電気ストーブの電気代は高い?省エネにつながる暖房器具の使い方を解説

電気ストーブの電気代は高い?省エネにつながる暖房器具の使い方を解説

冬によく暖房器具として使われる電気ストーブの電気代は、あなたが思っている以上に高いかもしれません。この記事では電気ストーブの気になる電気代をわかりやすく解説します。

また冬の電気代を節約しながら暖かく過ごすには、どの暖房器具が一番最適なのか、どんな時にどの暖房器具を使うのが一番おトクなのか、この記事を読むことでわかるようになります。光熱費が気になる冬の暖房、少しでも電気代が安くなるためのヒントとなれば幸いです。

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更新日
2022年12月2日

電気ストーブの電気代は意外と高い!

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電気ストーブの電気代って意外と高いんですよ!

電気ストーブの電気代は、「強」で使用した場合1時間あたり31円
毎日8時間つけていたとすると、ひと月あたり6,480円と、電気ストーブ1台だけでかなりの電気代がかかってしまうんです!

電気ストーブの電気代は意外と高く、その他の家電の電気代も合わせた家庭全体の電気代は、家計の出費の多くを占めるものになります。

「電気代を節約したい!」という方は、エネチェンジ電力比較を利用して、あなたにぴったりの電力会社を選んでみてください。

電気ストーブの電気代と、そのほかの暖房器具の電気代を比較

電気ストーブの電気代が高いとなると、冬はどの暖房器具を使うべきなのでしょうか。電気ストーブ・オイルヒーター・エアコン・電気カーペット・こたつの電気代を比較して検証してみました。
電気代は、全国家庭電気製品公正取引協議会「電力料金目安単価」から1kWhあたり31円(税込)として計算しています。

電気ストーブの電気代を紹介

電気ストーブは、発熱体を使って輻射熱(放射熱)をつくり暖める暖房器具です。使用する発熱体の種類によって、カーボンヒーター・ハロゲンヒーター・石英管ヒーター・シーズヒーターなどがあります。スイッチをつけると早めに暖かさを感じられますが部屋全体を暖めるには不向きなので、足元などピンポイントを暖めたいとき、短時間使用するときなどにおすすめです。

冬の暖房器具として活躍する電気ストーブの電気代は、1時間でどのくらいなのでしょうか?今回はカーボンヒーター・ハロゲンヒーターの電気代を見てみましょう。

電気ストーブの種類
カーボンヒーター
炭素繊維(カーボン)を発熱させます。ハロゲンヒーターよりも遠赤外線の放射量が多く、消費電力が少ないため省エネです。
ハロゲンヒーター
ハロゲンランプを発熱させます。発光するランプの光がまぶしい場合があります。またハロゲンランプは消耗品なので、寿命がくれば買い換え時ということになります。
石英管ヒーター
石英管ガラスで覆ったニクロム線を発熱させます。ハロゲンヒーターに比べて速暖性は低く、石英管は割れやすいので注意が必要ですが、比較的割安な価格で購入できるものが多いです。
シーズヒーター
絶縁体で包み、金属管(シース)で覆ったニクロム線を発熱させます。比較的速暖性は低めですが、カーボンヒーターよりも遠赤外線の放射量が多く省エネです。また金属管が使われているので、壊れにくいといわれています。

ハロゲンヒーターの電気代は?

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ハロゲンヒーター

ハロゲンヒーターの消費電力は強で800W、弱で400W、電気代は1時間あたり強で約21.6円、弱で約10.8円です。

消費電力参照:ハロゲンヒーター「SKJ-SH85H」|エスケイジャパンセールス

カーボンヒーターの電気代は?

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カーボンヒーター

カーボンヒーターの消費電力は強で900W、弱で450W、電気代は1時間あたり強で約24.3円、弱で約12.2円です。

消費電力参照:遠赤外線カーボンヒーター「DC-W091」|山善

電気ストーブ以外の暖房器具の消費電力と電気代の目安

電気ストーブの電気代を、ほかの暖房器具と比べてみましょう。

ただし今回比較する暖房器具のうち、オイルヒーターとエアコンは部屋全体を暖めるもので、部分的に暖める電気ストーブとは性能が異なります。同じ条件で正確に電気代を比較できないので、目安として見てくださいね。

オイルヒーターの電気代は?

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オイルヒーター

オイルヒーターの消費電力は強で1200W、中で700W、弱で500Wです。
消費電力参照:ユニカルド オイルヒーター「RHJ65L0712」|デロンギ

オイルヒーターは中のオイルを温めている間の消費電力が大きく、オイルが温まったあとの消費電力が小さくなるなど、使用中に消費電力量が変化します。記載されている消費電力だけでは、正確な使用中の電気代を計算できないため、今回はデロンギのデータを参考にしてみましょう。

デロンギによると、オイルヒーターの電気代目安は以下のようになります。

デロンギ オイルヒーターの電気代目安(デロンギ・ジャパン発表)

部屋の広さ設定温度1時間あたりの電気代
(通常運転時)
1時間あたりの電気代
(エコ運転時)
リビング(10畳)20℃約18.2円約14円
子ども部屋(8畳)18℃約12.7円約10.6円
寝室(6畳)16℃約8.8円約7.8円

シミュレーション条件
建物の構造・断熱性:RC集合住宅・新省エネ基準(Ⅳ地域)に適合 運転時間:9時間(リビング:13時~22時、勉強部屋:13時~22時、寝室:22時~翌7時)外気温:拡張アメダスデータに基づいた東京の12月上旬の気温/照明や人体の発生熱などを考慮/1kW/時の電気代は27円(※)で計算 (※2020年7月現在)
出典:デロンギ ヒーター 電気代は?|デロンギ

エアコンの電気代は?

