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世帯別!1カ月の生活費の平均はいくら? 理想の割合も紹介

世帯別!1カ月の生活費の平均はいくら? 理想の割合も紹介


住居費や水道・電気・ガス代、食費、教育費など……。人と比べて生活費を多く支払っていないか気になるものの、親しい間柄でも意外と聞きにくいですよね。そこで、生活費の平均額と理想の割合をご紹介します。

生活費が平均額よりもオーバーしている人必読の節約術もぜひ参考にしてくださいね。

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更新日
2023年12月22日

世帯別!生活費の平均額

一人暮らし、夫婦・家族世帯ごとに生活費の平均額をご紹介。自分が毎月支払っている生活費と比べてみてくださいね。

生活費の平均額

次の表は総務省が実施している家計調査のデータを参考にした世帯別の生活費平均額です。

項目単身世帯
平均額(1カ月)
2人世帯
平均額(1カ月)
3人世帯
平均額(1カ月)
4人世帯
平均額(1カ月)
5人世帯
平均額(1カ月)
住居26726円23955円20065円13608円13730円
食料42469円72718円82624円89036円100607円
水道光熱費10774円20975円25025円25774円27734円
家具・家事用品5399円11902円13485円13351円13511円
被服及び履物6777円9368円10785円13006円13477円
保険医療6848円14064円14079円13030円12119円
交通・通信24444円47720円55105円49769円54200円
教育28円1014円14182円28741円37274円
教養娯楽19927円27840円29812円33327円36241円
その他の消費支出33735円61517円61482円49598円45807円
社会保険料43053円56875円69542円74885円70245円

住居費の持ち家率は、単身世帯26.5%、2人世帯75.2%、3人世帯81.2%、4人世帯87%、5人世帯87%。
出典:家計調査 家計収支編 総世帯 詳細結果表|政府統計の総合窓口

世帯人数が多くなるにつれて大きく金額が上がるのは、食料、水道光熱費・教育費です。特に水道光熱費は世帯人数が増えると比例して高くなるため、結婚や出産などライフステージが変化した段階で見直すのもおすすめ。

なお住居費は、持ち家の人などが含まれているため、安価な平均額となっています。賃貸の場合、エリアや環境、設備等の条件によって家賃の平均額が大きく異なるため、気になる方は「これが理想!家賃の目安は手取り収入ですぐわかる」をチェックしてみてくださいね。

【事例】4人家族のインスタグラマーie___yさんの生活費

モノを持ちすぎない、シンプルでおしゃれな暮らしのアイデアを発信しているインスタグラマーのie___yさんに、4人家族の1カ月の生活費についてうかがいました。ie___yさんのインスタグラムはこちら

夫と子ども2人という4人家族のie___yさん。月の世帯収入は自身の個人事業主としての収入も含めて380,000円、夫のボーナスは平均250,000円が年2回とのこと。マイホームがオール電化のため、ガス代はかかっていません。食費と日用品費は、日々使うお金としてまとめて管理しています。インターネットの通信費をもっと安くできないか検討中とのこと。

項目金額
住居費(住宅ローン)58000円
電気代16000円
水道代1800円
通信費1(スマホ2台分)5000円
通信費2(インターネット回線)6000円
食費・日用品費40000円
外食費10000円
ガソリン代3000円
生命保険24000円
自動車ローン21000円
夫のお小遣い40000円
予備費10000円
貯金145200円

家計管理の第一歩は支出の把握から!

