東京電力からLooopでんきに切り替え!ミニマリストが電力会社選びで重視したポイントとは?
2018年5月に、引越しにあわせて東京電力からLooopでんきへと電力会社を切り替えたtakise5さんにお話をうかがいました。今回の切り替えの背景には、とある特徴的なライフスタイルが影響しているそうです。どんな生活を送っているの?電力会社選びで重視した点は?など、さまざまな質問に答えていただきました。
2018年12月時点の情報です。
家電製品をほとんど断捨離!でんきはあまり使いません
今回、takise5さんは東京電力の「従量電灯B」からLooopでんきの「おうちプラン」に切り替えました。Looopでんきの「おうちプラン」は、基本料金が0円で、電力量料金が一律26円/kWh(東京電力エリアの場合)と、使った分だけ電気料金を支払うシンプルな料金体系となっています。この基本料金が0円のプランを選んだ理由が、takise5さんのでんきの使い方と大きく関係しているようです。
-
現在のライフスタイルを教えてください。
-
自宅が職場のため、1日中家にいることがほとんどですね。朝8時から夜12時くらいまでパソコンで作業をしています。パソコン以外の家電製品はほとんど使いません。テレビ、掃除機、ドライヤー、炊飯器などは断捨離しました。モノをほとんど持たない、俗に言う「ミニマリスト」です。
-
ミニマリスト……!家電製品はほぼパソコンだけしか使わないということで、でんきの使用は少なそうですね。ちなみに、電力会社の切り替えは引越しがきっかけだったそうですが、どちらへ引っ越されたのでしょうか?
-
転職をきっかけに、千葉県野田市から茨城県笠間市へと引っ越しました。会社員ではなくなり、通勤をする必要もなくなったので、好きな場所に住所を移せました。以前から山の近くで暮らすことに憧れていたので、笠間市を選びました。
-
憧れの田舎暮らしがスタートしたというわけですね!では、引越しをしてからライフスタイルに変化はありましたか?
-
ほとんど変化はありません。しいて言えば、引越し先の笠間市は自然豊かで、家の周辺に日差しをさえぎる高い建物がなかったので、家庭用ソーラーパネルを1枚導入しました。パネルはベランダに吊るして発電を楽しんでいます。
発電を楽しんでいらっしゃるとは……でんきへのただならぬ愛情とこだわりを感じます!すでに多くの家電製品を断捨離し、物理的にでんきの使用を制限していることもありますが、家庭用ソーラーパネルを設置して、自家発電を行っているため、毎月の電気使用量はかなり少なくなりそうですね。
東京電力からLooopでんきへ!基本料金0円で電気代が500円以下に!
普段からでんきをあまり使わない生活を送っているtakise5さん。今回、東京電力からの切り替え先にLooopでんきを選んだのも、こうした生活スタイルが理由のひとつになったようです。どのくらい電気代の節約につながったのでしょうか?くわしくお聞きしてみました。
-
Looopでんきを選んだのはどうしてですか?
-
基本料金0円の電気料金プランに魅力を感じたことと解約違約金がなかったこと、それから、自然エネルギーの取り組みに力を入れていることが決め手になりました。
-
自然エネルギーの取り組みにまで着目されているのが素晴らしいですね!では、実際に切り替えてみていかがでしたか?
-
電気代が想像以上に安くなり、驚きました。切り替え前の5月と切り替え後の6月は、ともに電気使用量が14kWhで同じだったのですが、5月は1,420円だったところ、6月はわずか374円まで下がりました!生活は以前と変えていないのに、電気代が月500円以下になったのは信じられないくらいです。自分で意識的に目的を持って選んだこともあり、満足感は高いです。
-
すごい!電気代が大幅にダウンしましたね。今回、電力会社を切り替えてみて気がついたことはありましたか?
-
私のようなでんきをほとんど使わないミニマリストにとっては基本料金が大きな負担です。今回、Looopでんきに切り替えてみて、基本料金のない電力会社を選べば大きな節約ができることがわかりました。現在のプランのように使った分だけ支払うしくみだと、電気代もうまく“断捨離”できたと感じられてよいですね。Looopでんきは料金体系がシンプルで、電気代の内訳がわかりやすい点も安心できています。
Looopでんきとは?
Looopでんきは、基本料金0円のシンプルな料金プランが特徴の電力会社です。一般的に、電気代は「基本料金(固定費)」+「従量料金(使用した電気量に応じた料金)」によって決まります(※)が、Looopでんきの「おうちプラン」は基本料金が0円。実際にでんきを使った分だけ支払えばよい料金プランとなっています。
※燃料費調整額、再生可能エネルギー発電促進賦課金を除く
区分 | 単位 | Looopでんき おうちプラン料金(消費税10%) | |||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
エリア | 北海道 | 東北 | 東京 | 中部 | 北陸 | 関西 | 中国 | 四国 | 九州 | 沖縄 | |
基本料金 | 1契約 | 0円00銭 | 0円00銭 | 0円00銭 | 0円00銭 | 0円00銭 | 0円00銭 | 0円00銭 | 0円00銭 | 0円00銭 | 0円00銭 |
電力量料金 | 1kWh | 32円00銭 | 28円00銭 | 28円80銭 | 28円50銭 | 25円50銭 | 25円50銭 | 26円50銭 | 26円90銭 | 25円40銭 | 28円50銭 |
従量料金も1kWhあたりの単価が固定制なので、複雑になりがちな電気代の計算がシンプルでわかりやすくなっています。解約違約金がないのもうれしいポイントですね。また、Looopでんきは、太陽光、風力、水力をはじめとする自然エネルギーの普及を推進している電力会社のひとつ。環境への取り組みを重視した電力会社を応援したい方にもおすすめです。
Looopでんきの環境への配慮も選ぶポイントに!自分でも気をつけています
Looopでんきを選んだ決め手として、「自然エネルギーへの取り組み」を挙げていたtakise5さんですが、毎日の生活の中でも気をつけていることがたくさんあるそうです。
-
今回の電力会社切り替えにあたっては、環境への配慮も大きなポイントになったそうですが、ご自身でも気をつけていることはあるのでしょうか?
