東京ガスの電気・ガスセット割のデメリット!東京電力でまとめるのとどっちがお得?
この記事の目次
本記事では東京ガスの電気・ガスセット割のメリットやデメリットについて、詳しくご紹介します。
年間平均34,352円節約できます!
エネチェンジ電力比較診断の3人世帯を選択したシミュレーション結果で、電気代節約額1位に表示されたプランの年間節約額の平均値です。節約額はギフト券などの特典金額も含まれています(シミュレーション期間/2024年7月1日~2024年9月30日)
- 更新日
- 2024年10月29日
【徹底比較】東京ガス・東京電力EPで電気とガスをまとめるとどっちがお得?
ここでは、東京電力エナジーパートナー(以下、東京電力EP)と東京ガスを利用している人向けに、電気とガスを東京ガスと東京電力EPのどちらにまとめるのがお得なのか解説します。
東京ガス・東京電力EPの電気ガスセットはどっちがお得?電気代を比較!
東京ガスの電気ガスセットと東京電力EPの電気ガスセットは、それぞれ次の割引内容が適用されます。
- 東京ガス「ガス・電気セット割」の割引方法
- 電気の基本料金と電力量料金の合計額に0.5%を乗じた額が割引されます。燃料費調整額・再生可能エネルギー発電促進賦課金は割引の対象外です。
- 東京電力EP「ガスセット割」の割引方法
- 電気料金から102円が割引されます。
上記の割引も踏まえて、東京ガスと東京電力EPの組み合わせごとの料金をまとめました。
電気使用量/ガス使用量 | 東京電力EP+東京ガス | 東京ガス(セット割適用) | 東京電力EP(セット割適用) |
---|---|---|---|
100kWh/7㎥ | 5441円 | 5381円 | 5182円 |
200kWh/20㎥ | 10819円 | 10665円 | 10310円 |
300kWh/30㎥ | 15183円 | 14912円 | 14932円 |
400kWh/40㎥ | 20254円 | 19664円 | 19963円 |
東京ガスは、電気「基本プラン(30A)」・ガス「ずっともガス」。東京電力EPは、電気「スタンダートS(30A)」・ガス「とくとくガスプラン」をもとに算出。電気料金算出方法:「基本料金+電力量料金±燃料費調整額+再生可能エネルギー発電促進賦課金」で計算。燃料費調整額は、酷暑乗り切り緊急支援の補助金(1kWhあたり-2.5円)を含む2024年11月分のものを使用。ガス料金算出方法:「基本料金+従量料金((従量料金単価±原料費調整額)×ガス使用量)」で計算。原料費調整額は、酷暑乗り切り緊急支援の補助金(1㎥あたり-10円)を含む2024年11月分のものを使用。
東京電力EPの割引額は固定額のため、一人暮らしなどで電気使用量やガス使用量が少ない家庭では、東京電力EPのガスセット割を利用するほうがお得。例えば電気使用量100kWh、ガス使用量7㎥の場合、東京電力EP+東京ガスの料金と比べて259円安くなり、東京ガスのセット割適用料金と比較しても199円安くなります。
一方、電気やガスを多く使う家庭では、定率割引のガス・電気セット割が利用できる東京ガスのほうが、光熱費を節約できます。例えば電気使用量300kWh、ガス使用量30㎥の場合、東京電力EP+東京ガスの料金と比べて271円安くなり、東京電力EPのガスセット割適用料金と比較しても20円安くなります。
受付時間:9:00~17:30(土日・祝日も対応 )こちらの電話窓口では、東京ガスの電気・電気ガスセットの引越し手続きを受け付けています。本サービスでは、ENECHANGE株式会社のオペレーターが東京ガスの申し込み案内をいたします。【電気のみならどっちがお得?】東京ガス「基本プラン」と東京電力EP「スタンダードS」
ここでは、東京ガス「基本プラン」と東京電力EP「スタンダードS」の1カ月の電気料金を比較。東京電力エリアにお住まいで、契約アンペア数は30Aでシミュレーションしてみました。
1カ月の使用電力量 | 東京ガス「基本プラン」東京電力エリア料金(消費税率10%) | 東京電力EP「スタンダードS」料金(消費税率10%) | 差額 |
---|---|---|---|
100kWh | 3310円 | 3350円 | -40円 |
200kWh | 6176円 | 6293円 | -117円 |
300kWh | 9152円 | 9368円 | -216円 |
400kWh | 12335円 | 12852円 | -517円 |
500kWh | 15518円 | 16336円 | -818円 |