新婚時代はフルタイムで共働きだったので、夫婦ともに自由にお金を使っていて、「家計管理」という言葉すら知らずに生活していました。子どもが生まれて夫の収入だけで暮らすようになっても、その時の習慣がなかなか抜けず……。夫が転職する前はボーナスなしで手取り月収16万円だったので、生活費で足りない分は貯金を切り崩していました。さすがに貯金も底がつきそうになって危機を感じ、月の生活費の内訳を出し、無駄な支出を見つけられるようにしました。

まず着手したのが固定費で、ウォーターサーバーを解約したり、スマホの料金プランを変更したりしましたね。その上で、食費やガソリン代といった変動費の項目ごとの月々の予算を決定。変動費の項目分の袋を用意し、それぞれの予算を分けて入れ、管理するようにしました。予算内に収めることを意識するようになって、毎月貯金を切り崩していた生活から脱出できました。(ie___yさん)

毎月の支出と向き合わずに家計管理や節約はできません。家計管理を始めたい人は、生活費にいくらかかっているか、収入以上の支出が発生していないかチェックしてみてくださいね。

家計管理はストレスをためないようにするのも大事

いろいろな家計管理を試してきましたが、続けられているのは「袋分け」だけです。少し前まで家計簿もつけていましたが、収支を都度記入する必要があったり、使途不明金で数字が合わなくなったりと大変。袋分けで最初に予算を決めてその金額内でやりくりしていれば、家計簿をつける必要はないと思い、やめました。袋分けは、残額が目で見えるようになるため、節約意識も高まりますし、記録する手間もなくなります。袋分けの際には、ギリギリの予算設定をすると過度なやりくりが必要となってストレスの原因になるため、少し余裕のある金額にするのもポイント。使わずに余ったお金は翌月に繰り越さずに貯金箱へ。残す楽しみがあると、手持ちのお金を考えて使う良いクセがつきますよ。

夫のお小遣いについては、毎月いくらのお金があれば不自由なく過ごせるか、しっかり話し合いました。家計は私が管理していますが、お金を動かす権限は夫婦平等にあるので、必要な時は気持ちよく出すようにしています。ボーナスや誕生日などには上乗せして現金支給しているので大きな負担にはなっていないと思います。(ie___yさん)

余裕のある予算設定やボーナス時などの特別な時にはお小遣いをアップするなど、無理のない家計管理はストレスフリーにもつながります。予算だけでなく心に余裕を持たせる家計管理術は参考にしたいところですね。

生活費を削減したいなら電気・ガス会社の切り替えがお手軽!

「生活費を少しでも削減したい……」という方は、光熱費の見直しがおすすめ。光熱費の見直しと聞くと、エアコンの温度設定をしたり、シャワーの使用時間を減らしたりといったテクを思い浮かべる方が多いと思いますが、おすすめは電力・ガス会社の切り替えです。

電気とガスをそれぞれ手続きするのが面倒なら、電気・ガスがセットになっているプランを選ぶのも一案。手続きが1度にできる手軽さはもちろん、“セット割”の対象になって月々の光熱費が安くなるメリットもあります。エネチェンジでは、おすすめの電気・ガスのセットプランを厳選してご紹介。どれくらい安くなるか目安もすぐわかるので、気軽にチェックしてみてくださいね。

電気とガス、それぞれ単体のプラン比較は「エネチェンジ電気料金比較」「エネチェンジガス料金比較」で診断できます。

理想的な生活費の割合

先に紹介した生活費は、あくまでも統計データの平均額。この章では、月収に対して理想的な生活費の割合をご紹介します。毎月の生活費の予算を組むときの参考にしてくださいね。

理想的な生活費の割合

一般的に「収入に対して、これくらいの範囲でおさめるべき」とされている生活費の割合は次の通りです。

理想的な生活費の割合
  • 住居費25~30%
  • 水道光熱費5%
  • 食費15%
  • 家具・家事用品費3%

この他にも、通信費・保険料・車の維持費・教育費といった固定費、趣味やレジャーなどに使う贅沢費がかかるのもお忘れなく。支出項目をすべてリストアップし、自分にとって理想の割合を計算しておくと、やりくりする目安が明確になり、健全な家計を保ちやすくなりますよ。

また、月の貯金額は収入の20%程度が理想とよく言われます。将来の目標や結婚資金、マイホーム購入などにあてるお金をコツコツ貯めていくためにも、月々の出費は収入の80%を越えない範囲に抑えるとよいとも言えるでしょう。

