一軒家・戸建ての電気代の平均額はいくら?一軒家で電気使用量を節約するポイント
この記事の目次
一軒家(戸建て住宅)と集合住宅の電気代にはどのくらい差があるのでしょうか?一軒家の電気代平均額や、一軒家の電気代が高い理由、一軒家でも電気代を節約できる方法をご紹介します。
- 更新日
- 2023年11月17日
一軒家・集合住宅それぞれの電気代平均額は?
日本生活共同組合連合会が2019年に行った「わが家の電気・ガス料金しらべ」調査によると、2019年5月の全世帯の電気代平均額は7,898円。うち戸建て(一軒家)の電気代平均額は8,546円、集合住宅の電気代平均額は6,477円となっています。
- 戸建て
- 8,546円/月
- 集合住宅
- 6,477円/月
集合住宅よりも戸建ての方が電気代平均額が1カ月あたり2,069円高いという結果が出ています。
世帯人数別の電気代平均額は?
総務省家計統計調査によると、2022年10月~2023年9月の世帯人数別電気代平均額は以下のようになります。
- 1人世帯
- 6,806円/月
- 2人世帯
- 11,377円/月
- 3人世帯
- 13,337円/月
- 4人世帯
- 14,266円/月
- 5人世帯
- 15,219円/月
- 6人以上世帯
- 19,436円/月
1人世帯出典:家計調査 家計収支編 単身世帯 詳細結果表 四半期 2023年7~9月期|政府統計の総合窓口
2人~6人以上世帯出典:家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 詳細結果表 月次 2023年9月|政府統計の総合窓口
世帯人数が多いほど電気代は高くなりますね。
一軒家で世帯人数が多いほど電気代は高くなる理由
調査結果をみると、集合住宅よりも一軒家の方が電気代が高く、世帯人数が多くなるほど電気代は高くなります。
戸建て住宅にお住まいで、毎月の電気代が高くて悩んでいる方も多いでしょう。なぜ一軒家だと電気代が高くなるのでしょうか。
一軒家が電気代が高くなる原因
一般的に、一軒家は集合住宅と比べて部屋数が多くなる傾向があります。部屋が多いとそれだけ窓などの開口部が増えるため、断熱性が下がり、エアコンなどの冷暖房機器を使用することが多くなるでしょう。
また、部屋数が増えることで照明や空調設備に使用する電力が増えるほか、それぞれの部屋で使用する家電の数が増えることも考えられます。多くの家電を同時に動かすためには契約アンペア数を上げる必要があるので、基本料金が高くなり、結果として電気代も高くなる可能性も。
それに加えて大家族でお住まいの場合や、ペットを飼っていて水槽の温度管理のためのヒーターや日中の空調コントロールのためのエアコン使用などにより電気使用量が増えると、電力量料金単価の段階が上がって電気代がさらに高くなってしまうこともあるでしょう。
これからペットを飼いたいけれど、電気代が心配……ペットを飼ったら電気代はどのくらいかかる?
戸建て住宅にお住まいで、ペットの飼育を検討しているけれど、ペットを飼ったことで電気代がどのくらい高くなるのか心配・・・・・・という方もいるのではないでしょうか。ペットを飼育した場合にかかる電気代の目安は、以下のようになります。
ペットの空調管理のためのエアコン使用にかかる電気代
ペットを飼っていると、不在時もペットのためにエアコンをつけっぱなしにしなければならない場合が多いでしょう。エアコンの電気代はお住まいの地域や気温・天候などにより大きく異なります。エアコンのカタログなどに記載されている期間消費電力量をみると、エアコンにかかる電気代の目安がわかりますが、エアコンの期間消費電力量は以下の算出条件を元に試算されています。
- 外気温度:東京をモデルとしています
- 設定温度:暖房時20℃/冷房時27℃
- 期間:暖房期間(11月8日~4月16日)/冷房期間(5月23日~10月4日)
- 時間:6:00~24:00の18時間
- 住宅:JIS C9612による平均的な木造住宅(南向)
- 部屋の広さ:機種に見合った部屋の広さ
三菱電機の最新エアコン「霧ヶ峰 Zシリーズ」の期間消費電力量からエアコンにかかる年間あたりの電気代を計算してみると、以下のようになります。
畳数の目安 | 期間消費電力量 | 年間電気代 |
---|---|---|
6畳 MSZ-ZW2223 | 594kWh | 18414円 |
8畳 MSZ-ZW2523 | 695kWh | 21545円 |
10畳 MSZ-ZW2823 | 768kWh | 23808円 |
10畳 MSZ-ZW2823S | 768kWh | 23808円 |
12畳 MSZ-ZW3623 | 1032kWh | 31992円 |
12畳 MSZ-ZW3623S | 1032kWh | 31992円 |
14畳 MSZ-ZW4023S | 1097kWh | 34007円 |
18畳 MSZ-ZW5623S | 1681kWh | 52111円 |
20畳 MSZ-ZW6323S | 1953kWh | 60543円 |
23畳 MSZ-ZW7123S | 2276kWh | 70556円 |
26畳 MSZ-ZW8023S | 2655kWh | 82305円 |
29畳 MSZ-ZW9023S | 3095kWh | 95945円 |
