床暖房のガス代比較!ガス式・電気ヒーター式・ヒートポンプ式、どれがおトク?
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足元からぽかぽかと部屋全体を暖めるガス床暖房。空気は乾燥せず、部屋全体がムラなく暖かくなります。
導入してみたいけどガス代が気になるという方、使ってみたら思ったよりもガス代がかかったという方。やはりランニングコスト、床暖房のガス代がどれほどなのかが気になりますよね。
温水循環式ガス床暖房のガス代は一般的にどの程度なのか、そして他の種類の床暖房や暖房器具と比べてガス代は高いのか安いのか。ガス床暖房のガス代を節約する方法もお伝えします。
- 更新日
- 2023年10月27日
1カ月のガス床暖房のガス代はどのくらい?
- 1時間あたり
- 立ち上がり時 約42円
- 定常時 約9円
- 1日あたり
- 1日8時間運転した場合(立ち上がりから8時間運転) 約107円
- 1カ月あたり
- 1日8時間運転で1カ月使用した場合 約3,210円
出典:東京ガス
ガス床暖房と電気床暖房、ランニングコストはどっちが安い?
- 電気ヒーター式
- 熱源:電気
- 温水循環式
- 熱源:灯油
- 熱源:ガス
- 熱源:ヒートポンプ
先ほどご紹介した「ガス温水床暖房(NOOK・はやわざ)」は、温水循環式で熱源がガスのタイプのものです。床暖房のタイプによって、ランニングコストは大きな差があるのでしょうか。
パナソニックの電気ヒーター式床暖房「電気床暖房フリーほっと」(8畳)、温水循環式床暖房「フリーほっと温すいW」(8畳)、東京ガスの温水循環式ガス床暖房「ガス温水床暖房(NOOK・はやわざ)」(8畳向け)のひと月あたりのランニングコストを以下に比較しました。
床暖房タイプ | 熱源 | 1カ月あたりのランニングコスト (1日8時間使用した場合) |
---|---|---|
電気ヒーター式床暖房 | 電気 | 約2,800円〜6,100円 |
温水循環式床暖房 | ヒートポンプ式温水暖房機 | 約2,800円 |
石油ボイラー | 約3,900円 | |
都市ガス | 約3,210円 |
出典:パナソニックカタログ「2021 インテリア建材 暮らし&リフォーム」
パナソニックと東京ガスそれぞれの試算条件が異なるため、正確な比較はできませんが、床暖房のタイプ別にみると温水循環式床暖房よりも電気ヒーター式床暖房の方がランニングコストが高くなります。温水循環式床暖房は、熱源がヒートポンプ式温水暖房機のものがもっともランニングコストが安く、石油ボイラーがもっともランニングコストがかかっています。
他の暖房器具とのランニングコスト差は?
ガス床暖房は、部屋全体をあたためるのに向いている暖房です。同じように、部屋全体をあたためることが得意な暖房機器「エアコン」「ガスファンヒーター」「オイルヒーター」のランニングコストを比較します。
エアコン
参照機種:三菱電機「MSZ-ZW2521」
ガスファンヒーター
オイルヒーター
床暖房のランニングコストを抑える3つの節約方法
1)オンオフを繰り返さない
床暖房は立ち上がり時にランニングコスストが多くかかります。
- 立ち上がり時
- 1時間あたり約42円
- 定常時
- 1時間あたり約9円
立ち上がり時は定常時の約4倍以上のランニングコストがかかっています。そのため、床暖房はこまめにオン・オフを繰り返さない方がランニングコストを節約できます。
2)カーペットなど床を覆うものを置かない
床暖房は床からの「ふく射熱」や「熱伝導」で部屋を暖めるので、カーペットなどを床暖房が設置されている床の上においてしまうと熱が伝わりにくくなってしまいます。床暖房がある床の上には何も敷かないほうがランニングコストを節約できます。
3)タイマーの有効活用
床暖房は電源を切っても余熱で30分程あたたかさを保つことができます。就寝前やお出かけ前などは、30分前に電源を切るようにするとその分ランニングコストが節約できます。
また、立ち上がり時の電気代を抑えてゆっくり部屋を暖める省エネモードを搭載している床暖房の場合は、起床や帰宅の1時間前にタイマーをオンにしておくことで、ランニングコストの節約が可能です。
床暖房のガス代比較 まとめ
温水循環式ガス床暖房のガス代、他の種類の床暖房や暖房器具とのランニングコスト比較をご紹介しました。
多くのガス会社ではガス床暖房を使用している人向けの料金プランが用意されています。ガス床暖房を導入した際は、あわせてガス料金プランも見直しましょう。
ガス代がお得になるガス料金プランは、家庭ごとに異なります。自分に見合ったガス会社のプランをしっかり選ぶことで、ガス代を無駄なく節約していくことができますよ。
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電力会社切り替えはエネチェンジ電力比較を引き続きご活用ください。
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