「PinT with 賃貸」とは?空室の電気契約で悩む不動産管理会社に利点は?
「PinT with 賃貸」は、管理物件の電気契約に関わるさまざまな手続きを簡略化するサービスです。導入を検討している不動産管理会社も多いことでしょう。
今回は、「PinT with 賃貸」についてさまざまな角度から紹介します。特にニーズの高い空室通電サービスについては、他社との違いなどもみていきます。
株式会社PinTについて
「PinT with 賃貸」を提供するのは、2018年4月に設立された株式会社PinT(以下PinT)です。PinTとは、どのような会社なのでしょうか。
東京電力EPとパネイルが共同出資
PinTは、東京電力エナジーパートナー(以下東京電力EP)株式会社と株式会社パネイル(以下パネイル)の共同出資により設立された会社です。
東京電力EPは、東京電力グループの小売電気事業を担う、言わずと知れた日本最大の小売電気事業者。一方のパネイルは、クラウド技術やAIを活用しエネルギー業界のDX化を進める新進気鋭の事業者。
両社がそれぞれの強みを活かし、有用なサービスを素早く展開することを目的に設立したのが、PinTです。
株式会社PinT設立の背景
設立の背景には、2016年4月1日の電力小売全面自由化、そして2017年4月のガス小売全面自由化があるようです。
自由化により、需要家は事業者や料金プランを比較できるようになりました。しかし、PinT設立の両社は、電気やガスの単純な比較に留まる状況を課題視。生活インフラなどを横断するサービスで現状を変革するために、新会社の設立に至ったとのことです。
出典:IT技術とエネルギーを融合し、電気やガスを全国販売する新会社の設立について
2021年5月、パネイルが民事再生を申請
PinTの共同出資者であるパネイルは、2021年5月に東京地裁に民事再生法の適用を申請。自力での再生が困難な経営状況に陥りました。
主な原因は、電力需給ひっ迫による電力仕入価格の高騰です。主に卸電力市場から電力を調達していたパネイルは、2018年夏、2020年冬の度重なる価格高騰で逆ザヤ(仕入価格が販売価格を上回る状態)が深刻化。自力での再建が困難になり、法的手段を講じることになりました。
この問題により、これから「PinT with 賃貸」を利用しても大丈夫なのだろうか、「PinT with 賃貸」を利用しているけどトラブルに巻き込まれないだろうか、と不安を感じている不動産管理会社もいるのではないでしょうか。
実は、PinT以外にも同様の不動産会社向けサービスを提供している事業者があります。
- スマ電
- エネチェンジ
エネチェンジの不動産会社向けサービスについて、詳しくは以下の記事で紹介しています。
賃貸仲介会社、賃貸管理業者さま向け「電力会社紹介パートナー」募集を開始!その概要とは?
それぞれの事業者の特徴については後ほど紹介します。いずれもPinTに劣らず便利なサービスを提供している事業者です。不安を感じている方は、PinT以外の事業者も検討してみてはいかがでしょうか。
エネチェンジの「電力会社紹介パートナー」をご検討ください!
エネチェンジでも空室通電や不動産管理会社様の収益化をお手伝いするサービスをご提供しています。これを機に、よりリスクの小さな事業者も検討しませんか?
- ENECHANGE株式会社 / エネチェンジ事業部
- 電話:050-3196-3081(平日10時から18時)
「PinT with 賃貸」とは?
PinTが提供する「PinT with 賃貸」とは、具体的にはどのようなサービスなのでしょうか。また、活用するとどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
「PinT with 賃貸」は不動産管理会社向けサービス
「PinT with 賃貸」は、不動産管理会社向けに提供されるサービスです。主な特徴を2つ紹介します。
- 所有物件における居室の通電を一括管理できる
- これまで入退去のたびに生じていた電気の切り替えを、Webから簡単に行うことができます。
- 所有物件の電気料金の支払い・請求処理を一元化できる
- 管理戸数が多いほど複雑化する支払い・請求処理をまとめられるため、大幅に作業時間を短縮できます。
「PinT with 賃貸」のメリット
「PinT with 賃貸」を利用すると、不動産管理会社にはどのようなメリットがあるのでしょうか。
- 空室コストを下げられる
- 通電状況の確認が容易なため、空室時の電気契約を管理しやすくなります。また、空室向けプランに加入することで、電気代を抑えることもできます。
- 管理コストを下げられる
- 入退去時の電気申込・解約をWebで行えるため、管理の手間を減らすことができます。
- 手数料収入が得られる
- 入居者へのPinT紹介した入居者が、PinTの電気を契約すると、販売代理等の手数料を得ることができます。
「PinT with 賃貸」のデメリット
「PinT with 賃貸」のデメリットもみておきましょう。
- 入居者への案内が必要
- 空室管理と、入居者への案内を不動産管理会社が自社で別々に行う必要があります。これを一気通貫して行い販売代理等の手数料収入を得られる事業者があるため、デメリットといえるでしょう。
空室通電サービスはPinT以外にも
PinT以外にも、不動産管理会社向けの空室通電サービスを提供する事業者があります。ここで、空室通電サービスを提供する事業者を紹介します。
スマ電の空室通電(スマート通電byスマ電)
スマート通電byスマ電という名称で提供される空室通電サービス。以下のような特徴やメリットがあります。
- 空室期間の通電・廃止をWebで申し込みできる
- 各物件の請求処理を一本化できる
- 空室期間、電気の基本料金は0円
基本的には、PinTが提供する空室通電サービスと特徴が似ています。そのため、管理画面の使いやすさなどが比較のポイントになります。
エネチェンジでも空室通電や収益化ができます!
エネチェンジでも、空室通電を行うことができます。ポイントは以下の2つです。
- システム導入による空室コスト削減
- 入居者情報の連携だけで入居者への電気の案内実施
空室通電システムの導入によりコストを大幅に削減できます。さらに、新たな入居者にはエネチェンジのでんきコンシェルジュが電気の紹介をするため、不動産管理会社に手数料をお支払いすることが可能です。
「PinT with 賃貸」をご検討の方は、コストの削減と収益化を少ない手間で行うことができるエネチェンジのサービスも、ぜひご検討ください!
エネチェンジではパートナー企業様を積極的に募集しております!
エネチェンジでは、空室通電サービスをご利用される不動産管理会社様など、パートナーを積極的に募集しております。お気軽にお問い合わせください!
- ENECHANGE株式会社 / エネチェンジ事業部
- 電話:050-3196-3081(平日10時から18時)
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