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東京ガス「基本プラン」の電気料金は高い?メリット・デメリットを解説

東京ガス「基本プラン」の電気料金は高い?メリット・デメリットを解説

本記事では、東京ガス「基本プラン」のメリット・デメリットや、東京ガス「ずっとも電気3」との違いなどについてご紹介します。

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更新日
2024年4月11日

高い?安い?東京ガス「基本プラン」と他社を比較

ここでは東京ガスの電気料金について、東京電力エナジーパートナー(以下、東京電力EP)などの他社と比較します。

東京ガスと東京電力EPはどっちが安い?

東京ガス「基本プラン」と東京電力EP「スタンダードS」の1カ月の電気料金を比較。東京電力エリアにお住まいで、契約アンペア数は30Aでシミュレーションしてみました。

東京ガス「基本プラン」と東京電力EP「スタンダードS」の料金比較表

1カ月の使用電力量東京ガス「基本プラン」東京電力エリア料金(消費税率10%)東京電力EP「スタンダードS」料金(消費税率10%)差額
100kWh3310円3350円-40円
200kWh6176円6293円-117円
300kWh9152円9368円-216円
400kWh12335円12852円-517円
500kWh15518円16336円-818円

東京ガス「基本プラン」・東京電力EP「スタンダードS」ともに「基本料金+電力量料金±燃料費調整額+再生可能エネルギー発電促進賦課金」で計算。東京ガスと東京電力EPの燃料費調整額は、電気・ガス価格激変緩和対策事業の補助金(1kWhあたり-3円50銭)を含む2024年2月分のものを使用。

上記使用電力量の場合、東京電力EP「スタンダードS」と比較して東京ガス「基本プラン」の方が安いです。電気使用量が少なくても、東京ガス「基本プラン」の方が安いので、一人暮らしにも向いています。ただし、電気の使用量が少ない場合は節約効果も少なくなる点に注意しましょう。

東京ガスと他新電力はどっちが安い?

電力会社
CDエナジーダイレクトロゴ
電気料金
9962円
10067円
10044円
10280円
12102円
11252円
ポイント還元
あり
なし
あり
あり
あり
あり
ガスセット
なし
あり
あり
あり
あり
なし
解約金
なし
なし
一部プランあり
なし
なし
なし
詳細 上記金額は2024年7月19日にシミュレーションした結果です。シミュレーション条件:東京電力エリアにおいて30アンペアで契約し、月300kWh使用した場合。各社の電気料金プランは、TERASELでんき「TERASELでんき東京B」、東京ガス「基本プラン」、CDエナジー「ベーシックでんきB」、auでんき「でんきMプラン(東京D)」、楽天でんき「プランS」、「ドコモでんき Basic(Mプラン)」でシミュレーション。再生可能エネルギー発電促進賦課金を含む。各社調整費用は2024年7月分を使用。 上の比較表に記載されている各社の電気料金は、特定の条件下でのシミュレーション結果に基づいた金額です。エリア、契約アンペア数、使用電力量などによって、最適な電力会社・電気料金プランは大きく変わってきます。 電気・ガス比較サイト「エネチェンジ」では、郵便番号などを入力するだけで、今よりも安い電力会社を見つけられます。限定キャンペーンも実施しているので、ぜひ活用ください。

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東京ガス「基本プラン」とは?

ここでは、東京ガス「基本プラン」の供給エリアや、特徴についてご紹介します。

東京ガス「基本プラン」に申し込めるエリア

東京ガス「基本プラン」は、次の東京ガスの供給エリアにお住まいの方が契約できます。

  • 東京都
  • 神奈川県
  • 埼玉県
  • 千葉県
  • 茨城県
  • 栃木県
  • 群馬県
  • 山梨県
  • 静岡県(富士川以東)

東京ガスの都市ガスを利用していなくても、上記のエリア内にお住まいであれば申し込みが可能です。また、賃貸住宅でも東京ガス「基本プラン」に申し込むことができます。ただし、マンションなどの集合住宅で建物全体が高圧一括受電をしている場合は、切り替えられないので注意しましょう。

東京ガス「基本プラン」の料金算定方法

東京ガス「基本プラン」の電気料金は、次の方法で算定されます。

東京ガス「基本プラン」の電気料金算定方法

算出方法は、旧一般電気事業者と同じ。燃料費調整額は1カ月ごとに変動します。また、東京ガス「基本プラン」では燃料費調整額の上限を設定していません。
旧一般電気事業者とは、北海道電力・東北電力・東京電力・中部電力・北陸電力・関西電力・中国電力・四国電力・九州電力・沖縄電力を指します。

東京ガス「基本プラン」のメリット・デメリット

ここでは、東京ガス「基本プラン」のメリット・デメリットについてご紹介します。

  1. ガスとセット契約で割引が適用
  2. 解約金がない
  3. 大手企業が提供するサービス
  1. オール電化住宅だと高くなる
  2. パッチョポイントが貯まらない
  3. 供給エリアが狭い

東京ガス「基本プラン」のメリット

東京ガス「基本プラン」のメリットには、次のようなものがあります。

メリット1)ガスとセット契約で割引が適用

東京ガス「基本プラン」と東京ガスの都市ガス料金プランをセットで契約した場合、「ガス・電気セット割(定率B)」が適用されます。

毎月の電気料金のうち、基本料金と電力量料金の税込合計金額から、税込合計金額に0.5%を乗じた金額が割引されるので、電気代の節約に繋げられます。
割引金額について、小数点以下は切り捨てとなります。

メリット2)解約金がない

東京ガス「基本プラン」は、契約期間内の解約であっても解約金が発生しません。東京ガス「基本プラン」に切り替えてみて、自身のライフスタイルに合わなかった場合でも、気軽に切り替えることができますよ。

