バリューでんきの電気料金は高い?メリット・デメリットなどを解説
この記事の目次
本記事ではバリューでんきについて、電気料金プランの特徴や契約前に知っておきたいことなどをまとめました。
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- 更新日
- 2023年10月26日
バリューでんきとは
バリューでんきの基本情報
バリューでんきは、近畿地方で都市ガス販売を手掛ける、大阪ガス株式会社が提供する新電力。大阪ガスは2016年から小売電気事業に参入しており、「大阪ガスの電気」のブランドで電気を販売してきた実績があります。
供給エリア | 北海道電力エリア・東北電力エリア・中部電力エリア・北陸電力エリア・関西電力エリア・中国電力エリア・四国電力エリア・九州電力エリア |
オール電化住宅向けプラン | なし |
調整費用の種類 | 燃料費調整額(上限なし) |
解約金 | なし |
クレジットカード | 利用可能 |
運営する電力会社 | 大阪ガス株式会社 |
バリューでんきはこんな方におすすめの新電力
- 基本料金0円のプランを探している人
- 実績のある会社が提供するサービスを探している人
バリューでんきの電気料金プランの種類
バリューでんきの電気料金プランには、次の種類があります。
- バリューでんきB
- 一般家庭向けで、基本料金が0円に設定されたプラン。
- バリューでんきC
- 電気を多く使う家庭や商店・事務所向けで、基本料金が0円に設定されたプラン。
- バリューでんきA
- 一般家庭向けで、基本料金が0円に設定されたプラン。
- バリューでんきB
- 電気を多く使う家庭や商店・事務所向けで、基本料金が0円に設定されたプラン。
バリューでんきの電気料金の算定方法
バリューでんきの電気料金は、次のように算定されます。
- 電力量料金±燃料費調整額+再生可能エネルギー発電促進賦課金
バリューでんきでは、燃料費調整の上限価格の設定がありません。バリューでんきは市場連動型プランではありません。
また、120kWhまでの電力量料金単価についてはプランや供給エリアのほか、契約電流や契約容量によって算出方法が異なります。
バリューでんきのメリット・デメリット
ここでは、バリューでんきのメリットやデメリットについてご紹介します。
バリューでんきのメリット
バリューでんきには、次のようなメリットがあります。
メリット1)基本料金が0円
バリューでんきの電気料金プランには、基本料金や最低料金が設定されていません。毎月固定で払う必要がある基本料金または最低料金がなくなるので、そうしたプランを探している人におすすめです。
メリット2) 解約金がない
バリューでんきは、契約期間内の解約であっても解約金が発生しません。このため、バリューでんきと契約したものの、自身のライフスタイルに合わない場合は、気軽に切り替えられるメリットがあります。
メリット3)実績のある会社が提供するサービス
バリューでんきを運営する大阪ガス株式会社は、近畿地方で都市ガスを提供してきた都市ガス大手3社のひとつ。小売電気事業に関しても、「大阪ガスの電気」のブランドで電気の販売を行ってきた実績があり、「大手企業の方が信頼できる」という人にとってはメリットのひとつになります。
バリューでんきのデメリット
バリューでんきには、次のようなデメリットがあります。
デメリット1)プランの種類が少ない
バリューでんきのプランは、一般家庭向けと商店・事務所向けの2種類しかありません。時間帯によって電力量料金単価が変動するプランや、電気料金に応じてポイント還元が受けられるプランなどを提供する電力会社もある中で、プランの種類が少ないのはデメリットと言えるでしょう。
デメリット2)オール電化向けプランがない
バリューでんきではオール電化向けプランを扱っていません。オール電化にお住まいの方がバリューでんきに切り替えると、かえって電気代が高くなってしまう可能性があります。
電気代を節約したいなら他社も比較
バリューでんきへの切り替えを検討している方は、他社も合わせて比較することをおすすめします。あなたのライフスタイルにぴったりの電気料金プランを選べば、節約につながりますよ。
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最安の電気料金プランを診断(無料)【エリア別】高い?バリューでんきの料金表
