JXホールディングスと東燃ゼネラルが経営統合、「ENEOSでんき」と「myでんき」の今後は?

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2016年8月31日の発表で、JXホールディングスと東燃ゼネラル石油が来春に経営統合することを発表しました。JXエネルギーの「ENEOSでんき」、東燃ゼネラル石油の「myでんき」、経営統合で今後の電力販売はどうなる?
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JXホールディングスと東燃ゼネラル石油が経営統合
JXホールディングスと東燃ゼネラル石油が経営統合され、来春には「JXTGホールディングス株式会社」となることが発表されました。そこで気になるのが、JXホールディングス(JXエネルギー)が販売する電気「ENEOSでんき」と、東燃ゼネラル石油が販売する電気「myでんき」の今後です。
「ENEOSでんき」「myでんき」、 合併で東京ガスに迫れるか?
JXTGホールディングスは、今後電力事業の育成・拡大にもつとめていくとのこと。JXホールディングス、東燃ゼネラル石油はともに電力自由化に参入し、電気の販売を開始していますよね。ここで、顧客獲得数を改めて振り返ってみましょう。
JXホールディングス(JXエネルギー)「ENEOSでんき」は、東京ガスに次いで2位と大検討中。4月8日時点で10万件の契約数を獲得しています。東燃ゼネラル石油「myでんき」は4月末時点で約1万5千件。
ちなみに、電力自由化で最も顧客を獲得している新電力は東京ガス。2016年4月4日時点での申し込み数が24万2000件、8月1日時点では40万件超と、新電力の中でトップに立っています。こうしてみると1社ごとの規模感の違いが浮き彫りになりますが、統合することで1+1=2以上にできる可能性もありますよね。
自社で保有している発電所の能力を比較すると…
ちょっと違う視点で、各社の保有する発電所の設備容量も比較してみましょう。
- 東京ガス:2020年までに300万kWまで拡大(2016年時点は160万kW)
- JXホールディングス:2030年までに400万kWまで拡大(2016年時点は163.1万kW)
- 東燃ゼネラル:2021年までに200万kWの発電所を建設予定
こうしてみると、現時点で東京ガスとJXホールディングスは同じ規模なんですね。今回の統合により東燃ゼネラルと一緒になると、発電所の設備容量で比べると東京ガスを超えてきそうです。さらなる価格競争が起こり、電気代は安くなるかも?
JXホールディングス株式会社、今後の電気ブランドの動きに注目!
JXホールディングス、東燃ゼネラル石油の経営統合による今後の「ENEOSでんき」「myでんき」のサービスの動きは注目していきたいところ。これまで多くのユーザーを獲得してきた両ブランドの良さを活かした嬉しいサービスや特典が増えると嬉しいですね。石油業界では出光とシェルの合併話もでていますし、何かしらの形でガス自由化にも関係してくるので、今後の動きからは目が離せません。
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