エアコンの寿命は何年?こんな買い替えサインを見逃さないで!
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今やエアコンの普及率は90%を越え、一家に1台どころか各部屋に1台とまで言われています。他の家電と同じように、エアコンにも寿命があって、何年か使えば壊れてしまうのは仕方がないことです。ただエアコンは家電製品のなかでも高額商品なので、壊れたときに修理をするべきか、それとも思い切って買い替えるべきなのか悩んでしまいますね。
いつか来るその日のために、エアコンの寿命と買い替えの判断の目安について解説いたします。
- 更新日
- 2024年5月3日
エアコンの買い替え、平均寿命は14.1年
総務省統計局によると、2人以上の世帯でエアコンの平均寿命は14.1年です。このうち、70.8%が故障が原因で買い替えているということです。また単身の世帯では平均寿命が14年、66.1%が故障による買い替えとなっています。
参照:令和6年 消費動向調査「主要耐久消費財の買替え状況」|総務省統計局
エアコンを「修理する」「買い換える」迷ったときの判断基準
全国家庭電気製品公正取引協議会は、空調機器が故障したときの修理に必要な性能部品の最低保有期間を9年と定めています。これを受け、パナソニック、三菱、シャープなど多くのメーカーはエアコンの補修用性能部品の最低保有期間を製造打ち切り後10年としています。補修用性能部品がないと修理対応ができなくなるため、故障した場合は買い替えが必要となります。
最低保有期間内にエアコンが故障した場合は、修理が可能です。エアコン本体の保証期間は1年と短い場合がほとんどですが、冷媒回路(圧縮機、冷却器、本体付属配管など)の保証期間は5年ほどある場合が多いので、保証期間であるかどうかも考慮し、修理費用と買い替え費用を考慮して決めるとよいでしょう。
参照:別表3 補修用性能部品表示対象品目と保有期間|公益社団法人 全国家庭電気製品 公正取引協議会
- 補修用性能部品の最低保有期間(9〜10年)を超えていたら、買い換える
- 最低保有期間内なら、保証期間を確認し、保証期間内であれば修理がおすすめ。保証期間を過ぎていたら、修理費用と買い替え費用を考慮して決定する。
「電気代」を判断材料にするのも手
まだ「修理」か「買い替え」で迷っているようなら、「電気代」を判断材料にするのもよいでしょう。最近のエアコンは省エネ機種が多く、古いエアコンを買い替えるだけで電気代を安くすることができます。今お使いのエアコンと最新エアコンを比較し、電気代が節約できるメリットに魅力を感じるようなら、買い替えを検討するのもよいでしょう。
また、古いエアコンで電気代が気になっているようなら、電力会社の切り替えもおすすめです。ご家庭で電気をたくさん使う時間帯の電気代が安くなる料金設定のプランや、基本料金が無料のプランなど、自分にぴったりのプランを選べば電気代を節約することができます。
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最安の電気料金プランを診断(無料)エアコンの寿命を縮めない使い方をすることも大事
せっかくエアコンを購入しても、すぐに壊してしまったのではお金の無駄になってしまいます。エアコンの使い方を見直して、機能を維持しながらベストの状態で使いましょう。
- 油が飛び散りやすい・ホコリっぽい・結露しやすいなど、汚れやすい環境で使う
- お掃除をしないで、汚れが溜ったまま使う
エアコンはこまめにお掃除するなどのメンテナンスをして、長く経済的に使うことが大切です。
エアコンの寿命を延ばす使い方については、以下の記事で詳しくご説明しています。
エアコンのこんな買い替えサインに要注意!
エアコンは寿命が近づいてくると、さまざまなトラブルが起こりやすくなります。購入してから7年以上経ったエアコンにこんな症状が見られたら、そろそろエアコンの買い替え時期が近づいてきているのかもしれません。
エアコンをつけると異音がする…
エアコンから異音がする、急に大きな音がするようになったときには、室内機の送風ファンの故障や室外機のコンプレッサーの故障の可能性があります。
フィルターの目詰まりやルーバー作動不良のように、掃除やメンテナンスで改善できる場合もあります。室外機周りの異音は台座が不安定になって振動をしている場合もありますので、点検をしてみましょう。
エアコンをつけると風が臭い…
エアコン臭の元となるカビの発生はこまめにフィルター掃除などををしておくとある程度防げますが、フィルター奥のファンや熱交換器周りにカビが発生している場合には専門業者によるクリーニングをする必要があります。
ちっとも冷えない・暖まらない…
冷風・温風が出ない場合は、冷媒ガスが漏れている可能性があるので、修理が必要です。
フィルターがホコリで目詰まりして送風がスムーズにいっていない場合もありますが、この状態が長く続くと故障するリスクが高いので早めに掃除をして改善するか確認をしましょう。
室内機から水が漏れる
エアコンのドレン水が排水されている場合は、室内機のエアフィルターの汚れによって、内部の結露水が吹き出し口から漏れている場合があります。その場合は、フィルターの手入れが必要です。
エアコンの操作ができない…
電源が入らない、風向や温度の調節ができない、冷暖房の切り替えができないなど、エアコンの操作ができない場合には、エアコン本体に不具合が起きている場合と、リモコンに不具合が起きている場合があるので、以下を確認しましょう。
- 本体
- エアコン本体の「運転」ボタンがオン/オフできるかどうか確認する。
- エアコンが運転していない状態で、電源プラグをコンセントから抜いて、再度挿す。
- エアコン専用ブレーカーが落ちていないか確認する。
- 部屋の照明の信号が干渉している場合もあるので、照明をオフにして確認する。
- リモコン
- 電池を交換する。
- リモコンの故障(赤外線が出なくなった)の場合もある。
エアコンをつけると漏電ブレーカーが落ちる…
エアコンを使っていて漏電ブレーカーが落ちてしまった場合は、危険なので早めに業者に点検を依頼しましょう。
エアコンをつけてアンペアブレーカーが落ちてしまった場合は、契約アンペア数が少なすぎる場合もあります。対処方法や、アンペアブレーカー、安全ブレーカー、漏電ブレーカーの違いについて、以下の記事でご説明しています。
寿命を理解してエアコンの買い替えは計画的に!
家電製品は故障をしてから買い替える人が多いのですが、エアコンは夏や冬によく売れてお店の在庫が切れがちで、必要な時に手に入らないことも多いのです。エアコンを使う季節になる前に、一度電源を入れて正常に動くかどうか点検をしましょう。
また、エアコンを使う季節になると、電気代が気になる方も多いのではないでしょうか。現在古いエアコンを使っているのであれば、最新のエアコンに切り替えることで電気代が安くなる可能性があります。
でも、エアコンは高い買い物ですよね。今すぐ買い替えるのは厳しいなーという方は、電気料金プランを見直し、今契約しているプランよりも安い料金設定のプランに切り替えるだけで、今と同じエアコンを使っていても電気代の節約が可能です。「エネチェンジ電力比較」で、みなさんのご家庭の電気代が節約できる電力会社のプランを探してみましょう。
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家電を買い換えるのと同じように、電力会社もたくさんの選択肢の中から自分好みの電力会社・電気料金プランを選べるようになりました。しっかり情報を集めて、自分が得をする電力会社選びをしましょう。
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