ここではバリューでんきの電気料金について、エリア別に料金表をご紹介します。
【北海道電力エリア】バリューでんきの電気料金表
区分 | 単位 | バリューでんき「バリューでんきB」北海道電力エリア料金(消費税率10%) | |
---|---|---|---|
基本料金 | 1契約 | 0円00銭 | |
電力量料金 | ~120kWh | 1kWh | 36円27銭+契約電流×0.311 |
121kWh~280kWh | 41円73銭 | ||
281kWh~ | 44円08銭 |
バリューでんき「バリューでんきB」は、一般家庭向けの電気料金プランです。基本料金は0円となっており、電力量料金は3段階に設定されています。
【東北電力エリア】バリューでんきの電気料金表
区分 | 単位 | バリューでんき「バリューでんきB」東北電力エリア料金(消費税率10%) | |
---|---|---|---|
基本料金 | 1契約 | 0円00銭 | |
電力量料金 | ~120kWh | 1kWh | 30円54銭+契約電流×0.308 |
121kWh~300kWh | 36円46銭 | ||
301kWh~ | 39円19銭 |
バリューでんき「バリューでんきB」は、一般家庭向けの電気料金プランです。基本料金は0円となっており、電力量料金は3段階に設定されています。
【中部電力エリア】バリューでんきの電気料金表
区分 | 単位 | バリューでんき「バリューでんきB」中部電力エリア料金(消費税率10%) | |
---|---|---|---|
基本料金 | 1契約 | 0円00銭 | |
電力量料金 | ~120kWh | 1kWh | 22円16銭+契約電流×0.247 |
121kWh~300kWh | 25円80銭 | ||
301kWh~ | 27円88銭 |
バリューでんき「バリューでんきB」は、一般家庭向けの電気料金プランです。基本料金は0円となっており、電力量料金は3段階に設定されています。
【北陸電力エリア】バリューでんきの電気料金表
区分 | 単位 | バリューでんき「バリューでんきB」北陸電力エリア料金(消費税率10%) | |
---|---|---|---|
基本料金 | 1契約 | 0円00銭 | |
電力量料金 | ~120kWh | 1kWh | 31円66銭+契約電流×0.252 |
121kWh~300kWh | 34円72銭 | ||
301kWh~ | 35円33銭 |
バリューでんき「バリューでんきB」は、一般家庭向けの電気料金プランです。基本料金は0円となっており、電力量料金は3段階に設定されています。
【関西電力エリア】バリューでんきの電気料金表
区分 | 単位 | バリューでんき「バリューでんきA」関西電力エリア料金(消費税率10%) | |
---|---|---|---|
基本料金 | 1契約 | 0円00銭 | |
電力量料金 | ~120kWh | 1kWh | 22円21銭 |
121kWh~300kWh | 25円71銭 | ||
301kWh~ | 27円83銭 |
バリューでんき「バリューでんきA」は、一般家庭向けの電気料金プランです。基本料金は0円となっており、電力量料金は3段階に設定されています。
【中国電力エリア】バリューでんきの電気料金表
区分 | 単位 | バリューでんき「バリューでんきA」中国電力エリア料金(消費税率10%) | |
---|---|---|---|
基本料金 | 1契約 | 0円00銭 | |
電力量料金 | ~120kWh | 1kWh | 35円49銭 |
121kWh~300kWh | 39円51銭 | ||
301kWh~ | 40円38銭 |
バリューでんき「バリューでんきA」は、一般家庭向けの電気料金プランです。基本料金は0円となっており、電力量料金は3段階に設定されています。
【四国電力エリア】バリューでんきの電気料金表
区分 | 単位 | バリューでんき「バリューでんきA」四国電力エリア料金(消費税率10%) | |
---|---|---|---|
基本料金 | 1契約 | 0円00銭 | |
電力量料金 | ~120kWh | 1kWh | 34円23銭 |
