東京ガスで電気・ガスをまとめるメリット・デメリット!東京電力でまとめるのとどっちがお得?

東京ガスで電気・ガスをまとめるメリット・デメリット!東京電力でまとめるのとどっちがお得?
電力会社・電気料金プランの選び方

「東京ガスのガスと電気はまとめるとどれくらいお得?」と疑問を持っている方必読。東京ガスのガスと電気のセットプランのメリット・デメリットなど徹底解説します。東京電力EP「従量電灯B」と東京ガス「基本プラン」は比較して安いのか、セット割は適用されるのか、解約金はあるのか、契約前に知っておきたいことばかり!

東京ガスは都市ガスだけでなく、電気の販売もしています。電気とガスをまとめることによってセット割が適用されるため、検討している方も多いのでは。東京ガスが提供する電気とガスをまとめて契約する前に知っておきたい情報を徹底解説。

また電気とガスをまとめて契約する場合、東京ガスと東京電力とではどちらがお得なのかについても比較していきます。

光熱費を節約したいという方はぜひチェックしてくださいね。

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更新日
2023年4月7日

電気とガスのセットプランがあるのは東京ガスだけじゃない

東京ガスでは電気とガスをセットで契約できますが、ほかの電力会社にも電気とガスのセットプランがあります。

エネチェンジでは、電気・ガスのセットプランを厳選しています。お得なキャンペーンを実施している電力会社もあるので、ぜひチェックしてみてください。記事を読み進める前に、まず他社のプランと比較してみませんか?

東京ガスの電気料金プラン・ガス料金プラン

まずは東京ガスが提供する電気料金プラン、ガス料金プランの特徴を見ていきましょう。

東京ガスの電気料金プラン

東京ガスの一般家庭向け電気料金プランは、以下の通りです。

「基本プラン」
東京電力エナジーパートナー(以下「東京電力EP」)「従量電灯B/C」相当で、契約電流が10A~60A、または契約容量が6kVA~50kVA未満の方が契約できる一般家庭向けのプランです。

一般家庭向けの電気料金プラン「ずっとも電気1」「ずっとも電気1S」「ずっとも電気2」は2021年5月16日に新規申し込み受付を終了しています。また、東京ガスが提供する、環境に配慮した電気が使えるプラン「さすてな電気」は、セット割引の対象外なので注意しましょう。

東京ガスのガス料金プラン

東京ガスのガス料金プランは、以下の通りです。

一般料金
一般家庭向けのガス料金プランです。
暖らんぷらん
ガス温水床暖房を使用している方向けのプランです。冬期(12~4月検針分)のガス代がお得になる料金設定となっています。またオプション割引「バス暖割」「エコ割」「セット割」が適用されると、さらにガス代が年間3%~6%割引されます。
ガス使用量が1㎥/月未満の場合は、オプション割引額は0円です。群馬南地区・東彩ガス地区・東日本ガス地区・日本瓦斯(ニチガス)真岡地区にお住まいの方は、「暖らんぷらん」に申し込みできません。
エコウィルで発電エコぷらん
家庭用コージェネレーションシステム(エコウィル)を使用している方に向けたプラン。冬期のガス代がお得になる料金設定が特徴です。またガス代が年間8%割引(割引上限額は6,286円/月)されます。ガス使用量が1㎥/月未満の場合は、割引額は0円です。群馬南地区・東彩ガス地区・東日本ガス地区・日本瓦斯(ニチガス)真岡地区にお住まいの方は、「エコウィルで発電エコぷらん」に申し込みできません。
エネファームで発電エコぷらん
家庭用燃料電池(エネファーム)を使用している方向けのプランで、一般料金に比べてお得で、冬期の料金設定が割安となっています。またオプション割引「バス暖割」「床暖割」「セット割」が適用されると、さらにガス代が年間3%~13%割引されます。ガス使用量が1㎥/月未満の場合は、オプション割引額は0円です。群馬南地区・東彩ガス地区・東日本ガス地区・日本瓦斯(ニチガス)真岡地区にお住まいの方は、「エネファームで発電エコぷらん」に申し込みできません。
ずっともガス温水暖房
東彩ガス地区、東日本ガス地区にお住まいで、ガス床暖房や浴室暖房乾燥機などのガス温水暖房機器を使用している方向けのプランです。東京ガスの電気料金プラン「基本プラン」をセットで申し込むと毎月の電気・ガス代1,000円(税込)ごとにそれぞれ15ポイントのパッチョポイントがたまる特典が適用されます。ポイント付与にはWeb会員サービス「myTOKYOGAS」の登録が必要です。
ずっともガス
一般家庭向けのプラン。毎月のガス代1,000円(税込)ごとに5ポイントの「パッチョポイント」がたまります。

なお、一般家庭向けのガス料金プラン「湯ったりエコぷらん」は2017年3月31日に新規申し込み受付を終了しています。

東京ガスの電気・ガス料金プランに解約金はある?

