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洗濯乾燥機の電気代は?縦型とドラム式など種類によって電気代は違う?

洗濯乾燥機の電気代は?縦型とドラム式など種類によって電気代は違う?
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天気が悪くてなかなか洗濯物が乾かない日や、長雨や花粉のシーズンなど、外に洗濯物が干せないときに洗濯乾燥機を使うご家庭は多いでしょう。洗濯乾燥機で乾燥する場合、電気代はどれくらいかかっているのでしょうか?

この記事では縦型やドラム式、ヒーターやヒートポンプ乾燥など種類ごとに洗濯乾燥機の電気代を解説し、電気代の節約方法も紹介します。

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更新日
2021年9月8日

洗濯時の27倍もかかる洗濯乾燥時の電気代

洗濯乾燥機は、洗濯~脱水~乾燥の工程のうち、乾燥時に一番大きな消費電力がかかります。
シャープのドラム式ヒーター乾燥タイプを例に洗濯乾燥機の1回あたりの電気代を見てみましょう。電気料金は、全国家庭電気製品公正取引協議会「電力料金目安単価」から1kWhあたり31円(税込)として計算しています。

ドラム式ヒーター乾燥タイプ「ES-H10F」(洗濯・脱水容量10kg/乾燥容量6kg)
洗濯~脱水(約45分)
2.11円/回(消費電力量:68Wh)
乾燥(約105分)
56.17円/回(消費電力量:1,812Wh)

参照:ES-H10F|ドラム式洗濯乾燥機|シャープ

乾燥では洗濯~脱水のときの約27倍もの電気代がかかっています。特にヒーター乾燥タイプはヒーターによる熱で熱風をつくり洗濯槽内の洗濯物を乾燥させるため、消費電力が高くなる分、電気代も高くなります。

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洗濯乾燥機の種類ごとの違い

乾燥機能付きの洗濯乾燥機は、大きく分けて3種類あります。それぞれの種類ごとに違いを見てみましょう。

  1. 縦型ヒーター乾燥タイプ
  2. ドラム式ヒーター乾燥タイプ
  3. ドラム式ヒートポンプ乾燥タイプ

縦型とドラム式の違い

縦型とドラム式の違いは、以下の通りです。乾燥時で比較した場合、縦型よりもドラム式のほうが効率よく乾燥できて衣類がシワになりにくい傾向があります。

縦型
横回転の遠心力で衣類をかくはんしながら温風を当てて乾燥させる。洗濯槽に衣類が張り付いてしまう分空気が通りにくく、乾燥に時間がかかる。ドラム式に比べてシワになりやすい
ドラム式
回転するドラム内で洗濯物が上から下に落ちる間に温風を当てて乾かす。衣類がほぐされながら乾燥するため縦型に比べてシワになりにくい

ヒーター乾燥タイプとヒートポンプ乾燥タイプの違い

ヒーター乾燥タイプとヒートポンプ乾燥タイプの違いは、以下の通りです。ヒーター乾燥タイプと比べると、ヒートポンプ乾燥タイプのほうが衣類が痛みにくく省エネです。

ヒーター乾燥タイプ
ヒーターによる熱風で乾かす。高温の風を当て続けるため、ヒートポンプ乾燥タイプと比べて衣類が痛みやすい
ヒートポンプ乾燥タイプ
ヒートポンプによる低温風で乾かす。低温で乾燥させるため衣類が痛みにくい。また、空気中に含まれる熱を使う「熱交換」によって乾かすため、省エネで電気代を抑えられる。

洗濯乾燥機の電気代はどれくらい?

縦型ヒーター乾燥タイプ・ドラム式ヒーター乾燥タイプ・ドラム式ヒートポンプ乾燥タイプ、それぞれの電気代の違いをシャープの洗濯乾燥機を例に見ていきましょう。

縦型ヒーター乾燥タイプの電気代

シャープの縦型ヒーター乾燥タイプ「ES-PT10F」の場合、1回あたりの電気代は以下の通りです。

縦型ヒーター乾燥タイプ「ES-PT10F」(洗濯・脱水容量10kg/乾燥容量5kg)
洗濯~脱水(約45分)
3.04円/回(消費電力量:98Wh)
洗濯~乾燥(約185分)
57.35円/回(消費電力量:1,850Wh)
乾燥(約140分)
54.31円/回(消費電力量:1,752Wh)

参照:ES-PT10F|タテ型洗濯乾燥機|シャープ

ドラム式ヒーター乾燥タイプの電気代

シャープのドラム式ヒーター乾燥タイプ「ES-H10F」の場合、1回あたりの電気代は以下の通りです。

ドラム式ヒーター乾燥タイプ「ES-H10F」(洗濯・脱水容量10kg/乾燥容量6kg)
洗濯~脱水(約45分)
2.11円/回(消費電力量:68Wh)
洗濯~乾燥(約150分)
58.28円/回(消費電力量:1,880Wh)
乾燥(約105分)
56.17円/回(消費電力量:1,812Wh)

参照:ES-H10F|ドラム式洗濯乾燥機|シャープ

ドラム式ヒートポンプ乾燥タイプの電気代

シャープのドラム式ヒートポンプ乾燥タイプ「ES-WS14」の場合、1回あたりの電気代は以下の通りです。

ドラム式ヒートポンプ乾燥タイプ「ES-WS14」(洗濯・脱水容量11kg/乾燥容量6kg)
洗濯~脱水(約43分)
2.48円/回(消費電力量:80Wh)
洗濯~乾燥(約170分)
27.90円/回(消費電力量:900Wh)
乾燥(約127分)
25.42円/回(消費電力量:820Wh)

参照:ES-WS14|ドラム式洗濯乾燥機|シャープ

電力会社・電気料金プランを切り替えて電気代をカンタンに節約しよう!