東京ガス「基本プラン」・東京電力EP「スタンダードS」ともに「基本料金+電力量料金±燃料費調整額+再生可能エネルギー発電促進賦課金」で計算。東京ガスと東京電力EPの燃料費調整額は、電気・ガス価格激変緩和対策事業の補助金(1kWhあたり-3円50銭)を含む2024年5月分のものを使用。
上記使用電力量の場合、東京電力EP「スタンダードS」と比較して東京ガス「基本プラン」の方が安いです。
【ガスのみならどっちがお得?】東京ガス「ずっともガス」と東京電力EP「とくとくガスプラン」
ここでは、東京ガス「ずっともガス」と東京電力EP「とくとくガスプラン」の1カ月のガス料金を比較。東京ガスエリアでシミュレーションしてみました。
1カ月のガス使用量 | 東京ガス「ずっともガス(東京地区等)」料金(消費税率10%) | 東京電力EP「とくとくガスプラン」東京ガスエリア料金(消費税率10%) | 差額 |
---|---|---|---|
7㎥ | 2043円 | 1886円 | 157円 |
15㎥ | 3512円 | 3201円 | 311円 |
20㎥ | 4430円 | 4023円 | 407円 |
30㎥ | 5671円 | 5522円 | 149円 |
40㎥ | 7210円 | 7021円 | 189円 |
ガス料金算出方法:「基本料金+従量料金((従量料金単価±原料費調整額)×ガス使用量)」で計算。原料費調整額は、電気・ガス価格激変緩和対策事業の補助金(1㎥あたり-15円)を含む2024年5月のものを使用。
上記ガス使用量の場合、東京ガス「ずっともガス」と比較して東京電力EP「とくとくガスプラン」の方が安いです。
ただし、東京ガスではパッチョポイントの還元があります。例えば、1カ月のガス使用量が20㎥だった場合、パッチョポイントが20ポイント貯まります。
東京ガスの電気・ガスセットプランについて
ここでは、東京ガスのセット割の適用条件やプランについてご紹介します。
東京ガスの「ガス・電気セット割」適用条件
東京ガスの「ガス・電気セット割」の対象プランは、次のとおりです。
- 電気料金プラン
- 基本プラン
- ガス料金プラン
- 東京ガスの全都市ガス料金プラン
また、東京ガスの「ガス・電気セット割」の適用条件は、次のようになっています。
- 東京ガスの都市ガスと電気の使用場所が同一であること
- 東京ガスの都市ガスと電気の契約者が同一であること
- ガス料金と電気料金を合算して支払うことクレジットカード払いの場合は同一クレジットカードにて、口座振替の場合は同一口座からの振替にて、払込みの場合は同一の払込書にて、合算して同時に支払うことを指します。
東京ガスの電気・ガスの料金プラン
東京ガスの電気料金プラン・ガス料金プランの特徴は、次のとおりです。
区分 | 単位 | 東京ガス「基本プラン」料金(消費税率10%) | |
---|---|---|---|
基本料金 | 10A | 1契約 | 295円24銭 |
15A | 442円86銭 | ||
20A | 590円48銭 | ||
30A | 885円72銭 | ||
40A | 1180円96銭 | ||
50A | 1476円20銭 | ||
60A | 1771円44銭 | ||
電力量料金 | ~120kWh | 1kWh | 29円90銭 |
121kWh〜300kWh | 35円41銭 | ||
301kWh〜 | 37円48銭 |
東京ガス「基本プラン」は、一般家庭向けの電気料金プランです。基本料金は契約アンペアによって異なり、電力量料金は3段階に設定されています。
なお、東京ガスの「ずっとも電気1」「ずっとも電気1S」「ずっとも電気2」は2021年5月16日に新規申し込み受付を終了しています。また、東京ガスが提供する、環境に配慮した電気が使えるプラン「さすてな電気」は、「ガス・電気セット割」の対象外なので注意しましょう。
- 一般料金
- 一般家庭向けのガス料金プランです。
- 暖らんぷらん
- ガス温水床暖房を使用している方向けのプランです。
- エコウィルで発電エコぷらん
- 家庭用コージェネレーションシステム(エコウィル)を使用している方向けのプランです。
- エネファームで発電エコぷらん
- 家庭用燃料電池(エネファーム)を使用している方向けのプランです。
- ずっともガス温水暖房
- 東彩ガス地区、東日本ガス地区にお住まいで、ガス床暖房や浴室暖房乾燥機などのガス温水暖房機器を使用している方向けのプランです。
- ずっともガス
- 一般家庭向けのガス料金プランです。毎月のガス代1,000円(税込)ごとに5ポイントの「パッチョポイント」がたまります。
なお、一般家庭向けのガス料金プラン「湯ったりエコぷらん」は2017年3月31日に新規申し込み受付を終了しています。
東京ガス「ガス・電気セット割」の割引額は?