メリット3)大手企業が提供するサービス

東京ガスの電気サービスは、大手都市ガス3社のひとつ、東京ガス株式会社が販売しています。小売電気事業には2016年4月の電力自由化当初から参入しており、2023年3月末時点で347.5万件に電力供給しています。

出典:数字で見る東京ガスグループ|東京ガス

販売が大手都市ガス会社かつ、供給実績も豊富なので、「大手企業のほうが安心感がある」という人にとっては、メリットと言えるでしょう。

東京ガス「基本プラン」のデメリット

東京ガス「基本プラン」のデメリットには、次のようなものがあります。

デメリット1)オール電化住宅だと高くなる

東京ガス「基本プラン」は一般家庭向けの電気料金プランですが、オール電化向けの料金設定にはなっていません。このため、オール電化住宅にお住まいの方が東京ガス「基本プラン」に切り替えると、かえって電気代が高くなってしまう場合があります。

デメリット2)パッチョポイントが貯まらない

東京ガスのポイント「パッチョポイント」は、東京ガスの都市ガス料金プランの支払いなどで貯まりますが、電気料金の支払いでは還元されません。

マイページで電気の使用量を確認し、エントリーすることで50ポイント/月を貯めることはできますが、ガスのように支払いに対しての還元ではないため、デメリットに感じる人もいるかもしれません。

デメリット3)供給エリアが狭い

東京ガス「基本プラン」は、前述のとおり東京電力エリアにのみ供給しています。東京電力エリア以外では申し込むことができないので、この点はデメリットと言えます。

東京ガス「基本プラン」以外も比較検討しましょう!

東京ガス「基本プラン」への切り替えを検討している方は、他社も合わせて比較することをおすすめします。あなたのライフスタイルにぴったりの電気料金プランを選べば、節約につながりますよ。

電気・ガス比較サイト「エネチェンジ」では、郵便番号などの情報を入力するだけで、あなたにぴったりの電力会社・電気料金プランを見つけられます。お得な特典やキャンペーンの有無なども確認できますから、ぜひ一度チェックしてみてくださいね。

東京ガス「基本プラン」の料金表

区分単位東京ガス「基本プラン」料金(消費税率10%)
基本料金10A1契約295円24銭
15A442円86銭
20A590円48銭
30A885円72銭
40A1180円96銭
50A1476円20銭
60A1771円44銭
電力量料金~120kWh1kWh29円90銭
121kWh〜300kWh35円41銭
301kWh〜37円48銭

東京ガス「基本プラン」は、一般家庭向けの電気料金プランです。基本料金は契約アンペア数によって異なり、電力量料金は3段階に設定されています。

東京ガス「基本プラン」と「ずっとも電気3」の違い

東京ガス「基本プラン」(kVA契約)と、東京ガス「ずっとも電気3」は、料金設定が大きく異なります。

東京ガス「基本プラン」(kVA契約)・東京ガス「ずっとも電気3」料金表比較
区分単位東京ガス「基本プラン」(kVA契約)料金(消費税率10%)区分単位東京ガス「ずっとも電気3」料金(消費税率10%)
基本料金1kVA295円24銭基本料金1kW1053円76銭
電力量料金~120kWh1kWh29円90銭電力量料金夏季~契約電力×130kWh1kWh27円34銭
121kWh~300kWh35円41銭契約電力×131kWh~28円83銭
301kWh~37円48銭その他季~契約電力×130kWh25円77銭
契約電力×131kWh~28円71銭

東京ガス「基本プラン」(kVA契約)の電力量料金は季節で変動しないのに対し、東京ガス「ずっとも電気3」の電力量料金は夏季とその他季に分類され、夏季のほうが割高に設定されています。
「夏季」は7月1日~9月30日、「その他季」は10月1日~6月30日を指します。

また、東京ガス「基本プラン」(kVA契約)は主に商店や事務所向けの料金設定。いっぽう東京ガス「ずっとも電気3」は、モーターや大型エアコンを使用している商店・事務所のほか、工場やマンション共用部向けとなっています。

そのほか、東京ガスのガス料金プランとセットで契約した場合、東京ガス「基本プラン」(kVA契約)は前述のとおり「電気・ガスセット割引(定率B)」が適用されますが、東京ガス「ずっとも電気3」では「電気・ガスセット割引(定額A)」が適用。毎月の電気料金のうち、基本料金から固定で275円(税込)が割引されるといった違いがあります。

東京ガス「基本プラン」の申し込み方法

東京ガス「基本プラン」は次の流れで契約をします。現在契約中の電力会社に解約の連絡は不要。また、事務手数料など初期費用もかからず、工事なども発生しません。

Step1.契約に必要な情報を用意する
供給地点特定番号や支払いに使用するクレジットカードなどの情報を用意します。
Step2.Webで手続きをする
東京ガス「基本プラン」は、Webで申し込みをします。検針表または現在契約中の電力会社のマイページを見ながら手続きをするとスムーズですよ。重要事項説明書や約款の内容も念入りに確認しましょう。
Step3.使用開始日の確認をする
Webでの手続きが終われば、あとは待つだけ。申し込み完了後に切り替え日のお知らせが届くので、必ず確認をしてください。

東京ガス「基本プラン」はセット割が最大の魅力

東京ガスの「基本プラン」は、東京ガスの都市ガスとのセット割が魅力。東京電力エリア以外にお住まいの方は、別の電力会社・電気料金プランを比較検討してみることをおすすめします。

電気・ガス比較サイト「エネチェンジ」では、郵便番号などの情報を入力するだけであなたにぴったりの電力会社・電気料金プランを見つけられます。ぜひ一度試してみてくださいね。

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この記事を書いた人

エネチェンジ編集部

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