電気料金は、全国家庭電気製品公正取引協議会「電力料金目安単価」から1kWhあたり31円(税込)として計算しています。
上記は暖房期間(11月8日~4月16日)、冷房期間(5月23日~10月4日)の間、毎日6:00~24:00に暖房時20℃/冷房時27℃の設定温度でエアコンを使用した場合にかかる電気代の目安となります。夜中もエアコンをつけっぱなしにしている場合は、期間消費電力量から計算した電気代よりも多くの電気代がかかります。夜中はエアコンをつけず、ペットのために日中だけエアコンをつけっぱなしにする場合は、期間消費電力量から計算した年間電気代を目安にできますね。
ペットヒーターにかかる電気代
小鳥・爬虫類・うさぎ・猫・犬などを飼育してペットヒーターを使う場合、1カ月(30日)あたりにかかる電気代は以下のようになります。
ペットの種類 | ペットヒーターの種類 | 1カ月あたりの電気代 (1日10時間使用した場合) |
---|---|---|
小鳥・小動物・爬虫類向け | アサヒ電子 ペットヒーター | 20W:186円 40W:372円 60W:558円 100W:930円 |
マルカン 保温電球 | 20W:186円 40W:372円 60W:558円 |
|
小動物・爬虫類向け | 三晃商会 パネルウォーマー | 8W:74.4円 14W:130.2円 16W:148.8円 32W:297.6円 |
犬・猫向け | 貝沼産業 ユカペットLX | 丸型(25W):232.5円 Sサイズ(25W):232.5円 Mサイズ(30W):279円 Lサイズ(55W):511.5円 LLサイズ(130W):1209円 |
アイリスオーヤマ ペット用ホットカーペット | 丸型Sサイズ(10W):93円 Mサイズ(11W):102.3円 Lサイズ(18W):167.4円 |
電気料金は、全国家庭電気製品公正取引協議会「電力料金目安単価」から1kWhあたり31円(税込)として計算しています。
ペットヒーターの電気代について、さらに詳しくは以下の記事でご説明しています。
一軒家で世帯人数が多くても電気代を節約する方法は?
一軒家にお住まいで、世帯人数が多いご家庭や、飼育しているペットに電気代が多くかかっているご家庭が電気代を節約するのにもっとも効果的な節約方法は、電力会社の切り替えです。
生活スタイルにマッチしたプランを選ぼう!
電気をよく使うご家庭向けのプランはたくさんあります。
エネチェンジでは、世帯人数や郵便番号などの条件を入力するだけでぴったりの電気料金プランを見つけられます。無料で利用でき、そのままお申し込みいただけます。電気代でお悩みの方はぜひご利用ください。
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最安の電気料金プランを診断(無料)電気・ガスをセット契約するのもおすすめ◎
電気とガスのセットプランを販売している会社も多くあります。電気とガスをセット契約することで、セット割引が適用されて電気代・ガス代がお得になります。また、支払いをひとつにまとめられて家計管理がラクになるメリットも◎
ご家庭によって、電気とガスをセット契約した方がお得な場合と、別々の会社で契約した方がお得な場合があります。エネチェンジでは、電気・ガスをセット契約した場合にどのくらい安くなるのか診断も可能。みなさんのご家庭はどちらがお得になるか、診断してみましょう。
電力会社の切り替えと合わせて今すぐできる、電気使用量の削減方法
電力会社の切り替えと合わせて、ご家庭で今すぐ実践できる電気使用量の節約方法もご紹介します。
古い家電を買い替える
古い家電は最新の省エネ家電と比べて、電気使用量が多くなります。買い替え時の家電をお持ちの方は、最新の省エネ家電へ買い替えを検討してみるのもよいでしょう。
電気代が節約できる家電の使い方を知る
電気代が節約できる家電の使い方も知っておきましょう。
- 洗濯乾燥機や食器乾燥機は、契約しているプランの電気代が安い時間帯にタイマーで運転する。時間帯別に単価が異なる電気料金プランを契約している場合。
- エアコンを使うときはサーキュレーターや扇風機を併用する。運転モードは「自動運転」が電気代の節約になる。フィルター掃除や室外機周りに物がないか、雑草が生えていないかもチェックする。
- テレビをみない時は電源を切る。明るさも調節する。
- 冷蔵庫の温度設定は季節ごとに調節する。食品を詰め込みすぎない。扉の開閉時間と回数を減らす。
- トイレのウォシュレット、便座暖房の設定温度は季節ごとに調節する。暖房便座の蓋は閉める。
>電気代が節約できる家電の使い方について、さらに詳しくは以下の記事でご説明しています。
一軒家でも電気代の節約は可能です
一軒家の電気代平均額や世帯人数別の電気代平均額、かんたんにできる電気代節約方法などをご紹介しました。一軒家にお住まいでも、大家族でも、ご家庭に見合った電力会社のプランに切り替えることがいちばんかんたんで効果的な電気代節約方法です◎まずは今の契約プランが見合っているか、今よりも安くなる電力会社のプランがあるか、「エネチェンジ電力比較」でチェックしてみてくださいね。
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