エネチェンジ限定特典もあり! 電力会社のおトクなキャンペーン一覧

北陸電力の電力自由化プランは、節電した分だけ割引!

北陸電力の電力自由化プランは、節電した分だけ割引!

北陸電力が電力自由化プランを発表しています。オール電化向けのプランの他に、節電をした人に対して実際の料金を割引くプランも発表しています。節電をした分だけ割引くというのは、日本史上初の電力プランなんですよ!

60A以上の家庭は注目!「節電とくとく電灯」

電気使用量が多い家庭向けのメニューですが、節電した分だけ安くなるというのが北陸電力のオリジナルな点です。基本的な電気料金単価は従量電灯と同じ。ただ、夏や冬の電気使用量が多くなる季節に、節電に協力すると、その分割引があるんです!

区分単位料金(2016年5月31日まで)料金(2016年6月1日以降)
基本料金10Aまたは1kVAにつき237円60銭
電力量料金
(1kWhにつき)
最初の120kWhまで17円48銭17円52銭
120kWhをこえ300kWhまで21円29銭21円33銭
300kWhをこえる22円98銭23円02銭
割引単価節電電力量1kWhにつき129円60銭
スケジュール
申し込み開始
2016年4月1日
実施日
2016年4月1日
申し込み条件
契約電流60A以上、もしくは6kVA以上
ほくリンク会員

単価が従量電灯と変わらないのであれば、損をすることはないわけです。4月にならないと申し込みができないので、今は情報収集をしていきましょう!

節電した分だけ安くなる「デマンドレスポンス」ってどういうこと?

この「節電すると割引される」という仕組み、電力業界では「デマンドレスポンス」と呼ばれる仕組みで、電力会社が「節電に協力して〜!」と呼びかけた時期に、実際に節電をしてくれた人にメリットを出す考えかたなのです。
このしくみは、節電して電気を使わなかった分の電気代節約額+節電に協力したお礼の電気代割引で二重にうれしいところがポイントです。

いつ節電すればいいの?

北陸電力が期間を決めます。暑さ寒さが厳しいとか、発電所が点検に入ってしまうなどの理由によって、電気の使用量に発電が追いつかない「需給が厳しい」状況が予想されるとき、このプランの加入者にメールなどで節電協力の呼びかけが届く仕組みです。
つまり利用者はメールを待って、呼びかけが来たらエアコンの温度を変えたり、電気の使用を控えるだけで割引が受けられるんです。

割引額はどうやって決まるの?

北陸電力が設定した節電期間の指定時間帯と、その節電期間の直前の平日5日間の同じ時間帯の使用量を比較して、節電期間に少なかった使用量に応じて、電気代から割引が受けられます。
つまり、自分がどれだけ節電できるかだけでなく、北陸電力が節電実施日を何日設けるかによって、割引額が大きくなる可能性があるんですね。

割引額の確認は?

実際に北陸電力のカスタマーセンターに確認をとったのですが、確認方法の詳細はまだ決まっていないようでした。ただ、スマートメーターが設置されることになるので、WEB上で確認できるようにはなるだろうとのことですよ。

エコキュートを使っている人は「くつろぎナイト12」

「くつろぎナイト12」はエコキュートなどのヒートポンプ式給湯器を利用している人向けのプラン。20時〜翌朝8時までの料金単価が割安に設定されています。週末の昼間もオトクに使えるような料金プランになっています。現状の「エルフナイト10」を発展させてたイメージです。

区分単位料金
基本料金1契約につき最初の10kVAまで1620円00銭
上記をこえる1kVAにつき237円60銭
電力量料金
(1kWhにつき)
夏季昼間7〜9月の平日8〜20時33円96銭
その他季昼間10〜6月の平日8〜20時24円26銭
ウィークエンド土日祝日 8〜20時18円93銭
夜間20〜翌朝8時10円76銭

エコキュートなどのヒートポンプ式給湯器を使用していることが加入条件となります。スケジュールが他と違うので要注意です!

スケジュール
申し込み開始
2016年7月1日
実施日
2016年8月1日

「節電とくとくプラン」を組み合わせることで、さらに割引

「くつろぎナイト12」には「節電とくとくプラン」というオプションがあります。「節電とくとく電灯」と同じで、節電に協力してくれた分だけ電気料金を安くしますよ〜という仕組みです。「ほくリンク」の会員登録が必要です。

割引単価
節電電力量1kWhにつき194円40銭

 

節電期間に出かけるとオトク?「出かけて節電」

「節電とくとく電灯」「節電とくとくプラン」と組み合わせることで、さらにオトクになる「出かけて節電」という提案もセットで発表されました。
北陸電力は以前から「出かけて節電」の取り組みをほくリンク会員むけに提供してきました。「家にいない人は電気を使わない」という究極の考え方で、「クールシェア」「ヒートシェア」という言葉でも表現される、立派なエコアクションのひとつなんです。
「出かけて節電」では、提携企業の割引やポイント付与などのクーポンを配布することで利用者の外出を促すのがポイントです。今回のプランではどんな企業があるのかはまだ発表されていないのですが、いままでの取り組みでは飲食店や量販店、ボーリング場や温泉などのクーポンが配布されていたんです。期待できますね!
参照:新たな電気料金メニューの設定について

デマンドレスポンスを一般家庭向けに提案した北陸電力、顧客の反応は?

北陸電力の申し込み受付は4月からなので、顧客の反応がわかるのは春になってからですよね。北陸電力エリアは電気料金単価は低いのに、一般家庭のみなさんが支払っている電気代はダントツで高いエリアなんです。今回も単価を下げる云々というよりは、「みんなの電気代を下げるのに北陸電力が協力しますよー」的なニュアンスなのではないでしょうか?

エネチェンジではアナタに最適な電気料金プランを比較検討できるサービスエネチェンジ電力比較を提供しています。電力自由化後の最適な電気料金プラン探しに、ぜひご活用ください。

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この記事を書いた人

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エネチェンジ内のメディア「でんきと暮らしの知恵袋」の記事を執筆しています。電気・ガスに関する記事のほか、節約術など生活に役立つ情報も配信しています。

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