中部電力の新料金プランは2年契約で最大4%相当割引
この記事の目次
中部電力が電力自由化後の新料金プランを発表しました。東京電力が中部電力エリアにも参入すると宣言をしたこともあり、注目が集まっています。
長期契約と選べる夜間プランで勝負
中部電力の新料金プランは基本的には2軸あります。
- 2年契約による割引
- ライフスタイルに合わせた新メニュー追加
中部電力も2017年のガス自由化を見越して、暮らし全般をサービスの対象としていくことやガスの販売、最終的には首都圏への販売も取り組みたいと発表をしています。
2016年4月時点での販売エリアは中部電力エリア内ですが、今後の拡大や方向性は東京電力と同じところを目指しているという感じでしょうか。具体的にみていきましょう。
参照:中部電力|電力小売の全面自由化に向けた中部電力エリアの新料金メニューについて – プレスリリース(2016年)
2年契約でオトクに!
中部電力は2年契約をすることでオトク感がでるプランを発表しています。電気の使用量にあわせて、ポイントや割引額を変えています。
電気をあまり使わない人は…ポイントプラン
カテエネポイントを電気料金の支払いに使うことができます。ポイントで支払える上限値が決まっているようですが、約1%相当をポイントで支払えるという試算です。料金単価は従量電灯Bと同じ単価設定です。
中部電力、従量電灯B、30A、月の電気使用量が300kWh程度、電気料金が月7,800円程度のご家庭の場合は、カテエネポイントの利用で2年間で最大1980円分の支払いを軽減!
40A以上の人は…おとくプラン
こちらはカテエネポイントでの支払いに毎月の割引(カテエネポイント付与)がプラスされたプランです。単価は従量電灯B・Cと同じ単価です。
- 150円割引か150ポイント
- 毎月の支払いから150円割引かカテエネポイント150ポイント付与を選べます。2年間で最大3,600円オトクになる計算。
カテエネ会員でない人は100円割引となります。
150円の割引とポイントで支払える分を足すと、2年間で5,580円オトクになります。3%相当ですね。
とっても電気を使う人(7kVA以上の契約)…とくとくプラン
こちらは従量電灯Cで契約をしている、月間の電気代が3万円程度のご家庭を想定しています。ポイントでの支払いと150円割引にプラスして、300kWhを超えた単価を1.4円引き下げているんです。料金表をみてみましょう。
区分 | 単位 | 料金単価 | |
---|---|---|---|
基本料金 | ひと月1kVAにつき | 280円80銭 | |
電力量料金 | 最初の120kWhまで | 1kWhにつき | 21円18銭 |
120kWhをこえ300kWhまで | 25円08銭 | ||
300kWhをこえる | 26円57銭 | ||
特典 | カテエネ会員の場合 | ひと月につき | 150ポイントプレゼント または150円割引 |
カテエネ会員でない場合 | 100円割引 |
もろもろの割引額を足していくと、2年間で最大26,680円オトクとなり4%相当の割引に。
ライフスタイルにあわせたスマートライフプラン
夜間や朝夕など電気を使う時間がある程度決まっている人に向けたプランです。夜間の単価が低く設定されていることと、夜間の時間を3つから選べることがポイント。共働きの家庭には嬉しいプランですね。
区分 | 単位 | 料金単価 | |
---|---|---|---|
基本料金 | 契約容量10kVAまで | ひと月1契約につき | 1460円00銭 |
契約容量10kVAをこえる場合(10kVAをこえる) | ひと月1kVAにつき | 280円80銭 | |
電力量料金 | デイタイム | 1kWhにつき | 38円00銭 |
@ホームタイム | 28円00銭 | ||
ナイトタイム | 16円00銭 |
中部電力と東京電力の単価を並べてみた
せっかくなので、中部電力と東京電力の単価を並べてみましょう!契約アンペアを30Aとして、中部電力のポイントプランと東京電力のスタンダードSを比較しています。
区分 | 単位 | 料金単価 | ||
---|---|---|---|---|
中部電力 | 東京電力 | |||
基本料金 | 契約電流30A | ひと月につき | 842円40銭 | 842円40銭 |
電力量料金 | 最初の120kWhまで | 1kWhにつき | 20円68銭 | 23円32銭 |
120kWhをこえ300kWhまで | 25円08銭 | 23円32銭 | ||
300kWhをこえる | 27円97銭 | 27円97銭 | ||
最低月額料金 | ひと月1契約につき | 253円80銭 | 253円80銭 |
東京電力のスタンダードSは2段階料金で300kWhまでは同一単価となります。
第1段階と第2段階の単価以外は全部同じです。微々たる差ということですね。そうなると、ソフトバンクとのからみが重要になっていきます。カテエネポイントが欲しいか、ソフトバンクの「おうち割」を適用させてTポイントや割引をもらうか。カテエネポイントはnanacoや名古屋鉄道の「ミュースターポイント」などとも交換できます。本当に自分のライフスタイルを考えて選ぶことが重要になってきますね。
ソフトバンクの料金プランを詳しくご紹介しています
カテエネポイントについて詳しくご紹介しています
申し込みは1月13日から!
中部電力の新料金プランは1月13日から申し込み開始です。カテエネ会員でなくても申し込みは可能ですが、発表されたプランをみる限り、カテエネへの登録はしておいた方がよさそうです。
- 申し込み開始
- 2016年1月13日〜
- 電力提供開始
- 2016年4月〜
- 申し込み方法
- お電話
- WEB会員サービス「カテエネ」
参照:2 各料金メニューの詳細
東京電力と中部電力の戦いはどうなる?
中部電力の電力自由化後の新料金プランをお届けしました。4月からは中部電力エリアでも東京電力を選べるようになります。東京電力はスマート契約(実量制)のプランを中部電力エリアでも展開します。一般消費者がどう動くのか?今後に注目です。
エネチェンジでは2016年1月13日から、公表された電気料金プランを比較・検討できるようになります。電力自由化後の最適な電気料金プラン探しに、ぜひご活用ください。
中部電力とご契約中または契約検討中のへ
中部電力の家庭向けWEB会員サービス「カテエネ」はポイントもたまるお得なサービスです。
中部電力とご契約中、または契約を検討されている人は、登録することをおすすめします。
カテエネのサービスやメリットを詳しくご紹介しています
この記事を書いた人