太陽光パネルのサイズ・重量一覧|6メーカーをまとめて比較

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太陽光パネルで発電量を少しでも多く確保するためには、パネルのスペックや設置方角はもちろん、屋根に無駄なく多くのパネルを設置することも重要です。そこで、主要な太陽光パネルメーカー6社のサイズ・重量・公称最大出力数を一度に比較できるように一覧にまとめました。
本記事のタイトル下の画像はイメージです。記事中のメーカーの商品画像ではありません。
- 更新日
- 2025年6月18日
6メーカーを比較!太陽光パネルのサイズ一覧
こでは、各メーカーから1シリーズをピックアップし、サイズ展開を一覧にまとめました。
サイズといっしょに把握しておきたいのが「公称最大出力」。サイズによって屋根に設置できる枚数が決まるため、どの程度発電できるかを知る上でも公称最大出力は重要な指標となるので、あわせてチェックするようにしましょう。
ロゴ | メーカー名 | 品番 | サイズ | 重量 | 公称最大出力 |
---|---|---|---|---|---|
長州産業 | CS-364B91 | 1544×1148×40mm | 18.9kg | 364W | |
CS-340B81 | 1616×1054×40mm | 18.6kg | 340W | ||
CS-243B91 | 1544×780×40mm | 13.1kg | 243W | ||
CS-223B81 | 1616×718×40mm | 12.8kg | 223W | ||
CS-223B81S | 1372×845×40mm | ||||
CS-120B91L | 1253×780×40mm(台形左用) | 8.7kg | 120W | ||
CS-120B91R | 1253×780×40mm(台形右用) | ||||
CS-120B91S | 804×780×40mm | 6.6kg | |||
CS-109B81L | 868×845×40mm(左用) | 7.7kg | 109W | ||
CS-109B81R | 868×845×40mm(右用) | ||||
CS-109B81S | 700×845×40mm | ||||
シャープ | NQ-290BP | 1721×768×40mm | 15.5kg | 290W | |
NQ-284BP | 284W | ||||
NQ-254BM | 1265×1155×46mm | 16.5kg | 254W | ||
NQ-241BT | 1146×996×38.5mm | 13.0kg | 241W | ||
NQ-236BG | 236W | ||||
NQ-230BP | 230W | ||||
NQ-180BM | 925×1055×46mm | 12.5kg | 180W | ||
NQ-161BT | 779×996×38.5mm | 9.0kg | 161W | ||
NQ-151BP | 151W | ||||
NQ-130LM | 1201×1055×46mm(台形左用) | 11.0kg | 130W | ||
NQ-130RM | 1201×1055×46mm(台形右用) | ||||
NQ-126LT | 1092×996×38.5mm(台形左用) | 9.0kg | 126W | ||
NQ-126RT | 1092×996×38.5mm(台形右用) | ||||
NQ-120LP | 1092×996×38.5mm(台形左用) | 120W | |||
NQ-120RP | 1092×996×38.5mm(台形右用) | ||||
![]() | パナソニック | VBM470KJ03N | 1762×1134×35mm | 21.5kg | 470W |
VBM265KJ01N | 1542×780×35mm | 13.0kg | 265W | ||
VBM130KJ02N | 810×780×35mm | 7.5kg | 130W | ||
![]() | マキシオン | SPR-MAX3-430-R | 1812×1046×40mm | 21.2kg | 430W |
SPR-MAX3-400 | 1690×1046×40mm | 19.0kg | 400W | ||
SPR-MAX3-375-BLK | 375W | ||||
![]() | カナディアン・ソーラー | CS6.2-48TM-455 | 1762×1134×30mm | 21.3kg | 455W |
CS6.2-48TM-450 | 450W | ||||
CS6.2-36TM-340 | 1334×1134×30mm | 16.3kg | 340W | ||
CS6.2-36TM-335 | 335W | ||||
CS6.2-32TM-300 | 1762×767×30mm | 14.7kg | 300W | ||
![]() | ハンファジャパン | Re.RISE-G3 440 | 1722×1134×30mm | 20.8kg | 440W |
Re.RISE MS-G3 290 | 1722×766×30mm | 15.2kg | 290W |
サイズ展開が豊富な太陽光パネルメーカー
太陽光パネルのサイズや形状のラインナップが豊富なのは、海外メーカーよりも日本メーカーに多い傾向があります。ここでは、サイズ展開が特に充実していておすすめできる日本の太陽光パネルメーカーをご紹介します。
長州産業