東京ガスの電気・ガス料金プランはともに、解約時に解約手数料・違約金がかかりません。またセット割についても解約金の類は発生しません。

東京ガスで電気とガスをまとめるメリット・デメリット

ここでは東京ガスで電気とガスをセットで契約した場合の、メリットとデメリットをご紹介します。

まとめるメリット1)セット割が適用される

東京ガスの都市ガスと東京ガスの電気「基本プラン」を契約した場合、「ガス・電気セット割(定率B)」が適用されます。1契約ごとに、毎月の電気料金の基本料金と電力量料金の税込合計額から、合計額に0.5%を乗じた額が割引(割引額は小数点以下切り捨て)されます。セット割の適用条件は以下のとおりです。

ガス・電気セット割の適用条件
  • 東京ガスの都市ガスと電気の使用場所が同じであること。
  • ガスと電気の契約者が同じであること。
  • ガス料金と電気料金を合算して支払うこと。

合算とは、料金をクレジットカード払いの場合は同一のクレジットカードで、口座振替払いの場合は同一の口座からの振替で、払込みの場合は同一の払込書で合算し、同時に支払うことをいいます。

まとめるメリット2)パッチョポイントが貯まりやすくなる

パッチョポイントとは東京ガスの会員向けポイントサービス。dポイントやPontaポイント、楽天ポイントなどさまざまな提携ポイントと交換ができます。「ずっともガス」を単体で契約していてもパッチョポイントは貯まりますが、「基本プラン」とセットで契約したほうが効率よくポイントを貯められるんですよ。

東京ガスの電気とガスそれぞれのポイント還元率は、次のとおりです。

東京ガスのポイント還元率
  • 「ずっともガス」を契約……毎月のガス料金1,000円(税込)あたり5ポイント
  • 「基本プラン」を契約……毎月の電気料金1,000円(税込)あたり15ポイント

まとめるメリット3)「クラシル」の人気ランキングなどが使える

毎日の献立からスイーツまで、さまざまなレシピを配信しているレシピ動画サービス「クラシル」。東京ガスのガスと電気をセットで契約することで、本来は有料の「クラシルプレミアム」でしか利用できない人気順検索と人気ランキングの機能が、無料で利用できるようになります。

利用にあたってはWeb会員サービス「myTOKYOGAS」の登録が必要です。

まとめるメリット4)支払いがまとめられる

ガスと電気をセットで契約すると、ガス料金と電気料金が合算して請求されるようになります。セットにしないとガスと電気で異なる日に請求がくるところ、合算された額が一度に請求されるので、家計管理が楽になるメリットがあります。

東京ガスの電気とガスのセットプランのデメリットは?

デメリットのひとつは、CO2排出量が実質ゼロの電気料金プラン「さすてな電気」がセット対象外となっている点です。環境に配慮した電気を利用したい方にとっては、デメリットにあげられるかもしれません。

もうひとつのデメリットは、セットプランが必ずしも一番安くなるとは限らないことです。ご家庭のライフスタイルによってはまとめて契約するよりも、安くなる電気料金プランとガス料金プランをそれぞれ別の会社で選んだほうが、結果的に合計金額が安くなる場合があります。

電気・ガス比較サイト「エネチェンジ」では、郵便番号などの情報を入力するだけで節約につながる電気料金プラン・ガス料金プランを見つけられます。電力会社とガス会社を同時に診断することもできるので、気になる方はぜひ試してみてくださいね。

東京ガスで電気とガスをまとめるとどれだけお得?

電気を東京電力EP「従量電灯B」、ガスを東京ガス「一般料金」の組み合わせで契約している方が、東京ガスのセットプランに切り替えるとどれだけお得か徹底比較します。

東京電力EP「従量電灯B」+東京ガス「一般料金」から切り替えた場合

区分単位東京電力EP「従量電灯B」料金(消費税率10%)東京ガス「基本プラン」料金(消費税率10%)
基本料金10A1契約295円24銭286円00銭
15A442円86銭429円00銭
20A590円48銭572円00銭
30A885円72銭858円00銭
40A1180円96銭1144円00銭
50A1476円20銭1430円00銭
60A1771円44銭1716円00銭
電力量料金〜120kWh1kWh19円91銭19円78銭
121kWh〜300kWh26円51銭25円29銭
301kWh〜30円60銭27円36銭

東京ガス「基本プラン」を東京電力EP「従量電灯B」と比較すると、基本料金は同額ですが電力量料金がすべての区分で安く設定されています。電気の契約・電気使用量を40A・450kWh、ガスの使用量を30㎥と仮定してセット割も含めて試算してみると、以下のようになります。

東京電力EP「従量電灯B」+東京ガス「一般料金」
12,931円96銭+4,969円80銭=17,901円76銭
東京ガス「基本プラン」+東京ガス「一般料金」(セット割適用)
12,173円80銭-(12,173円80銭×0.005)+4,969円80銭=17,083円60銭

東京ガスのセットプランに切り替えると、月額で818円16銭、年間では9,817円92銭の節約になります。

東京電力EPの電気・ガスセットと東京ガスの電気・ガスセットはどっちがお得?

