タダ電は1万円まで電気代が無料?電気料金プランやメリット・デメリットを解説

この記事の目次
本記事ではタダ電の電気料金プランの特徴やメリット、供給エリアや違約金の有無などについて、詳しくご紹介します。
年間平均28,311円節約できます!
エネチェンジ電力比較診断の3人世帯を選択したシミュレーション結果で、電気代節約額1位に表示されたプランの年間節約額の平均値です。節約額はギフト券などの特典金額も含まれています(シミュレーション期間/2022年1月1日〜2022年12月31日)
- 更新日
- 2023年6月12日
タダ電とは

株式会社エスエナジーとは
タダ電を販売する株式会社エスエナジーは、エネルギーサービスの企画・開発・運営に携わる企業です。タダ電のほかにもビットコインが貯まる「ビットでんき」、マイルが貯まる「マイルでんき」、電気代の5%がLGBTQ支援団体に寄付される「LGBTQでんき」などの電気ブランドのリリースを予定しています。
- 販売業者
- 株式会社エスエナジー
- 所在地
- 東京都港区南青山3-10-21
- 代表者名
- 代表責任者:山根 絵里菜
タダ電の供給エリア
タダ電の供給エリアは、次のエリアです。
賃貸住宅でもタダ電に切り替えられます。建物全体が高圧一括受電契約をしている場合は申し込めません。
タダ電の電気料金プラン
タダ電の電気料金プランには、「タダ電プラン」があります。「タダ電プラン」は一般家庭向けで、毎月最大10,000円分の電気代が無料になるのが特徴です。
タダ電は2023年6月8日現在、新規申し込みの受付を一時停止しています。
タダ電の電気料金算定方法について【電気代10,000円までが無料?】
タダ電の電気料金は、次の方法で算定されます。
- 電力量料金 ± 燃料費調整額 + 再生可能エネルギー発電促進賦課金
さらにタダ電では、毎月最大10,000円が電気料金※から減額されます。電気料金が10,000円未満の場合は、その金額を上限に減額されます。また、1カ月の電気料金が10,000円以上となった場合は、10,000円を超える金額のみが請求されます。月の途中から電気の供給が開始された場合は、その月の残り日数に応じて10,000円分を案分し、無料で使用できる電力量が定められます。
毎月1日から末日までの期間における、使用電力量×電力量料金を指します。
なお、タダ電の燃料費調整額には、日本卸電力取引所(JEPX)の市場価格に連動する単価は含まれていません。
なぜ10,000円までが無料になるの?
タダ電では、契約者が利用する専用アプリ内での広告配信や、電気料金が10,000円以上となった契約者に対する電気の小売による利益で、10,000円未満で無料になった電気料金を補填しているとしています。
タダ電の契約料金・解約金について
タダ電では、契約時に契約手数料などの費用はかかりません。また、契約期間は供給開始日から起算して1年間(以降1年ごとに自動更新)となっていますが、解約にあたって解約手数料・解約違約金などは発生しません。
タダ電「タダ電プラン」の料金表
区分 | 単位 | タダ電「タダ電プラン」料金(消費税率10%) |
---|---|---|
最低料金 | 1契約 | 0円00銭 |
電力量料金 | 1kWh | 65円00銭 |
タダ電「タダ電プラン」は、一般家庭向けの電気料金プランです。最低料金が設定されており、電力量料金は電気使用量にかかわらず、一律に設定されています。
タダ電のメリット・デメリット
タダ電の最大のメリットは、10,000円未満の電気代が無料になるということです。もともとタダ電に切り替えて電気料金が10,000未満になる見込みの方はもちろん、電気代が10,000円を超える方であっても、電気代から10,000円が割引されると見ることもできます。
いっぽうデメリットは、ほかの電力会社の単価と比べて、電力量料金単価が高く設定されている点です。ほかの電力会社よりも少ない量で電気代が10,000円に到達するので、切り替えを検討している方は現在の電気代ではなく、電気使用量をもとにシミュレーションする必要があります。
メリット・デメリットを総合すると、タダ電は一人暮らしなどで電気使用量が少ない方にとってメリットがある電力会社と言えます。逆にオール電化住宅やファミリー世帯など、電気を多く使う家庭では単価が割高なため、切り替えで電気代が高くなってしまう可能性があります。
タダ電の契約前に知っておきたいこと
ここではタダ電の契約を検討している方のために、事前に知っておきたい事柄をご紹介します。
タダ電の申し込み方法
- 1)申し込み手続きをする
- タダ電の専用アプリから申し込みが可能です。
- 2)スマートメーターの設置
- 現在利用されている電力メーターがスマートメーターではない場合には、スマートメーターの設置が必要です(タダ電への切り替えに限らず、電力会社を切り替える際には、スマートメーターの設置が必要です)。スマートメーターの設置は原則無料となっており、所要時間は5分から40分程度。また設置への立会いは原則不要です。
- 3)タダ電の電気、利用開始
- 申し込み手続きの完了後、最初の検針日からタダ電の電気が利用可能になります。
タダ電の支払い方法
- 支払い方法は?
- クレジットカードでの支払いが可能です。
- 請求書は?
- 専用アプリから確認できます。紙の請求書はありません。
【FAQ】タダ電のよくある質問
ここでは、タダ電に関する不安やよくある質問について、FAQ方式で解説します。
Q1)タダ電に切り替えると停電は増える?
送電網の保守管理はこれまで通り一般送配電事業者が担当するため、タダ電に切り替えたからといって停電などのトラブルが増えたり、電気の質が悪くなるといったことはありません。
Q2)ポイントはたまりますか?
タダ電では、ポイント還元などの特典はありません。
Q3)タダ電と東京電力EPはどちらが安いですか?
電気の使用状況によって適したプランが変わるため、どちらの電力会社が安いか一概には言えません。ただし、電気の使用量が少ない場合は、タダ電のほうがお得になる可能性があります。
Q4)賃貸住宅でもタダ電に切り替えられる?
賃貸住宅にお住まいの場合でも、タダ電に切り替えられます。ただし、建物全体が高圧一括受電契約をしている場合は切り替えられません。お住まいの賃貸住宅が高圧一括受電契約かどうかわからない場合は、管理会社や大家さんに確認してみましょう。
Q5)タダ電は急に値上げしたりしない?
電力会社が料金改定を行う場合、数カ月前に通知が行われるケースが一般的です。「来週から値上げ」といった急な値上げはなく、契約者が電力会社の切り替え検討を行う程度の期間は設けられると考えてよいでしょう。
Q6)法人も契約できる?
タダ電では、法人向けのサービスを提供していません。
タダ電の契約前にメリット・デメリットをチェックしよう!
タダ電への切り替えを検討している方は、切り替えた場合のメリットやデメリットについて、事前にしっかり確認しておきましょう。
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