お金で後悔しない!無駄遣いをなくす方法 意外と知らない節約の基本
この記事の目次
「ストレス発散にまた洋服を買っちゃった……」
「ちょっとコンビニに立ち寄っただけなのに、1,000円も支払っていた……」
無駄遣いだとわかっているのにお金を使ってしまい、後悔した経験がある人も少なくないでしょう。この記事では、そういった無駄遣いをやめるための6つの方法をご紹介。実践すれば節約につながって、貯金にまわせるお金も増えるようになりますよ!
まずはここから!自分にとっての「無駄遣い」とは何か知る
支出の中から無駄遣いを見つける方法
そもそも支出には次の3つの種類があります。
- 消費
- 日常生活をするために必要な支出のこと。食費や光熱費などはこれに該当します。
- 投資
- 将来的な利益を見込んだ支出のこと。金融商品の購入以外にも、キャリアアップのための勉強など自分磨きの支出も含まれます。
- 浪費
- 不必要な支出。いわゆる無駄遣いの正体です。
日々、意識しないでお金を使いつづけていると、自分にとって「何が消費、投資、浪費だったのか」わかりにくくなってしまいます。そこで、支出のなかから無駄遣いを見つけるためにも、今日から実践いただきたいのが、家計簿をつけて支出管理をすること。
無駄遣いを見つけるためには家計簿をつけるだけでなく、購入後に本当に必要だったものか考える時間を設けるのがポイントとなります。「買ったけど1回しか着ていない洋服」「途中で読まなくなった本」「安くて買ったけど結局使っていない文房具」「友達にすすめられたけど、使わなかった化粧品」など、購入後に一切役に立っていないものを探してみてください。もし見つけたら、それがあなたにとっての浪費、つまり無駄遣いです。さらに「似たような服を買うのはやめよう」「自分は値段が安いものに飛びつく癖があるから気をつけよう」といった無駄遣い防止策も練ると節約につながってGOOD。
家計簿をつけて、無駄遣いである浪費を見つけ、浪費をなくすための施策を行うサイクルが身につけば、本来お金をかけるべきである投資や、貯金ができるようになりますよ。
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最初に見直すべきは「固定費」の無駄遣い
支出項目は、大きく変動費と固定費に分けられます。前者は食費や日用品費などの毎月支払う額が変わる項目、後者は家賃や光熱費、通信費など毎月支払いが決まっている項目をさします。変動費と比べて固定費は、毎月自動で引き落とされるものが多いため、自覚なく無駄遣いをしてしまっているというケースも少なくありません。例えば、ほとんど通話をしていないのに、スマホの料金プランに月額1,000円の通話し放題オプションをつけていたら、年間で12,000円も無駄遣いしている計算に。
こうした固定費の無駄遣いをなくすためには、定期的な見直しが必要になります。住居費の見直しは家賃交渉や住宅ローンの変更などを行うため少々難易度が高いため、通信費や光熱費、保険料、車の維持費など手軽に見直しのできる項目から着手するのがよいでしょう。電気代とガス代もスマホのキャリアを替えるように、電力会社・ガス会社を切り替えるだけで節約効果が期待できます。エネチェンジでは、あなたにおすすめの電力会社、ガス会社の料金プランを比較でき、そのまま申し込みもできます。郵便番号などを入力するだけですぐ節約金額も分かるので試してみてくださいね。
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節約効果あり!お金の無駄遣いをなくす方法
無駄遣いをなくす方法1)月の予算を決める
振り込まれた給料から計算して「月に使えるお金は00,000円まで」というように予算を決めておけば、意識的にやりくりするようになって、無駄遣いしにくくなります。
とはいえ、ふだん収支にあまり気を配っていない人にとって、食費から日用品費、交際費、趣味費などの予算を細かく決めるのは案外難しいもの……。まずは自分がよく無駄遣いしてしまいがちな項目だけに絞って、予算を立ててみるのがおすすめ。「洋服は月10,000円」「外食は週2,000円」など、項目に合わせて月・週などの単位を調整すると管理しやすくなります。
慣れてきたら、予算を立てる項目をひとつずつ増やしていき、最終的にすべての項目を予算管理できる状態まで目指しましょう。