東京ガスの「ガス・電気セット割(定率B)」は、電気の基本料金と電力量料金の総額から、0.5%を乗じた額が割引されます。燃料費調整額や再生可能エネルギー発電促進賦課金は割引の対象外です。セット割を適用した場合の電気使用量ごとの割引額は、次のとおりです。
割引額は少数点以下切り捨てとなります。
電気使用量 | 割引前の基本料金+電力量料金(消費税率10%) | 割引額 | 割引後の基本料金+電力量料金(消費税率10%) |
---|---|---|---|
100kWh | 4170円96銭 | 20円 | 4150円96銭 |
150kWh | 5831円26銭 | 29円 | 5802円26銭 |
200kWh | 7601円76銭 | 38円 | 7563円76銭 |
250kWh | 9372円26銭 | 46円 | 9326円26銭 |
300kWh | 11142円76銭 | 55円 | 11087円76銭 |
350kWh | 13016円76銭 | 65円 | 12951円76銭 |
400kWh | 14890円76銭 | 74円 | 14816円76銭 |
契約アンペア数を40Aとした場合の試算です。
東京ガスで電気・ガスセットにまとめるメリット・デメリット
ここでは、東京ガスで電気・ガスセットにまとめるメリット・デメリットについてご紹介します。
東京ガスで電気・ガスセットにまとめるデメリット
東京ガスで電気・ガスセットにまとめると、次のようなデメリットがあります。
まとめるデメリット1)一人暮らしなど電気使用量が少ないと割引額が少ない
東京ガスの電気の割引額は、基本料金+電力量料金の合計金額に0.5%を乗じた額となっています。一人暮らしなどで電気をあまり使用しない家庭の場合、割引額が小さくなるため、セット割の恩恵を受けにくくなります。
まとめるデメリット2)セット割でガス代の割引はない
東京ガスの「ガス・電気セット割」は、電気料金から割引されるのみで、ガス料金からの割引はありません。ガス料金の節約には繋がらないので、その点をデメリットに感じる人もいるかもしれません。
まとめるデメリット3)セット割を申し込みできるエリアが限られている
東京ガスの電気の供給エリアは、東京電力エリアに限られています。東京ガスの都市ガス供給エリアも関東周辺(東京ガスエリア)に限られているので、東京ガスのセット割を利用できるのは、東京電力エリアかつ東京ガスの都市ガス供給エリアにお住まいの人のみとなります。
仮に東京電力エリアにお住まいであっても、東京ガスの都市ガス供給エリア外の場合、セット割を利用することはできません。
まとめるデメリット4)セット割が適用される電気料金プランが少ない
現在利用可能なセット割で対象となる電気料金プランは、「基本プラン」のみです。ガスに関してはエネファーム向けのプランや、ガス温水床暖房向けのプランなど選択肢が複数ありますが、電気料金プランはひとつしかない点はデメリットと言えるでしょう。
東京ガスで電気・ガスセットにまとめるメリット
東京ガスで電気・ガスセットにまとめると、次のようなメリットがあります。
まとめるメリット1)電気代が安くなる
東京ガス「基本プラン」は、基本料金と121kWh以上の電力量料金単価が東京電力「スタンダードS」よりも割安に設定されているので、「スタンダードS」からの切り替えの場合、電気代が安くなる可能性があります。また、「ガス・電気セット割」の適用で電気料金が割引されるので、さらに電気代の節約に繋がります。
まとめるメリット2)パッチョポイントが貯まりやすくなる
東京ガスの「ガス・電気セット割」を契約していて、以下の条件を満たしている場合、ガス・電気セットポイントとして、ガス料金1,000円(税込)につきパッチョポイントが15ポイント貯まるようになります。
- 1)以下のいずれかのガス料金プランを該当のエリア内で契約していることa)「ずっともガス」:東彩ガス地区・東日本ガス地区・日本瓦斯(ニチガス)真岡地区b)「ずっともガス温水暖房」:東彩ガス地区・東日本ガス地区
- 2)請求月の翌月第9営業日および、翌月末時点のいずれの時点でも東京ガスのWEB会員サービス「myTOKYOGAS」の会員であること、かつ契約したガス料金プランのお客さま番号が「myTOKYOGAS」に登録されていること
東京ガスのガスのみを契約している場合、還元率はガス料金1,000円(税込)につきパッチョポイント5ポイントとなっているため、電気も東京ガスにまとめることで効率良くパッチョポイントを貯めることができますよ。
東京ガスの電気のみを契約している場合、パッチョポイントによるポイント還元はありません。
まとめるメリット3)支払いがまとめられる
電気とガスをセットで契約すると、電気料金とガス料金が合算して請求されるようになります。セットにしないと電気とガスで異なる日に請求がくるところ、合算された額が一度に請求されるので、家計管理が楽になるメリットがあります。
よい・悪い口コミは?東京ガスの電気・セット割の評判
ここでは、東京ガスの電気やセット割の評判について、口コミをご紹介します。
口コミは2023年12月5日に更新したものです。
東京ガスの電気・セット割のよい評判
引っ越ししてから、なぜか電気料金が3〜4割安くなった!