東京電力EPと東京ガス、それぞれの電気・ガスセットはどちらがお得なのでしょうか?まずは電気料金プラン・ガス料金プランをそれぞれ比較してみましょう。

区分単位東京電力EP「スタンダードS」料金(消費税率10%)東京ガス「基本プラン」料金(消費税率10%)
基本料金10A1契約295円24銭286円00銭
15A442円86銭429円00銭
20A590円48銭572円00銭
30A885円72銭858円00銭
40A1180円96銭1144円00銭
50A1476円20銭1430円00銭
60A1771円44銭1716円00銭
電力量料金~120kWh1kWh19円91銭19円78銭
121kWh〜300kWh26円49銭25円29銭
301kWh〜30円60銭27円36銭

東京電力EP「スタンダードS」と東京ガス「基本プラン」を比較すると、基本料金は同額に設定されていますが、電力量料金はすべての区分で東京ガス「基本プラン」のほうが割安に設定されています。

区分1カ月の
ガスご使用量
東京電力EP「とくとくガスプラン」基本料金(消費税率10%)東京ガス「一般料金」基本料金(東京地区等料金)(消費税率10%)東京電力EP「とくとくガスプラン」基準単位料金(消費税率10%)東京ガス「一般料金」基準単位料金(東京地区等料金)(消費税率10%)
A表0㎥をこえ20㎥まで736円23銭759円00銭140円94銭145円31銭
B表21㎥をこえ80㎥まで1024円32銭1056円00銭126円54銭130円46銭
C表81㎥をこえ200㎥まで1195円04銭1232円00銭124円40銭128円26銭
D表201㎥をこえ500㎥まで1835円24銭1892円00銭121円20銭124円96銭
E表501㎥をこえ800㎥まで6103円24銭6292円00銭112円67銭116円16銭
F表801㎥をこえる場合12078円44銭12452円00銭105円20銭108円46銭

また、東京電力EP「とくとくガスプラン」と東京ガス「一般料金」を比較すると、すべての区分で東京電力EP「とくとくガスプラン」のほうが割安に設定されています。

それでは、これらのプランと合わせて電気・ガスセット割を適用した料金を比較してみましょう。契約アンペア数40A・電気使用量450kWh・ガス使用量30㎥の条件で、1カ月の料金を試算します。

東京電力EP「スタンダードS」+東京電力EP「とくとくガスプラン」(セット割適用)
12,928円36銭-102円+4,820円52銭=17,646円88銭東京電力EPはガスセット割が適用される場合、電気代が102円(税込)割引されます。
東京ガス「基本プラン」+東京ガス「一般料金」(セット割適用)
12,173円80銭-(12,173円80銭×0.5%)+4,969円80銭=17,083円60銭東京ガスはガス・電気セット割が適用される場合、電気代が0.5%割引されます。

東京電力EPと東京ガス、それぞれのガスセット割引適用後の料金を比較すると、東京ガス「基本プラン」+東京ガス「一般料金」の電気・ガスセットのほうが、1カ月で563円28銭、年間にして6,759円36銭安くなることがわかります。

なお、東京電力EPには電気料金・ガス料金以外のメリットもあります。東京電力EP「スタンダードS」や東京電力EP「とくとくガスプラン」に加入していると、電気設備や水回りなどのトラブルに24時間365日対応してくれる「生活かけつけサービス」が利用できます。また、東京電力EP「とくとくガスプラン」に加入している場合、「ガス機器・床暖修理サービス」も合わせて利用できます。

光熱費を節約したい方は東京ガスの電気・ガスセット、万が一の際のサポートも重視したい方は、東京電力EPのガスセット割を利用するのがおすすめです。

「生活かけつけサービス」「ガス機器・床暖修理サービス」の利用は、条件によっては有料になる場合があります。詳しくは東京電力EPのホームページをご確認ください。

東京ガスの値上げ情報

東京ガスの値上げ情報についてご紹介。

現在、東京ガスから電気料金の基本料金・電力量料金の値上げ情報の発表はありません。電気料金の値上げ情報があった際は随時更新します。

東京ガスで電気とガスをまとめる最大のメリットはセット割

東京ガスの一番のメリットは、電気とガスをまとめるセット割がお得なことです。ただし人によっては、それぞれ別々に契約したほうが節約につながる可能性もあります。本当に安くなるのか気になる方は、一度電気料金プランやガス料金プランを比較してみることをおすすめします。

電気・ガス比較サイト「エネチェンジ」では、郵便番号などの情報を入力するだけであなたにぴったりの電力会社・電気料金プランを見つけられます。お得なキャンペーンを実施している電力会社も多いので、ぜひ一度チェックしてみてくださいね。

この記事を書いた人

エネチェンジ編集部

エネチェンジ編集部

エネチェンジ内のメディア「でんきと暮らしの知恵袋」の記事を執筆しています。電気・ガスに関する記事のほか、節約術など生活に役立つ情報も配信しています。

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