オクトパスエナジー「シンプルオクトパス」は安い?何が0円になる?
この記事の目次
オクトパスエナジーの電気料金プラン「シンプルオクトパス」について紹介します。
「基本料金と燃料費調整額が0円と言うけど、デメリットはないの?」「他社のプランと何が違うの?」といった、申し込みを検討している方の疑問を解決していきましょう。
エネチェンジ経由で「シンプルオクトパス」には申し込めません。
年間平均34,352円節約できます!
エネチェンジ電力比較診断の3人世帯を選択したシミュレーション結果で、電気代節約額1位に表示されたプランの年間節約額の平均値です。節約額はギフト券などの特典金額も含まれています(シミュレーション期間/2024年7月1日~2024年9月30日)
- 更新日
- 2024年6月19日
オクトパスエナジー「シンプルオクトパス」の特徴
オクトパスエナジー「シンプルオクトパス」は、北海道電力エリア、東北電力エリア、東京電力エリア、中部電力エリア限定のプランです。特徴について詳しく解説していきます。
基本料金・燃料費調整額が0円なのがメリット
「シンプルオクトパス」の最大の特徴は、基本料金・燃料費調整額が0円のシンプル設計であること。一般的な電気料金プランと比較してみましょう。
- 基本料金+電力量料金(電力量料金単価×1カ月の使用量)±燃料費調整額(燃料費調整単価×1カ月の使用量)+再生可能エネルギー発電促進賦課金(再生可能エネルギー発電促進賦課金単価×1カ月の使用量)
- 電力量料金(電力量料金単価×1カ月の使用量)+再生可能エネルギー発電促進賦課金(再生可能エネルギー発電促進賦課金単価×1カ月の使用量)
例えば、東京電力エナジーパートナー(以下東京電力EP)「スタンダードS」の場合は、基本料金が311円75銭〜1,870円50銭で設定されており、アンペア数によって金額が変わります。燃料費調整額は、電気を発電するための燃料費用を反映させるための項目で毎月変動し、一例として東京電力EPの6月分は-5円80銭/1kWh※となっています。再生可能エネルギー発電促進賦課金が加算される点は同じです。
※「電気・ガス価格激変緩和対策事業」の補助金額1円80銭が含まれていない金額です。
また、一般的に電力量料金は3段階になっていて、使用量が増えるほど単価が高くなりますが、「シンプルオクトパス」は1段階のみです。
- 北海道電力エリア
- 2024年6月15日以降申し込み=34円80銭/kWh2024年6月14日以前の申し込みは、34円50銭/kWh
- 東北電力エリア
- 2024年6月15日以降申し込み=31円80銭/kWh2024年6月14日以前の申し込みは、31円50銭/kWh
- 東京電力エリア
- 2024年6月15日以降申し込み=30円80銭/kWh2024年6月14日以前の申し込みは、30円50銭/kWh
- 中部電力エリア
- 2024年6月15日以降申し込み=31円00銭/kWh2024年6月14日以前の申し込みは、30円70銭/kWh
単価が一律で燃料費調整額の変動リスクがない点に加え、実質的に再生可能エネルギー100%の電気が使えるようになるのもメリットです。
高い?安い?オクトパスエナジー「シンプルオクトパス」と東京電力EP「スタンダードS」を比較
ここでは、オクトパスエナジー「シンプルオクトパス」と東京電力エナジーパートナー(以下、東京電力EP)「スタンダードS」の1カ月の電気料金を比較。東京電力エリアにお住まいで、契約アンペア数は30Aでシミュレーションしてみました。
1カ月の使用電力量 | オクトパスエナジー「シンプルオクトパス 」料金(消費税率10%) | 東京電力EP「スタンダードS」料金(消費税率10%) | 差額 |
---|---|---|---|
100kWh | 3429円 | 3684円 | -255円 |
200kWh | 6857円 | 6961円 | -104円 |
300kWh | 10287円 | 10370円 | -83円 |
400kWh | 13716円 | 14188円 | -472円 |
500kWh | 17145円 | 18006円 | -861円 |
オクトパスエナジー「シンプルオクトパス」は「電力量料金+再生可能エネルギー発電促進賦課金」で計算。東京電力EP「スタンダードS」は、「基本料金+電力量料金±燃料費調整額+再生可能エネルギー発電促進賦課金」で計算。東京電力EPの燃料費調整額は、電気・ガス価格激変緩和対策事業の補助金(1kWhあたり-1円80銭)を含めない2024年6月のものを使用。
上記使用電力量の場合、東京電力EP「スタンダードS」と比較してオクトパスエナジー「シンプルオクトパス」のほうが安いです。
ただし、 現在の電力会社との契約内容や使用状況によっても、適した電力会社は変わってきます。エネチェンジでは、郵便番号などの情報を入力するだけで、節約につながる電力会社を見つけられます。そのまま申し込みもできるので、ぜひ活用ください。
利用できる期間が限定されているのがデメリット
「シンプルオクトパス」は、申し込みが多数寄せられた場合、新規受付を停止する予定とのこと。気になっている方は早めに申し込みをするのがよいでしょう。
ただしデメリットもあり、サービス利用開始日から12カ月後にオクトパスエナジーの別の電気料金プラン「グリーンオクトパス」に自動的に切り替わる点は気をつけてください。「シンプルオクトパス」と「グリーンオクトパス」は料金体系がまったく違うプランなので、あなたにとって最適なプランとは限らず、再度見直す手間が発生してしまいます。
利用期間だけでなく、供給エリアが限定されているのも難点。「シンプルオクトパス」に申し込めるのは、次の4エリアだけ。
- 北海道電力エリア
- 東北電力エリア
- 東京電力エリア
- 中部電力エリア
北陸電力エリア、関西電力エリア、中国電力エリア、四国電力エリア、九州電力エリア、沖縄電力エリアにお住まいの方は申し込めないので注意しましょう。
「グリーンオクトパス」について詳しく知りたい方はこちら。オクトパスエナジーの電気料金は高い?評判・デメリットなどを解説
電気代を節約したい方は他社も比較しましょう!
前述の通り、オクトパスエナジーの「シンプルオクトパス」は基本料金も燃料費調整額も0円なのが魅力のプラン。ただし、現在契約しているプランの内容によっては、最安の選択肢とは限りません。電気とガスのセット割が適用されるプランや、夜間の電気料金が割安なプランなどが最適なこともあります。
さらに数万円のキャンペーン特典をつけている電力会社に切り替えれば、契約初年度の電気代をさらに節約できる可能性も……!
エネチェンジでは、郵便番号などを入力するだけで節約につながる電力会社・プランを見つけられます。キャッシュバックやギフト券プレゼントなど、お得なエネチェンジ限定キャンペーンを実施している会社も多いので、チェックしてみてくださいね。
オクトパスエナジー「シンプルオクトパス」はシンプルな料金設定が魅力
複雑な料金設定をしている電力会社が増えているなか、オクトパスエナジー「シンプルオクトパス」は基本料金や燃料費調整額がかからない点はユニークと言えるでしょう。
申し込みを検討している方は、自分の電気の使い方にマッチしたプランか、シミュレーションすることをお忘れなく。
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