電気代の請求がおかしいのは漏電のせい?漏電の電気代への影響と対処法

この記事の目次
「電気代の請求金額が高すぎる」「電気代の請求がおかしいのでは」と思ったとき、漏電の可能性を考えるかもしれません。漏電というのは文字通り「電気が漏れていること」というのは想像がつきますが、あまり発生することがない現象です。そのためほとんどの方が電気代への影響、漏電のチェック方法、対処策を知らないのではないでしょうか。漏電が発生していると電気代がどうなるか、どのような対処をしたらいいのかわかりやすく解説していきます。
なお、電気代が高くなっている原因を網羅的に調べるためには、次の記事を参照にしてください。
→電気代が高い原因の調べ方をいますぐチェック
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漏電と電気代の関係
まずは漏電と電気代についてくわしく説明していきます。
漏電とは「電気回路の外に電気が漏れでてしまう」こと
漏電とは、本来電気が流れるはずの電気回路の外に電気が漏れでてしまう症状のことをいいます。漏電は、以下のような原因で生じます。
- コンセントとプラグの間に埃が溜まり、それが空気中の湿気を吸収する
- 防水性がない電気機器が濡れる、浸水する
- 絶縁体が老朽化する
- 電気工事に不備がある
- ねずみなどが電気配線をかじる
漏電だけでは電気代は上がらない
電気が漏れているということなので、電気代が急に跳ねあがると、どこかで漏電しているんじゃないかと心配する方もいると思います。
しかし、家庭に設置された分電盤は優れており、漏電が発生した場合は、すぐにブレーカーが落ちるようになっています。「漏電=電気代が膨れあがる」ということはまずありえません。
電気代が急に高くなる可能性は他にある
電気代が高くなる原因は、まず漏電ではありません。最近ではテレワークによる在宅時間の増加などの影響も考えられますし、電力消費量が大きい家電を最近使いはじめた、オール電化にしたなど他にも原因が考えられます。
電気代が高い原因とその調べ方については「電気代が高い原因は?原因の調べ方や電気代節約の方法を徹底解説!」を参照してください。
本当に漏電していたときの対処法
ここからは、家のなかで漏電が起きているという仮定のもと、対処方法を紹介していきます。
漏電箇所をチェック
やたらとブレーカーが落ちる症状がつづき、「もしかして漏電しているのではないか?」と思ったら、まずは家庭にある分電盤をチェックしましょう。
漏電ブレーカーを見れば、家のなかのどこで漏電が起きているのか突きとめられます。手順はこちらです。
- 主幹ブレーカーをオン、そして分岐ブレーカーはすべてオフにする
- 漏電ブレーカーをオンにする(ない場合は省く)
- 分岐ブレーカーをひとつずつオンにしていく
いまの分電盤は、分岐ブレーカーにきちんと「キッチン」や「リビング」など、どこに電気を送っているのかが示してあります。この方法でチェックをして、漏電ブレーカーが落ちた場所が漏電の発生箇所です。
複数箇所で漏電が起きている可能性もあるので、1箇所で漏電を特定したあとも、すべての分岐ブレーカーを試してください。
漏電している箇所を特定できたら、漏電している分岐ブレーカーはオフにしておきましょう。
ただし漏電箇所が特定できない場合もあります。この場合、一時的な漏電であったり漏電ブレーカー自体の故障等が考えられます。その場合、電気は使えるようになりますが、再度、漏電ブレーカーが落ちて停電する可能性があります。電気工事店等へ点検を依頼しましょう。
直らなければ業者を呼ぶ
漏電箇所のチェックが終了したら、念のため、そこにあるものを点検しましょう。家電製品のコードなどを確認し、破損があったら外してください。
再度分岐ブレーカーを使ったチェックをしてみても、漏電ブレーカー(主幹ブレーカー)に異常がある場合、配線のショートなどが可能性として考えられます。すぐに電力会社か電気工事業者へ修理を依頼しましょう。
漏電している場所は特定できているので、詳しい状況を説明して訪問してもらいましょう。修理に料金はかかりますが、家が火事になってしまったら大変です。面倒くさがらずに行動してください。
漏電の電気代と対策まとめ
漏電自体はほとんどの場合、電気代に直接的に影響を及ぼすことはありません。しかし漏電を放っておくと火災などの危険にもつながる厄介なものです。
湿気や結露は漏電の原因になりやすいので、部屋の湿度を管理しておきましょう。洗濯機や冷蔵庫のように、底に水がたまりやすい家電製品にも注意してください。
基本的に漏電は予防するものです。もしも漏電が発生した場合は、自分にできると思う対処方法だけ実践しましょう。対処が難しいと判断したら、すぐに電力会社か電気工事業者へ連絡を!
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