家電も変えてないし、特に節電を意識しているわけでは無いけど、謎
前の家は電気盗まれてたのかなwちなみに東京ガスで電力も契約してるけど、東京電力より安いよ!(比較した)
セット割あるし#電気代— みくかぶ🦋専業投資家👼 (@miku919191) August 30, 2023
東京ガスの電気・ガス料金の明細ページ、ほんと見やすい
— でんすけ (@dennsuke) December 2, 2023
電気代を東京ガスのセット割にしてるせい?この夏の料金が激安だった
— 宮越里子 (@osonodoyo) October 20, 2023
東京ガスの電気・セット割のよい評判・口コミには、料金の安さやマイページの使いやすさを評価する声がありました。
東京ガスの電気・セット割は高い?悪い評判
①東京ガス。東京ガス電気とガスのまとめ割
②東京電力。電気とガス東京電力ガスのまとめ割。
どちらもまとめ割は原料費調整額の変動価格の上限がないから輸入状況いかんでは客が個別契約より損をするリスクが伴うと。
やっぱ別途契約だな— 人生トラベラーマン (@ColemanYasser) December 4, 2023
東彩ガスから東京ガスに切り替えて15カ月経過。切替えてからの方がガス代は下がっている。
価格調整費の上限設定がないので電気のセット契約はしない。怖くてできない。— ( ゚д゚) ハッ! Takeyama (@r722) August 27, 2023
東京ガスはセット割の割引率が低過ぎてあまり安いって感じはないかもな
単にガスと電気をまとめて支払えるから利用しやすいってだけかも— 物忌 (@khnnr0212) January 24, 2023
東京ガスの電気・セット割の悪い評判・口コミには、セット割の対象プランの燃料費調整額や原料費調整額に上限がないことや、セット割の割引率の低さを指摘する意見がありました。
東京ガスの値上げ情報
東京ガスの値上げ・料金改定については、以下の記事でまとめています。
東京ガスの値上げについて、詳しくは以下の記事で解説しています。
東京ガスの電気・ガス料金の値上げと料金改定情報まとめ
東京ガスの電気の契約方法・契約に関する情報
東京ガスは次の流れで契約をします。現在契約中の電力会社に解約の連絡は不要。また、事務手数料など初期費用もかからず、工事なども発生しません。
- Step1.契約に必要な情報を用意する
- 供給地点特定番号や支払いに使用するクレジットカード・口座番号などの情報を用意します。
- Step2.Webで手続きをする
- 東京ガスの電気は、Webで申し込みをします。検針表または現在契約中の電力会社のマイページを見ながら手続きをするとスムーズですよ。重要事項説明書や約款の内容も念入りに確認しましょう。
- Step3.使用開始日の確認をする
- Webでの手続きが終われば、あとは待つだけ。申し込み完了後に切り替え日のお知らせが届くので、必ず確認をしてください。
引越し時の手続きは方法が異なります。詳しくはこちら。
東京ガスの解約方法、注意点、解約手数料・解約違約金は?乗り換え先の選び方は?
東京ガスで電気とガスをまとめる最大のメリットはセット割
東京ガスの一番のメリットは、電気とガスをまとめるセット割がお得なことです。ただし人によっては、それぞれ別々に契約したほうが節約につながる可能性もあります。本当に安くなるのか気になる方は、一度電気料金プランやガス料金プランを比較してみることをおすすめします。
電気・ガス比較サイト「エネチェンジ」では、郵便番号などの情報を入力するだけであなたにぴったりの電力会社・電気料金プランを見つけられます。お得なキャンペーンを実施している電力会社も多いので、ぜひ一度チェックしてみてくださいね。
この記事を書いた人