-
はい、たくさんあります。
- 車とバイクを手放しました。代わりに自転車に乗るようになりました。
- 100Wのソーラーパネルで電気の一部をまかなっています。
- エアコン、電子レンジ、冷蔵庫、温水洗浄便座などは極力使わないようにしています。
- モノが必要になったときにはまず中古品を探します。
- 食品と衣料はオーガニックを優先するようにしています。
- 生分解性の高い洗剤を使っています。
- 石油系製品よりも天然素材を使うようにしています。
-
電力会社選びだけでなく、普段から環境に配慮されていて素晴らしいですね!ちなみに、まだ切り替えたばかりで気が早いかもしれませんが、今後、どんな電力会社があったら次の見直しを検討したいなと思いますか?
-
今は「Looopでんき」で料金・品質ともに大きく満足しているので検討していませんが、でんきも地産地消したいという気持ちがあるので、もし地元・茨城に自然エネルギーに力を入れた電力会社ができて、しかも基本料金0円の料金プランを出してきたら切り替えを検討するかもしれませんね。あるいは、Looopでんきよりも自然エネルギーの割合がはるかに大きい電力会社が出てきたら、見直しを検討するかもしれません。
でんきの地産地消とは?
takise5さんのお話に「でんきの地産地消」という言葉が出てきました。これは文字どおり、つくったでんきを、その地域で消費することを指します。電力は、発電所からでんきを使う場所までの距離が長くなるほど大きなロスが生じます。逆に言えば、発電所から近い地元で消費できれば、ロスが減り効率的にでんきが使えるようになります。
また、日本はエネルギー自給率が低く、とくに石炭や石油、天然ガスといった化石燃料は海外からの輸入に大きく依存している状態です(参考:資源エネルギー庁「日本が抱えているエネルギー問題」)。そんな日本ででんきを地産地消するには、太陽光発電や風力発電、小水力発電といった再生可能エネルギーによる電源が欠かせません。つまり、でんきの地産地消を推進することは、再生可能エネルギーの普及推進になり、ひいてはエネルギー自給率の向上にもつながるのです。
これも1つの選び方。発電方法で電力会社を選んだゆりちゃんさんの切り替え体験談
東京電力からLooopでんきへの切り替えは手続きもらくらく!
最後に、takise5さんから電力会社の切り替えをご検討中のみなさんへ、メッセージをいただきました!
-
最後に、現在電力会社の切り替えをご検討中の方へメッセージやアドバイスをお願いします!
-
電力会社と契約するということは、その会社を応援することでもあります。現在の電力会社に気になるところがあるなら、納得がいく電力会社を探してみるとよいかと思います。電力会社の切り替えはとても簡単です。ネットからの申し込みだけで、あとは何もする必要はありません。もちろん従来と同じように電気が使えます。解約違約金がない電力会社もたくさんありますから、ほとんど何も負担にはならないはずですよ。
電力会社の切り替えは、「選ぶのに手間がかかりそう」「手続きが面倒くさそう」など不安に感じている方もいるかもしれませんが、takise5さんのいうとおり、手続き面での手間はほとんどありません。解約違約金がない電力会社もたくさんあるので、安心して切り替えることができますよ。
東京電力からLooopでんきに切り替えたことで地球環境に貢献できる
引越しをきっかけに、東京電力からLooopでんきに切り替えたtakise5さんにお話をうかがいました。
「ミニマリスト」のtakise5さんは、仕事で使用するパソコン以外ほとんどでんきを使わないという特徴的なライフスタイルの持ち主です。実際に、でんきの使用量はかなり少なめなので、そうなると気になるのが使用量にかかわらず支払うことになる「基本料金」です。
今回切り替えたLooopでんきの「おうちプラン」は、基本料金がなく使った分だけの支払いになるため、でんきの使用が少ないtakise5さんのライフスタイルに適した料金プランと言えそうです。
また、電力自由化によって、環境に配慮した自然エネルギー普及に力を入れている電力会社も自由に選べるようになりました。takise5さんのお話にもあったように、「電力会社と契約することは、その会社を応援すること」でもあります。間接的にではありますが、電力会社を選ぶことで地球環境に貢献できるようになったことも、電力自由化の大きな意義のひとつです。
電気代の節約だけでなく、環境への配慮という観点も含めて電力会社を比較すると、より満足度の高い切り替えができるかもしれませんね。
この記事を書いた人