高齢者こそエアコン買い替えが大事!家族が気にかけたい3つのポイントは?
今年の夏は暑くなりそうです。毎年夏になると、特に高齢者や子供の熱中症が心配されます。高齢者世帯は古いエアコンを使っている場合も多く、盛夏エアコンが壊れた場合、命にかかわる危険性もあります。
身近に高齢者のみで暮らしている家族があるという方は、高齢者のエアコン買い替えの必要性を知り、買い替えの手助けをしてあげることが必要と考えられます。
高齢者こそエアコン買い替えが大事な、3つの理由
みずほ情報総研(株)が行った「シニア層の節電実態」に関する調査結果によると、エアコンと冷蔵庫では、50代以上の約2割が15年以上の家電を利用しているといいます。また、シニア層は節電行動は多いが、一人当たりの電気代が高額になっているということです。
出典:みずほ情報総研:「シニア層の節電実態」に関する調査結果を発表
15年以上前のエアコンを使っていると、どんな問題が起こるのでしょうか?
実は、3つの重要なポイントがあるんです。
- 故障の心配(命に関わることも!)
- 省エネ性が低く、電気代が高くついてしまう
- 身体にやさしい最新機能が使えない
これらの点を、ひとつづつ見ていきましょう。
古いエアコンは故障が心配!盛夏に故障すると命にかかわることも
古いエアコンを使っていると、まずは故障の心配があげられます。エアコンが盛夏に故障した場合、命にかかわる危険性もあります。
熱中症は室内でも起こります。今年2015年はもうすでに何日も猛暑日が続いています。あまりに昔のエアコンをそのまま使っている場合などは、まずは故障による熱中症の心配などの面から買い替えを検討したいものです。
猛暑にみまわれた平成22年には1,745人が熱中症で死亡し、その80%が65歳以上の高齢者でした。熱中症の死亡者数は子どもでは少なくなっていますが、その発生率は高いことが知られています。熱中症弱者ともいえる高齢者と子どもの熱中症を予防するためには、高齢者や子どもの体温調節能力や温熱的生活環境を理解する必要があります。
エアコンの買い替えによる節電効果は、15年前とくらべて43%にも!
高齢者の節電意識が高いわりに高齢者一人当たりの電気代が高い、という理由として考えられるひとつに、古い家電を使っている、ということがあります。
最新の家電の省エネ性は高くなっており、エアコンの場合では、15年前のエアコンを買い替えた場合は43%の省エネに、10年前のエアコンを買い替えた際は19%の省エネとなります。最も電気代がかかる暖房時の消費電力で比較
エアコンだけを見ても買い替えによる節電効果が高いことがわかります。電気代平均額が高い高齢者世帯も、エアコンの買い替えにより、電気代を節約することができると考えられます。
エアコンの買い替えによる電気代節約効果については、以下の記事で詳しくご紹介しています。
最新の省エネエアコンの身体にやさしい機能は高齢者にも安心!
最新の省エネエアコンは、かかる電気代が少なくなっているだけでなく、部屋の隅々まで届く気流にこだわったものや、人の位置を把握するセンサーが搭載されたもの、空気の綺麗さにこだわったものなど様々な特徴があるものが多く登場しています。
特に高齢者世帯は、直接風が当たらないようにコントロールされる冷房機能や、夏だけではなく冬の暖房時の足元の暖かさなど、身体への負担についても考えながら選びたいものです。
以下の記事で、最新の省エネエアコンをメーカーごと特徴を比較し、ご紹介しています。
高齢者世帯のエアコンの買い替えは身近な家族が気にかけてあげましょう
みずほ情報総研(株)の調査によると、家電の買い替えについては手間も多く、シニア層は腰が重くなりがちとも考えらるため、シニア層に身近である家族に着目し、家電購入に係わる支援についての実態を把握。結果、50代を過ぎると、家電製品の購入について子や孫に相談する機会が増加し、70代では34%が家電製品の購入時に子や孫に相談した経験があった、ということです。
出典:みずほ情報総研:「シニア層の節電実態」に関する調査結果を発表
身近な家族に高齢者世帯があるという場合は、エアコンの状態や年数、買い替えの必要性があるかなど気にかけてあげることで、エアコンの故障による熱中症予防や、無駄な電気代を抑えていくことにつながります。
エアコン買い替え時、電気代の確認方法は?
エアコン買い替え時、新しいエアコンにかかる電気代を確認したい場合は、カタログなどの「期間消費電力」を見ましょう。
「期間消費電力量」とは、そのエアコンを1年間、冷暖房で使用した際にかかる電力量の目安です。「期間電力量」が少ないエアコンほど、かかる電気代が少ないということになります。
エアコンの「期間消費電力」について、詳しくは以下の記事でご紹介しています。
エアコン買い替え時は電気料金プランの見直しも!
電気料金プランはそのご家庭の電気の使用時間帯などにより、一番安い単価が適用されるプランを自由に選ぶことができます。エアコンなど大型家電を買い替えた際は、最新の省エネ家電の電気代を最大限節約してお得に使っていくためにも、電気料金プランの見直しをしてみましょう。
ご家庭に最適な電気料金プランが知りたい場合は、エネチェンジプラン診断が便利です。最近1か月分の電気料金から診断でき、携帯やパソコンから簡単に診断できますので、ご家庭や、身近な家族の高齢者世帯の電気料金プラン見直しにご活用ください。
年間平均42,661円節約できます!
エネチェンジ電力比較診断の3人世帯を選択したシミュレーション結果で、電気代節約額1位に表示されたプランの年間節約額の平均値です。節約額はギフト券などの特典金額も含まれています(シミュレーション期間/2024年4月1日~2024年6月30日)
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