パートナーのお小遣いの平均額は……

二人以上の世帯の場合、毎月自由に使えるお金を制限する「お小遣い制」を取り入れている家庭も多いはず。新生銀行が行った調査「2023年サラリーマンのお小遣い調査」によると、男性会社員の月のお小遣いは40,557円、女性会社員は35,001円という結果が出ています。

出典:「2023年会社員のお小遣い調査」結果について|ニュース|株式会社SBI新生銀行

ただし、この金額はあくまでも平均なので参考程度にとどめておきましょう。一般的には、お小遣いは収入の10%程度が理想とされていますので、毎月の生活費や貯金にまわすお金とのバランスをみながら調整するのがGOOD。

平均額程度におさめたい人必見!生活費の節約術

先に紹介した平均額や割合と比べて、あなたの毎月かけている生活費はいかがでしたか?「想像していたよりも平均額よりも高かった」「固定費の割合が高すぎる」と思っている人は、諦めずに節約に挑戦しましょう。生活費の節約方法にもいろいろありますが、まずは次の3つを試すのが効果的ですよ。

生活費の節約術1)すべての固定費を見直す

支出項目は、住居費・水道光熱費・通信費といった「固定費」、食費・交際費などの「変動費」に大きく分けられ、前者の方が節約効果が高いと言われています。というのも、変動費と違い固定費は、毎月支払うことが確定している項目だから、一度節約できれば翌月も、またその翌月も同じ金額を削減できるメリットがあるためです。例えば、スマホの料金プランを変えて月々5,000円から4,000円に節約できたら、1カ月で1,000円、1年でなんと12,000円も通信費を削減できる計算に!

住居費は家賃交渉や住宅ローンの乗り換えなどハードルが少々高いため、光熱費、通信費、保険料、車の維持費、教育費から見直しましょう。特に手軽なのは光熱費の節約。スマホの料金プランを変更するように、電力会社・ガス会社を切り替えるだけで節約ができますよ。エネチェンジでは、あなたにおすすめの電力会社・ガス会社の料金プランを比較でき、節約額もすぐ確認できます。会員登録なども不要で、郵便番号や世帯人数を入力するだけだから、ぜひ気軽に診断してみてくださいね。

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生活費の節約術2)家計簿をつけて無駄を見つける

節約の基本は無駄を削減することですが、そのためには“必要な支出”と“不要な支出”を判別する必要があります。単純にお金を使っているだけでは“不要な支出”に気づきにくいため、家計簿をつけるのがおすすめ。

住居費や食費など項目別に支出金額を記録し、予算オーバーしている項目を見つけ、その項目を節約する、というサイクルを繰り返しましょう。やみくもに節約するよりも効率よく無駄を削減できるため、効果も出やすいですよ。

生活費の節約術3)お金の悪い使い方を改善する

家計簿をつけて不要な出費を見つけるだけでなく、自分のお金の悪い使い方について振り返るのも効果的。悪いお金の使い方で代表的なのは、“無駄遣い”でしょう。「コンビニに行くと、つい必要のないお菓子まで買っている」「ウィンドウショッピングのつもりで出かけても、いつも洋服や雑貨などを買ってしまっている」など無駄遣いの形跡がないか家計簿でチェックしてみてください。

さらに、見つけた反省点を少しずつ改善していくのが重要。例えば、コンビニに行く回数を減らす、目的がない時はデパートに行かない、といった具体案に落とし込めると効果がありますよ。小さなことに感じるかもしれませんが、こうした日々の積み重ねがジワジワと家計改善につながっていくでしょう。

生活費の平均額を知って、節約につなげましょう!

生活費の平均額・理想の割合を知れば、自分が何に余計なお金を使っているかが分かるようになります。無駄を見つけたら行動に移し、ぜひ節約につなげてみてください。生活費のバランスがよくなれば、貯金や自由に使えるお金が増えて、今よりも生活が豊かになるでしょう。

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この記事を書いた人

エネチェンジ編集部

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エネチェンジ内のメディア「でんきと暮らしの知恵袋」の記事を執筆しています。電気・ガスに関する記事のほか、節約術など生活に役立つ情報も配信しています。

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