機能……可能
LEDの発光成分には紫外線がほぼない
LEDの発光成分は紫外線が少ないため、紫外線に集まる習性のある虫が集まりにくいのが特徴です。屋外照明として、スポーツ施設、駐車場、キャンプ場などに最適です。
ただし、赤色・緑色・青色の蛍光体を光らせる方式のLEDは、紫外線が発生します。
LEDは低赤外線で発熱量が少ない
LEDは電気を直接光に変えるため、蛍光灯に比べて光源自体の発熱量が少ないです。また発光成分に赤外線がほとんど含まれていないため、熱く感じません。熱に弱い美術館の展示品や、衣料品、食品や化粧品のライトアップに適しています。
LED電球やシーリングライトで電気代を節約していこう!
電気代が高くて困っている方は、LED電球やLEDシーリングライトをじょうずに取り入れて電気代を節約していきましょう。
ただし蛍光灯をLEDへ取り替える時は、調光タイプには調光器対応のものを、湿気の多い浴室には密閉器具対応のものを選ぶなど、LEDが今の照明機器に使用できるかを確認してくださいね。また仕様が違う場合、照明器具自体を変えるために工事が必要になる場合もあります。取り替え時は、家電販売店や照明器具メーカーなどに相談することをおすすめします。
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