無駄遣いをなくす方法2)定期預金口座をつくる
給料が振り込まれたらすぐ、貯金にまわす分のお金を定期預金口座に振り替えるのも手。お金を引き出せなくなるのはもちろん、貯金した金額分だけ家計を引き締めることになるので、無駄遣いの余地が少なくなります。「今月はお金を使いすぎて貯金できなかった」といった理由で貯蓄額が一向に増えない人にもおすすめ。
ちなみに、理想的な貯金額は月収の2割程度と言われています。これまで貯金経験がない人は無理のない金額からはじめてみはいかがでしょう。
無駄遣いをなくす方法3)小銭は貯金箱に入れる
1日の終わりに、財布の中にある小銭をすべて貯金箱に投入すれば、その金額分だけ無駄遣いをなくせます。支払い時に小銭がないと不便という人は、500円玉など特定の小銭だけ貯金箱に入れるルールや、「お菓子を買うのを我慢できたら、その額だけ貯金箱に入れる」といったルールを設けるのもよいでしょう。
また、無駄遣いを防ぐために小銭を貯金するだけではモチベーションが上がらないので、「10万円貯まったら海外旅行に行く」といった目的をつくると◎
無駄遣いをなくす方法4)衝動買いをしない
前述のとおり、支出には消費、投資、浪費の3つがあります。次のように買った服はどれに当てはまるでしょうか?
「店員さんにすすめられて、思わず買ってしまった洋服」
会社に着ていくものがなくて買う必要があった服なら「消費」、就職活動の面接で相手からの印象をよくする狙いがある服なら「投資」に近いと言ってもよいでしょう。しかし、目的もなく、欲しいという理由だけで衝動的に買ったものは「浪費」です。このように、衝動買いが原因で無駄遣いが発生するパターンもあり、身に覚えのある人も少なくないでしょう。
衝動買いを減らすためには、一旦冷静になり、本当に必要なものか検討する癖をつけるのが基本となります。「欲しい・欲しくない」といった単純な選択肢ではなく、なるべく具体的に検討するのがコツ。例えば、現在欲しいものをリストアップして購入の優先順位を比べたり、過去に同じようなものを買って失敗しなかったか振り返ったりするとよいでしょう。
また、何かと理由をつけて衝動買いしてしまう人は、次の言葉を自問自答してストップをかけてみてください。
衝動買い時の言い訳 | 自分に問いかける言葉 |
---|---|
自分へのご褒美に | ご褒美の頻度が多くなっていないか? |
給料が入ったから | それを買って今月の予算はオーバーしないか? |
ポイントがつくから | ポイントに踊らされていないか? |
限定品だから | 限定以外にどんな価値があるか? |
旅先だから | 旅先の雰囲気にのせられていないか? |
5,000円以上買えば送料無料になるから | 結局、送料より高いものを買っていないか? |
あると便利だから | なくても困らないのでは? |
前から欲しかったから | 今まで買わなかったのはなぜ? |
評判のよい商品だから | 自分にとって本当によいものか? |
無駄遣いをなくす方法5)多額の現金を財布に入れない
財布の中にお金が入っていると、ついつい使ってしまうのが人の性。無駄遣いを少しでも減らしたいなら、財布の中には必要最低限のお金だけ入れるように習慣化しましょう。
スマホ決済アプリなどを利用しているなら、チャージは週1回だけなどのルールを設けてください。また、クレジットカードが原因で無駄遣いが増えている場合は、高額商品を買う時以外は財布に入れないようにするのも一案。クレジットカード会社によっては限度額を自分で設定できるため、下げてみるのもよいですね。
無駄遣いをなくす方法6)買い物に行く回数を減らす
「買い物に行かなければ無駄遣いもなくなる」というのは極論で、やはり生きていくうえで買い物は欠かせません。次のように買い物の習慣を少し変えてるだけでも、無駄遣いは減らせます。
- 朝昼晩コンビニに通っている人は、行く回数を1回だけでも減らす
- 毎日スーパーに行くのをやめて、数日分の食材をまとめ買いする
- 事前に買う物をメモし、目的以外のものは買わない
- スーパーに入店してレジにたどり着くまでの制限時間を設ける
- 目的もないのにデパートやショッピングモールに行かない
- 週に1日だけ、お金を一切使わない日を設定する
- WEBショップの閲覧日を決め、それ以外の日はチェックしない
過度な制限はNG!
