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季節によって太陽光発電での収入実績はどのくらい違う?

季節によって太陽光発電での収入実績はどのくらい違う?

東日本大震災の影響、地球への配慮、エコ活動の促進などによって、太陽光発電を導入する家庭が増えてきています。
しかし太陽光発電というものは、全く自然の力に頼った発電方法であるために、どのくらいの収入を生み出すか?ということは未知といえることでしょう。特に太陽光発電を始めたばかりの過程にとっては、電気代と売電料というものが予想しにくいことでしょう。
そこでここでは季節ごとの太陽光発電の収入実績について考えてみましょう。

どうして季節で違う売電量

太陽光発電は、その名前の通り太陽光を利用して電気を生み出すものです。太陽光は季節によって大きく変化していきます。

当然のことですが、冬になると日照時間が短くなります。また太陽も日本がある位置から遠ざかってしまいます。結果、冬には太陽光発電が生み出す電気の量は少なくなってしまいます。
逆に夏は日照時間も長くなり、太陽が日本のある位置に近づき太陽光も強くなります。そのために多くの電気を生み出し売電量も増えるのです。
では具体的にどのくらいの売電量の差が出るのか?ということを調べていきましょう。

季節ごとの売電量を実績で見てみよう

季節ごとの太陽光による売電量を調べるために、一般的な家庭のサイズの家で屋根一面に太陽光を設置してるケースを見てみましょう。実際の太陽光発電の記録を参考にしています。

1)春(3月から5月)


春はどんどん日照時間が増えていき、太陽光発電の売電量が増えていく時期です。春は晴れの日が多く太陽が隠れていません。そのために春と似た季節である秋よりも売電量が増すことが多いです。
春の売電収入を実績で見てみましょう。

3月
10000円程度
4月
11000円程度
5月
13000円程度

2)夏(6月から8月)


いわゆる稼ぎ時がこの夏です。夏は日差しもとても強く、日照時間も長いためにうれしい売電量を生み出すケースも多いのです。ただし梅雨の時期には、やはり雨の日が増えてしまうために、売電が思うようにいかない日々も少なくありません。どれだけ梅雨が長引くか?ということでも、売電量は変化してくるといえます。また夏はあまりの暑さから、昼間のあまり電気を使わない時間帯からエアコンを使うこともあります。これが売電量に響くことも予想されます。

6月
9000円から11000円程度
7月
15000円程度
8月
18000円程度

3)秋(9月から11月)


秋ははじめの方は、まだ夏日が続くことから日照時間が少なくなっても、日差しが強いために発電量も思った以上にキープできることが多いです。ただしそれも10月の中旬までです。秋が深まるころになると、とたんに発電量がぐんと減っていってしまいます。しかし秋はエアコンを使うことも暖房器具を使うこともあまりないために、発電した電気をより多く売りに出すことができます。売電量も大きく落ち込むということはないでしょう。

9月
13000円程度
10月
10000円程度
11月
9000円程度

4)冬(12月から2月)


冬は太陽光発電の売電量が一番落ち込んでしまう、試練の時といえることでしょう。冬の間は太陽が遠くなってしまい、日照時間も少ないために仕方のないことともいえます。そんな状況を打破するためには、やはり冬場の電気代の節約にかかっています。
室内が密封されるならば熱は逃げにくく、暖房費も節約できます。保温状態をできるだけ長く保つことが、売電量増加につながるカギとも言えます。

12月
9000円程度
1月
8000円程度
2月
7000円程度

太陽光発電の売電量の実績からわかること

太陽光の発電には季節によってばらつきがあることが分かります。そのために年間を通しての平均額で売電量というものを考える必要があります。
夏場の結果だけを見て、こんなに売電するのか!と思う人もいることでしょう。しかし現実は、冬場には売電量は下がってしまいます。つまり売電量についてのデータ、月々の金額を知りたい時には、年間を通した結果を参考にしなければならないのです。
年間を通して安定した売電量ではないことを覚えておくならば、家計への影響も最小限にとどめることができるでしょう。

少しでも太陽光発電の収入実績を上げるために

太陽光発電で少しでも高い売電実績を上げたい!というのが太陽光を導入した方の気持ちではないでしょうか?
もちろん地球のためにクリーンなエネルギーを使いたい!子供の未来のために温暖化を防ぎたい!などの理由も、太陽光発電導入のきっかけとなることでしょう。

しかし現実問題は、売電量を増やして少しでも収入につなげることが目標となるのではないでしょうか?季節ごとで売電量にばらつきがあるものの、少しでも売電量を増やすためには、

  1. 発電した電気を売電するために、できるだけ電気の使用を控える
  2. 発電した電気をできるだけ高く買い取ってくれる買取業者にスイッチする

ということができます。せっかく導入した太陽光です。有効に活用して売電量をアップさせたいものですね。

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