家族が多い、洗濯乾燥機を毎日使うなど、洗濯乾燥機の使用回数が多くなるほど、毎月の電気代が気になりますよね。自身の生活に合った電力会社のプランを選べていないと、余計に電気代がかかっている場合があります。一度今契約中の電気料金プランを見直してみませんか?

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洗濯乾燥の電気代を節約するにはどうしたらいいの?

3種類のうちドラム式ヒートポンプ乾燥タイプがもっとも電気代が安いですが、ドラム式ヒーター乾燥タイプは洗濯~乾燥の目安時間が短いので、毎日の洗濯を効率よく短時間で済ませられるメリットもあります。

電気代は気になるけどヒーター乾燥タイプを使いたいという方でも、電気代をじょうずに節約していく方法があります。洗濯乾燥機の電気代節約方法をいくつか紹介します。

洗濯乾燥機に洗濯物を入れすぎない

洗濯乾燥機の洗濯物の容量は、洗濯~脱水のときよりも洗濯~乾燥のときのほうが少なくなります。例えばシャープのドラム式ヒーター乾燥タイプ「ES-H10F」の場合、洗濯~脱水なら10kg、洗濯~乾燥なら6kgが適量とされています。

洗濯物を入れすぎると乾燥時間が長くなって、余計に電気代がかかってしまいます。また乾きが悪くなって生乾きの状態になると菌が増殖して、嫌な臭いの原因になってしまいます。

洗濯物の容量は機種によって異なるので、取扱説明書などで確認して規定量内におさめましょう。

定期的にフィルターの掃除をする

洗濯乾燥機の乾燥機能を使ったら、毎回乾燥フィルターの掃除をしましょう。

乾燥フィルターに付く洗濯物の糸くずやホコリなどを取り除かないと、乾燥むらが起きたり、故障の原因になったりします。また、乾燥時間が長くなって電気代が高くなる場合があります。
参照:乾燥フィルターのお手入れ方法を知りたいです。(ドラム式)|よくあるご質問|洗濯機・洗濯乾燥機|日立

自分の家庭に見合った電気料金プランを選ぶ

基本料金が0円で使った分だけ電気代を支払えばよいプラン、夜間や土日祝日の電気料金がお得になるプラン、電気使用量が増えるほどお得になるプランなど、電気料金プランにはさまざまな種類があります。ご家庭の電気の使い方に合わせてプランを選べば、今までと同じように電気を使っていても電気代が節約できる可能性があるんです!

例えば夜間の電気料金が安く設定されているプランに切り替えた場合、電気料金が安い時間帯に洗濯乾燥機を使うようにするだけで、電気代をじょうずに節約できます。

洗濯乾燥機の電気代が気になる方は電気料金プランを見直そう

洗濯乾燥機の電気代を種類ごとに比較してまとめ、電気代の節約方法も紹介しました。

洗濯乾燥機の1回あたりの電気代比較
 縦型ヒーター乾燥タイプ「ES-PT10F」ドラム式ヒーター乾燥タイプ「ES-H10F」ドラム式ヒートポンプ乾燥タイプ「ES-WS14」
(洗濯・脱水容量10kg/乾燥容量5kg)(洗濯・脱水容量10kg/乾燥容量6kg)(洗濯・脱水容量11kg/乾燥容量6kg)
目安時間1回あたりの電気代目安時間1回あたりの電気代目安時間1回あたりの電気代
洗濯~脱水約45分3.04円
(消費電力量:98Wh)
約45分2.11円
(消費電力量:68Wh)
約43分2.48円
(消費電力量:80Wh)
洗濯~乾燥約185分57.35円
(消費電力量:1,850Wh)
約150分58.28円
(消費電力量:1,880Wh)
約170分27.90円
(消費電力量:900Wh)
乾燥約140分54.31円
(消費電力量:1,752Wh)
約105分56.17円
(消費電力量:1,812Wh)
約127分25.42円
(消費電力量:820Wh)

3種類の洗濯乾燥機の電気代を比べると、洗濯~脱水のときはほぼ同額です。ただし乾燥方法によって乾燥にかかる消費電力が異なるため、洗濯~乾燥を行うと1回あたりの電気代が大きく異なってきます。乾燥にかかる電気代を見ると、同じドラム式でもヒートポンプ乾燥タイプよりヒーター乾燥タイプのほうが2倍以上高いです。

洗濯乾燥機の電気代を節約するポイントは、洗濯物の容量を守る、使用する度にフィルター掃除をするなど、正しい使い方を心がけることです。また夜間や土日などの電気料金が安くなるプランに切り替えて電気料金が安い時間帯に洗濯乾燥機を使うようにするだけでも、効果的に節約できます!

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洗濯物の量が多い、洗濯乾燥機の使用回数が多いというご家庭ほど、電気料金プランの切り替えで電気代を大きく節約できる可能性があります。

でもたくさんある電力会社のプランの中から、自分が一番お得に使える電気料金プランをどうやって選んだらいいかわからないですよね。

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この記事を書いた人

エネチェンジ編集部

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エネチェンジ内のメディア「でんきと暮らしの知恵袋」の記事を執筆しています。電気・ガスに関する記事のほか、節約術など生活に役立つ情報も配信しています。

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