ここまで、無駄遣いをなくす方法をレクチャーしてきましたが、過度に制限しすぎるとストレスがたまり、長続きしなくなります。途中で挫折しないためには、メリハリのあるお金の使い方をして、適度にストレス発散するのがポイントです。
例えば、「買い物で貯まったポイントは、好きなことに使う」「貯金目標額を2カ月連続で達成できたら高級レストランでディナーをする」といったストレス発散につながるルールをもうけるとよいでしょう。無駄遣いをする癖は1日、2日ではなくなりません。適度にストレス発散をして、気長につづけるのも大事ですよ。
【事例】インスタグラマーの無駄遣いをなくす方法
「みんなどうやって無駄遣いをなくしているの?」と気になっている方も少なくないはず。そこで、節約の情報を多く発信しているインスタグラマーに無駄遣いをなくすために心がけていることを聞いてきました。
【事例】インスタグラマーie___yさんから学ぶ、無駄遣いをなくす方法
衝動買いは後悔のもと。クレジットカードはむやみに使わない
アパレルで働いていた頃は、新しいものに敏感で、自分をよく見せたいという思いから、高価な服やアクセサリー、化粧品などを衝動買いすることが多かったんです。ひどい時はクレジットカードで1日に8万円も使ったことも!当時は貯金もなかったのですが、物欲だけは抑えきれず、入った給料のほとんどがクレジットカードの請求に消え、生活費などをまたクレジットカードで支払うという負のループに陥ってしまいました。なんとか地道に返済して「カード払いは借金」と身をもって知り、クレジットカードは必要な時以外は使わないようにしました。
衝動買いしたものは、「他人に自分をよく見せたい」という軸で買っていたため、自分にとって不必要なものもたくさん紛れていました。その証拠に今は何一つ手元に残っていません。今は「自分が必要としているものか」「自分のためになるものか」という軸で本当に欲しいものを吟味して買い物をするように切り替えたので、衝動買いはほぼなくなりました。(ie___yさん)
衝動買いは無駄遣いの大きな原因の1つ。クレジットカードもルールを設定して使わないと、衝動買いに拍車をかけてしまいます。今は自分のお小遣いで買うものはデビットカードをメインに使っているie___yさん。使ったらすぐに銀行口座の残高から引き落とされるから、クレジットカードよりも使用金額が把握しやすくなって、予算オーバーしなくなるといいます。キャッシュレス決済も多様化の時代。自分に合った支払い方法を見つけることも無駄遣い防止に一役買ってくれそうですね!
