本記事では、北陸電力のアンペア変更手続きについて、契約アンペアを変更するメリットやデメリット、実際の手続きの方法などをご紹介します。

更新日

2023年4月11日

電気使用量と契約アンペア（契約容量）の目安

電気使用量に合わせて適切なアンペアで契約することは、電気代の節約に繋がります。

一人暮らしまたは二人暮らしの場合、多くの家電を同時に使う機会は多くありません。冷蔵庫やエアコンといった常時動いている家電もありますが、それ以外の家電を使用するタイミングをずらせば、契約アンペアを20～30Aに抑えることができます。

三人暮らし、四人暮らしと家族が増えていくと、次第に契約アンペアを40Aや50Aへと上げていく必要があります。契約アンペアを見直すなら、家族が増えた段階で見直すのがよいでしょう。

なおオール電化住宅の場合は、一般の住宅ではガスで賄っている部分を電力で賄うことになるため、より高いアンペア数が必要になります。

北陸電力の契約アンペアを変更したら料金は変わる？

契約アンペアを下げることで、電気料金の内訳のうち、基本料金を節約することができます。

ただし家電の使い方によってはブレーカーが落ちやすくなるなどのデメリットもあります。特に複数人が生活する家庭の場合、一度に多くの家電を使用することができなくなってしまうので、安易にアンペアを下げればよいというものではありません。

北陸電力「従量電灯B」契約アンペア別の基本料金

北陸電力「従量電灯B」の契約アンペアごとの基本料金は、次のとおりです。

• 10A…302円50銭
• 15A…453円75銭
• 20A…605円00銭
• 30A…907円50銭
• 40A…1,210円00銭
• 50A…1,512円50銭
• 60A…1,815円00銭

北陸電力「従量電灯B」の基本料金は、10Aにつき302円50銭となっています。

北陸電力「従量電灯ネクスト」契約アンペア別の基本料金

北陸電力「従量電灯ネクスト」の契約アンペアごとの基本料金は、次のとおりです。

• 10A…302円50銭
• 15A…453円75銭
• 20A…605円00銭
• 30A…907円50銭
• 40A…1,210円00銭
• 50A…1,512円50銭
• 60A…1,815円00銭

北陸電力「従量電灯ネクスト」の契約アンペア別の基本料金は、北陸電力「従量電灯B」と比較して同額に設定されています。また、「従量電灯ネクスト」は電気料金200円（税込）につきほくリンクポイントが1ポイント貯まるほか、契約の継続年数によってポイント還元率が上がるメリットがあります。

なお、「従量電灯B」「従量電灯ネクスト」ともに、契約アンペアの変更に費用は発生しません。

北陸電力の契約アンペア変更で立会いや工事は必要？

現在ではほとんどの住宅にスマートメーターが設置されており、その場合は電力会社からの遠隔操作で契約アンペアの変更ができるため、原則、工事やそれに伴う立ち会いは不要となっています。

アナログメーターの住宅の場合は、契約アンペアの変更にはアンペアブレーカーの工事が必要となります。その場合は立ち会いも併せて必要になるので、工事の日程には注意が必要です。また、アンペアブレーカーの取り付け以外の工事では立ち会いは不要ですが、設備の状況によっては立ち会いが必要になることもあります。

北陸電力の契約アンペア変更手続き

契約アンペアの変更には、契約内容の変更手続きが必要です。手続きは、北陸電力のホームページや電話で申し込みできます。インターネットからの申し込みの場合、作業日は申し込み日の翌日から起算して3日以上先（土日祝日、ゴールデンウィーク、12月29日～1月3日を除く）となります。

緊急の場合はインターネットではなく、電話で申し込みましょう。そのほか、お客さま番号が不明、アンペアブレーカーが北陸電力以外、60アンペアを超える契約容量に変更したいときなども、電話で申し込んでください。

北陸電力の契約アンペア変更だけでなく、電気料金プランの見直しも◎

北陸電力の電気をお使いの場合、適切な契約アンペアに変更するだけでも基本料金を節約することができますが、電気料金プランや、電力会社の見直しも電気代の節約には効果的です。

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