121kWh~300kWh | 37円28銭 | ||
301kWh~ | 39円56銭 |
バリューでんき「バリューでんきA」は、一般家庭向けの電気料金プランです。基本料金は0円となっており、電力量料金は3段階に設定されています。
【九州電力エリア】バリューでんきの電気料金表
区分 | 単位 | バリューでんき「バリューでんきB」九州電力エリア料金(消費税率10%) | |
---|---|---|---|
基本料金 | 1契約 | 0円00銭 | |
電力量料金 | ~120kWh | 1kWh | 19円11銭+契約電流×0.263 |
121kWh~300kWh | 23円88銭 | ||
301kWh~ | 26円07銭 |
バリューでんき「バリューでんきB」は、一般家庭向けの電気料金プランです。基本料金は0円となっており、電力量料金は3段階に設定されています。
バリューでんきの契約方法
バリューでんきは次の流れで契約をします。現在契約中の電力会社に解約の連絡は不要。また、事務手数料など初期費用もかからず、工事なども発生しません。
- Step1.契約に必要な情報を用意する
- 供給地点特定番号や支払いに使用するクレジットカード・口座番号などの情報を用意します。
- Step2.手続きをする
- バリューでんきは、問い合わせのうえ指定された流れで申し込みをします。検針表または現在契約中の電力会社のマイページを見ながら手続きをするとスムーズですよ。重要事項説明書や約款の内容も念入りに確認しましょう。
- Step3.使用開始日の確認をする
- 手続きが終われば、あとは待つだけ。申し込み完了後に切り替え日のお知らせが届くので、必ず確認をしてください。
【FAQ】バリューでんきのよくある質問
ここではバリューでんきに関する質問について、Q&A形式でお答えします。
Q1)バリューでんきに切り替えると停電が増えるって本当?
バリューでんきに切り替えたからといって、停電が増えたり、電気の質が変わることはありません。電線や電柱といった送電網の保守管理は、これまでと同じ一般送配電事業者が行うため、安心して電気を利用することができますよ。
Q2)クーリングオフはできますか?
バリューでんきでは、訪問販売または電話勧誘販売から契約した場合、重要事項説明書を受け取った日を含む8日間は、申し込みの撤回(クーリング・オフ)が可能です。
Q3)バリューでんきと関西電力はどちらが安いですか?
関西電力「なっトクでんき」とバリューでんき「バリューでんきA」の料金表を比較すると、電力量料金単価は関西電力「なっトクでんき」のほうが割安に設定されています。
しかし、バリューでんきには最低料金が設定されておらず、また燃料費調整額などの料金表以外の価格も含まれてくるため、より正確に比較したい場合は詳細な試算が必要になります。
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賃貸住宅にお住まいの場合でも、新電力に切り替えられます。ただし、建物全体が高圧一括受電契約をしている場合は切り替えられません。お住まいの住宅が高圧一括受電契約かどうかわからない方は、管理会社に確認してみましょう。
Q5)バリューでんきに切り替えるのに電気工事は必要?
バリューでんきに切り替える際、工事の必要はありません。ただし、現在設置されている電力メーターがスマートメーターではない場合、新たにスマートメーターの設置が必要になります。一般的に設置費用は無料で、工事の立会いも原則不要です。
利用開始の際の立ち会いについても原則不要です。ただし、住居が新築である場合や設備状況によっては、一般送配電事業者から立ち会いを求められる場合があります。
Q6)バリューでんきは急に値上げしたりしない?
電力会社が料金改定をする場合は、数カ月前に通知が行われることが一般的です。「来週から値上げ」など急な値上げを行うのではなく、契約者が切り替えの検討を行う程度の期間は設けられると考えてよいでしょう。
バリューでんきの契約前にデメリットなどはしっかりチェック!
バリューでんきを検討している方は、契約前にメリットやデメリットについて、今一度しっかりチェックしておきましょう。
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