無駄遣いをしないためのマイルール
ふだん無駄遣いをしないように、次のことを心がけています。
- 「買い物リスト」を作って衝動買いを防止
- 購入を迷った時は一旦寝かせる
- 買い物に行く回数を減らす
- WEBショップで服は買わない
- 外食は毎月の予算1万円を超えないようにする
特に購入を迷ったものは写真やスクショにして後日見直してみると、やっぱり買わなくてよかったと思ったり、欲しい気持ちが薄まったりすることも。一旦寝かせると、夫に相談して冷静な判断をあおぐこともできます。
また、洋服と外食については無駄が発生しやすい支出項目だったので、それぞれ対策を取っています。まず洋服はWEBショップで買わず、実店舗で買うように。WEBショップの画像だけだと、想像していた生地よりも薄かったり、着てみたら似合わなかったりして、結局無駄遣いになることが多かったためです。外食も、予算を決めておかないと、どんどん使ってしまうため、「家族で月1万円まで」というルールを設けるようになったら、無駄がなくなりましたね。(ie___yさん)
過去の買い物での失敗や無駄遣いの経験から自分の買い物の悪いクセに気づき、しっかりと対策を練ったie___yさん。効果的な無駄遣い防止策を立てるには、自分の消費行動の悪い傾向を探ってみるところから始めてみるとよさそうです。
【事例】インスタグラマーtko_mamaさんの無駄遣いをなくす方法
外食費は年間予算を立てて無駄遣い防止
私がフルタイムで働いていたころは家計管理をまったくしておらず、“どんぶり勘定”を繰り返していました。特に無駄が多かったのが「食費」。夫婦ともに外食が大好きで、料理があまり得意でなかったこともあり、お昼にお弁当を買ったり、夕食もお惣菜をテイクアウトしたり……。夫婦だけだったのに、1カ月の食費が外食費も含めて7〜8万円もかかっていました。
食費を見直すきっかけは、子どもが生まれ、保育園の定員からもれて待機児童になった時。私は子育てのため退職し、夫の収入だけとなったため、まず食費を見直すことにしたんです。外食費は食費と別に月1万円、年間12万円の予算を組むようにしました。ただし、好きな外食をガマンしすぎるとストレスになるため、月の予算はあくまで目安とし、年間予算に収まればOKというルールにしています。
また、予算を意識するのと同時に、お金をなるべく使わずに外食を楽しめる方法はないかリサーチもしました。飲食店の覆面調査のモニターをしたり、楽天ポイントなどのポイントを貯めて外食費にあてたりするのは、満足感も得られつつ節約効果もあるので楽しみながら続けられましたね。あわせて自炊の回数も増やし、食費を月およそ25,000円と約3分の1にまで減らせました。(tko_mamaさん)
好きなことをガマンしすぎずに、やりくりする方法は、見習いたいところ。家計管理を始めたばかりのころはtko_mamaさんも根詰めてしまっていたそうですが、「今の生活を楽しめないと続かない」と考えを改めたといいます。極端な節約はかえって衝動買いや爆買いなどの反動の元に。自分の生活や性格に合った節約方法を見つけましょう。
買い物の機会を減らして無駄遣いをなくす
余計なものをちょこちょこ買ったり、必要なもの以外を買ってしまったりといった無駄遣いを防ぐために、次のような買い物の回数を減らすマイルールを守っています。
- 食料品などふだんの買い物は週1回だけ
- 誘惑の多いドラッグストアや大型スーパーにはなるべく行かない
- 食材宅配サービスやネットスーパーを利用して予定外の買い物を減らす
- ふるさと納税を活用して、野菜や日用品などの消耗品は1年分を先取りストック
ドラッグストアや大型スーパーに行くと、レジ前に置いてあるお菓子などついつい目に入ったものを買ってしまいがちです。子どもや夫と一緒に買い物に行こうものなら、みんながそれぞれ好きな商品をカゴに入れてしまうので、あっという間に無駄な出費も2倍、3倍に……。そうした実店舗に比べて、食材宅配サービスやネットスーパーは必要なものだけをサッと注文できるので、無駄遣いのリスクを減らせます。
また、ふるさと納税の返礼品として日常生活で必ず購入しているものを選ぶとストックができるので、自然と買い物に行くことが少なくなります。我が家では、野菜の1年間定期便やお米などの食料品のほか、洗剤やトイレットペーパーなどの消耗品を毎年選んでいます。消耗品は1年分くらいもつ量のものもあるので、在庫を確保するスペースがあればお得ですよ。(tko_mamaさん)
無駄遣いの元を断つという根本的な対策は効果大!tko_mamaさんのように、日々の生活の中に無理なく取り入れられるルールはマネしたいところです。いつもの買い物方法を見直してみてはいかがでしょうか。
無駄遣いが減ったら、貯金についても考えましょう!
無駄遣いをなくす方法はいかがでしたか?簡単なものから一つずつ習慣化し、無駄遣いが減らせたら、次は貯金です。貯金額が増えるにつれて無駄遣いの成果も実感できるようになるので、節約を続けるモチベーションにもつながりますよ。
無駄遣いや衝動買いに悩んでいる人は、ぜひ試してみてくださいね。
お金を貯める方法について詳しく知りたい方はこちら
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