関西電力が6月から電気料金値上げを決定!その詳細は?
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関西電力は平均10.23%の家庭向け電気料金の値上げを申請していましたが、この度経済産業省より8.36%の値上げが認可されました。これを受け、2015年6月より関西電力の電気料金が値上げされます。
この値上げにより、関西の家庭の電気代はどう変わるのでしょうか?値上げの詳細を見ていきましょう。
関西電力、6月からの値上げ幅が8.36%に決定
この度、経済産業省の認可を受け、関西電力の家庭向け電気料金の値上げ幅が8.36%と決定しました。震災後、関西電力の電気料金値上げは2013年5月の値上以降、2回目の値上げとなります。再値上げは来月6月からとなりますが、家庭で電気をたくさん使う夏の間は激変緩和措置がとられます。
政府は15日午前、物価問題に関する関係閣僚会議を開き、関西電力が平均10.23%で申請していた家庭向け電気料金の再値上げ幅を平均8.36%にする査定案を了承した。関電は6月1日から値上げを実施する意向だ。6~9月までの4カ月間は上げ幅を4.62%に抑える。
6月~9月までは激変緩和措置がとられる
関西電力が経済産業省から認可された値上げ額は8.36%ですが、関西電力は冷房などに電気代が多くかかる夏の間、消費者の負担を軽減するための激変緩和措置として値上げ幅4.62%での電気料金単価を設定します。
そのため関西の家庭向け電気料金は以下のようになります。
- 2015年6月~9月
- 値上げ幅4.62%の電気料金単価が適用される
- 2015年9月以降
- 値上げ幅8.36%の電気料金単価が適用される
電気料金再値上げ後、関西の家庭の電気代はどう変わる?
電気料金再値上げ後、関西の家庭の電気代はどう変わるのでしょうか?値上げによる電気代の予想負担額や、電気代節約方法を以下にまとめました。
値上げによりどのくらい増える?関西家庭の電気代負担額
関西電力の電気料金再値上げにより、関西の家庭の電気代負担額はどのくらい増えてしまうのでしょうか?6月以降の関西の家庭の電気代を四半期ごとに昨年と比較した場合、今回の再値上げにより増えてしまう負担額は以下のような予想ができます。
関西電力の値上げによる家庭の電気代影響額予想(2014年総務省統計比)
季節 | 電気代 (2014年) | 電気代平均予想額 (2015年) | 値上がり予想額 |
---|---|---|---|
春(4~6月) | 31,071円 | - | - |
夏(7~9月) | 31,006円 | 32,438円 (昨年より4.62%増) | +1,438円 |
秋(10~12月) | 29,630円 | 32,107円 (昨年より8.36%増) | +2,477円 |
冬(1~3月) | 42,105円 | 45,624円 (昨年より8.36%増) | +3,519円 |
激変緩和措置がとられる9月までは、3か月間での電気代値上がり予想額が+1,438円となっていますが、夏と同じく暖房に電気代が多くかかる冬の値上がり予想額は+3,519円と大きくなっています。値上げ後すぐに電気代負担額が大きく増えてしまうわけではありませんが、暖房に電気代が多くかかるようになる次の冬は昨年と比べて電気代負担が大きく増えてしまう可能性があります。
関西のご家庭が、電気料金値上げ後も電気代を節約していくにはどうしたら良いのでしょうか?
関西の家庭が電気料金値上げ後も電気代を節約していくには
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