なかでも、豊富なサイズ展開を持つのが「Bシリーズ」です。標準的なモデルですが、10種類ものバリエーションがあり、台形やハーフサイズのパネルも取り揃えています。
もっとも大きなサイズのCS-340B81は、公称最大出力340W、モジュール変換効率20%。さらにモジュール出力保証が25年付帯しています。太陽光パネル業界では珍しい、設置部分からの雨漏り保証が10年間付いているのも特徴です。
シリーズ | 品番 | サイズ | 重量 | 公称最大出力 |
---|---|---|---|---|
Bシリーズ | CS-364B91 | 1544×1148×40mm | 18.9kg | 364W |
CS-340B81 | 1616×1054×40mm | 18.6kg | 340W | |
CS-243B91 | 1544×780×40mm | 13.1kg | 243W | |
CS-223B81 | 1616×718×40mm | 12.8kg | 223W | |
CS-223B81S | 1372×845×40mm | |||
CS-120B91L | 1253×780×40mm(台形左用) | 8.7kg | 120W | |
CS-120B91R | 1253×780×40mm(台形右用) | |||
CS-120B91S | 804×780×40mm | 6.6kg | ||
CS-109B81L | 868×845×40mm(左用) | 7.7kg | 109W | |
CS-109B81R | 868×845×40mm(右用) | |||
CS-109B81S | 700×845×40mm |
長州産業の太陽光パネルについて、詳しくはこちら。
シャープ

シャープのフラグシップモデル「BLACKSOLAR ZERO」は、台形やハーフサイズを含む9種類のサイズ展開があり、選択肢が豊富です。
太陽光パネルと架台の耐風圧性能が強化されているため、従来品に比べて屋根の設置有効スペースが拡がっている点も特徴。もっとも高出力のサイズでは、公称最大出力241W、モジュール変換効率21.1%。住宅の雰囲気を損ねないデザインも魅力で、2021年のグッドデザイン賞も受賞しています。デザイン重視の方にもおすすめです。
シリーズ名 | 品番 | サイズ | 重量 | 公称最大出力 |
---|---|---|---|---|
BLACKSOLAR ZEROシリーズ | NQ-290BP | 1721×768×40mm | 15.5kg | 290W |
NQ-284BP | 284W | |||
NQ-254BM | 1265×1155×46mm | 16.5kg | 254W | |
NQ-241BT | 1146×996×38.5mm | 13.0kg | 241W | |
NQ-236BG | 236W | |||
NQ-230BP | 230W | |||
NQ-180BM | 925×1055×46mm | 12.5kg | 180W | |
NQ-161BT | 779×996×38.5mm | 9.0kg | 161W | |
NQ-151BP | 151W | |||
NQ-130LM | 1201×1055×46mm(台形左用) | 11.0kg | 130W | |
NQ-130RM | 1201×1055×46mm(台形右用) | |||
NQ-126LT | 1092×996×38.5mm(台形左用) | 9.0kg | 126W | |
NQ-126RT | 1092×996×38.5mm(台形右用) | |||
NQ-120LP | 1092×996×38.5mm(台形左用) | 120W | ||
NQ-120RP | 1092×996×38.5mm(台形右用) |
太陽光パネルのサイズ選びで知っておきたいポイント
ここでは、太陽光パネルをサイズ重視で選ぶ際に、押さえておきたいポイントをわかりやすく解説します。自宅にあった最適な太陽光パネルを選ぶときの、参考にしてくださいね。
サイズによって発電量が異なる
太陽光パネルは、サイズが大きいほどセルの数も増えるため、出力も比例して大きくなります。例えば、長州産業のBシリーズで最も大きい「CS-364B91」(サイズ:1544×1148×40mm)は公称最大出力が364kWであるのに対し、最も小型の「CS-109B81S」(サイズ:700×845×40mm)は109kWとなっています。
また、メーカーごとに公称最大出力の数値も異なるため、「A社のパネルのほうが多く設置できても、B社のほうが合計の出力は高い」というケースも考えられます。同じスペースに設置できる枚数や公称最大出力をそれぞれシミュレーション・比較することで、どのメーカーやパネルがもっとも効率的か、見極めるのが賢い選び方です。
屋根の面積=設置可能面積ではない
太陽光パネルは、屋根の全面積を隙間なく覆うように設置することはできません。勾配のある屋根の場合は屋根の端(軒・けらば・棟)から30cm以上、平らな屋根の場合は屋根の辺の長さの10%(最長2m)以上離して設置することが、国の基準として義務づけられているからです。
さらにパネル同士の間隔や取り付け方向に制限があったり、強度などの理由で軒・けらばへの設置制限があったりすることも、理由として挙げられます。パネルのサイズだけを見て自己判断せず、まずは施工業者の現地調査について確認したり、相談するようにしましょう。
参照:住宅用太陽光発電の設計と施工|一般社団法人 太陽光発電協会戸建住宅の太陽光発電システム設置に関する Q&A|一般社団法人 環境共生住宅推進協議会
屋根の形状によってはハーフ・台形タイプを扱うメーカーを選ぶ
寄棟屋根や方形屋根などで、少しでも多く太陽光パネルを設置したい場合は、台形タイプのパネルを扱っているメーカーを選ぶのがおすすめです。また、天窓がある場合や屋根の形が複雑で設置場所に工夫が必要な場合には、ハーフサイズのパネルがあると柔軟に対応できます。
なお、台形タイプを取り扱っているメーカーは限られているため、事前に確認しておくと安心ですよ。
太陽光パネルはサイズ以外も要チェック!
屋根の形状によっては、太陽光パネルのサイズ展開は重要な要素です。反対に、切妻屋根などでサイズ展開を気にしない場合は、最大出力や保証期間なども含めて比較するとよいでしょう。
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