契約アンペア数の確認方法を解説
「アンペア数を減らすと電気代を節約できる」と聞いたことありませんか?
アンペア数を減らして節約したいけど、そもそも自分の家のアンペア数を知らない人も多いかと思います。
そこで、この記事では、契約アンペア数の確認方法を解説します。また、アンペア数がどのように電気料金プランに関係するかや、アンペア数の選び方についても紹介するので参考にしてください。
- 更新日
- 2024年1月20日
アンペア数の確認方法
マイページや検針票で確認する
Webやスマホなどで確認できるマイページには、契約しているアンペア数が記載されています。また、紙の検針票や請求書が郵送されてくる方の場合、そちらでも確認できます。
「ご契約容量」または「ご契約電流」、「ご契約」などと記載されている欄(電力会社により記載方法が異なります)に、アンペア数が書かれているので、確認してみてください。
ブレーカーで確認する
ブレーカーに記載されているアンペア数やつまみの色でも確認できます。
どのような形でアンペア数を示しているのかは、電力会社によって異なるので、各電力会社のWebサイトなどを確認してください。例えば、東京電力はつまみの色と数字で、東北電力はアンペアブレーカーの数字で確認できます。
また、スマートブレーカーの場合はブレーカーが取り付けられていないので、その場合は前述した請求書やマイページを見る方法でチェックしましょう。
アンペア制かどうかは電力会社によって異なる
「アンペア数を下げると基本料金を節約できる」と言われることは多いでしょう。
アンペア数が上がると基本料金が高くなる「アンペア制」の場合、アンペア数を下げることで基本料金を節約できます。ただしアンペア制を採用している電力会社と、アンペア制ではなく「最低料金制」を採用している電力会社もあるので注意してください。
- アンペア制
- アンペア制の電気料金プランは、アンペア数ごとに異なる基本料金単価が設定されています。アンペア数が大きいほど基本料金が高くなる仕組みです。
北海道電力エリア・東北電力エリア・東京電力エリア・中部電力エリア・北陸電力エリア・九州電力エリアに多く見られます。 - 最低料金制
- 最低料金制の電気料金プランは、1契約ごとに最低料金が定められています。最低料金で定められた使用電力量を超えた分が、電力量料金として加算される仕組みです。契約時にアンペアを選ぶ必要はありません。
関西電力エリア・中国電力エリア・四国電力エリア・沖縄電力エリアに多く見られます。
アンペア数を選んだり、変更したりするのは、アンペア制の場合のみです。まずは、自分の契約がアンペア制かどうかを確認してみてください。
アンペア数の選び方
アンペア数は1日の中で、一度に使う電気の最大使用量を目安に決定します。
電気の使い方は季節によっても変動します。そのため、冷房や暖房を頻繁に使う夏や冬の最大使用量で計算すると、アンペア数が足りなくなるリスクが少ないので、おすすめです。家電のアンペア数の目安を見ながら、計算してみましょう。
エアコン6.6A+液晶テレビ(42型)2.1A+冷蔵庫(450Lクラス)2.5A+こたつ(強)5A+ドラム式洗濯乾燥機(洗濯時)2A+炊飯器(5.5号炊飯時)13A+卓上IHクッキングヒーター14A+ヘアドライヤー(強)12A
=57.2A
57.2Aが最大で使用する電力量の場合は、60Aが契約の目安となります。
アンペア数の変更方法
アンペア数は下記の手順で変更します。
- 契約内容の確認
- アンペア変更の申し込みする
- 必要があれば工事をする
まずは、現在契約している電気料金プランが、アンペア制かどうかを確認しましょう。電力会社のマイページなどで確認できます。
契約している電力会社のカスタマーセンターなどに連絡して、アンペア数変更の申し込みをしましょう。
家庭に設置されている電気メーターが、アナログメーターの場合は、工事が必要になります。基本的に工事費用は無料です。一方、スマートメーターの場合、工事は不要です。
アンペア数の変更について下記の記事で、詳しく紹介しています。
契約アンペア数の変更手続きと計算方法:契約アンペア数の目安も解説
アンペア数を減らせば節約できる?
アンペア制の場合、アンペア数を減らすことで節約できます。
さらに、電気代を節約したい方はアンペア数の変更以外には、電気料金プランの切り替えも検討してみましょう。
電気料金プランには、昼・夜など時間帯によって電気料金が安くなっているプランや、基本料金・電力量料金が割安になっているプランなど様々なタイプがあります。ライフスタイルや電力使用量によっては、プランの切り替えで電気代が安くなるかもしれません。
アンペア数の確認と見直しで節約
今回の記事では、契約アンペア数の確認・変更方法について解説しました。
電気料金プランがアンペア制の場合は、アンペア数を減らせば、その分の電気代が節約できます。まずは自分のアンペア数を確認してみましょう。
また、アンペア数の変更以外に、電気料金プランの切り替えで安くなる可能性もあります。ぜひ一度、電気料金プランを見直してみてください。
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