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エアコン(10畳向け)暖房時の期間消費電力量は543kWhです。消費電力参照:ルームエアコン「CS-X282D」|パナソニック

1時間あたりの電気代を計算すると約5.1円です。約5.09円=(543kWh×27円/kWh)÷(暖房期間11月8日~4月16日の160日間×JIS使用時間18時間)※小数点第3位以下四捨五入

電気カーペット(ホットカーペット)の電気代は?

電気カーペット(ホットカーペット)の定格消費電力は2畳用で490W、3畳用で710Wです。消費電力参照: 着せ替えカーペットセットタイプ(2畳相当)「DC-2NKC1」|パナソニック着せ替えカーペットセットタイプ(3畳相当)「DC-3NKC1」|パナソニック

パナソニックのデータを参考にすると、電気代は以下のようになります。

電気カーペットの1時間あたりの電気代
2畳用
高:約9.0円/中:約6.2円
3畳用
高:約12.7円/中:約9.0円

電気代は、室温15℃の場合で1kWhあたり27円(税込)として計算されています。

こたつの電気代は?

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こたつの消費電力は強で約160W、弱で約80Wです。消費電力参照:カジュアルこたつ「EYC-8060」|山善

電気代は1時間あたり強で約4.3円、弱で約2.2円です。

暖房器具の電気代と特徴を一覧で比較!

上記で説明した暖房器具の電気代を一覧表にまとめました。

暖房器具の電気代一覧比較

家電畳数の目安1時間あたりの電気代1カ月あたりの電気代
電気ストーブ(ハロゲンヒーター)-強:約21.6円/弱:約10.8円強:約5,184円/弱:約2,592円
電気ストーブ(カーボンヒーター)-強:約24.3円/弱:約12.2円強:約5,832円/弱:約2,928円
オイルヒーター(通常運転時)10畳約18.2円約4,368円
8畳約12.7円約3,048円
6畳約8.8円約2,112円
エアコン(暖房時)8畳~10畳約5.1円約1,224円
電気カーペット2畳高:約9.0円/中:約6.2円高:約2,160円/中:約1,488円
3畳高:約12.7円/中:約9.0円高:約3,048円/中:約2,160円
こたつ(80cm×60cm×高さ39cm)-強:約4.3円/弱:約2.2円強:約1,032円/弱:約528円
1カ月の電気代は、各暖房器具を1日8時毎日30日間使用したとして計算しています。

一覧表で見ると、電気ストーブの電気代が高いことがわかります。使用時間が長くなるほど電気代がかかるため、電気ストーブは長時間つけっぱなしにする暖房器具としては向いていません。暖めたいスポットがほぼ決まっている場合や、エアコンで部屋が暖まるまでの間など、短時間だけ使用する場合におすすめです。

暖房器具は目的に合わせてじょうずに使い分ければ、効率よく暖められて電気代も節約できます。では、どのように選んで使い分けたらよいのでしょうか?

暖房器具は目的別に適切なものを選べばいい!

暖房器具はそれぞれ暖まる範囲や速度に違いがあります。狭い空間を暖める、広い空間を暖める、一部のスポットだけ暖める、短時間で暖める、といったように、目的によってどの暖房器具が最適なのかが異なります。

目的に合わせた暖房器具の選び方
目的最適な暖房器具
広い空間全体を暖めたい場合エアコン
狭い場所だけれど空間全体を暖めたい場合オイルヒーター
一部の床面を暖めたい場合電気カーペット
短時間だけ使う場合ハロゲンヒーター
カーボンヒーター
メイン暖房をつけるまでもないけれど手足が寒い、
メイン暖房の設定温度を下げて節約したい場合
こたつ

このように、部屋や目的別に暖房器具を選んで使い分ければ、無駄な電気代がなくなり、快適に過ごせるんですよ!

電気ストーブの電気代と暖房器具の電気代比較まとめ

電気ストーブの電気代について説明しました。いかがでしたでしょうか?

電気ストーブは、洗面所で使う、エアコンの暖房で部屋が暖まるまでの補助暖房として使うなど、短時間だけ使うのがおすすめです。電気ストーブは消費電力が大きいので、ほかの暖房器具と目的別に使い分けて、電気代を節約しながら使いましょう。

暖房器具ごとの目的と電気代まとめ
目的家電1時間あたりの電気代1カ月の電気代
短時間だけ使う場合電気ストーブ(ハロゲンヒーター)強:約21.6円/弱:約10.8円強:約5,184円/弱:約2,592円
電気ストーブ(カーボンヒーター)強:約24.3円/弱:約12.2円強:約5,832円/弱:約2,928円
狭い場所だけれど空間全体を暖めたい場合オイルヒーター(通常運転時)【10畳】約18.2円
【8畳】約12.7円
【6畳】約8.8円
【10畳】約4,368円
【8畳】約3,048円
【6畳】約2,112円
広い空間全体を暖めたい場合エアコン(暖房時)約5.1円約1,224円
一部の床面を暖めたい場合電気カーペット【2畳】高:約9.0円/中:約6.2円
【3畳】高:約12.7円/中:約9.0円
【2畳】高:約2,160円/中:約1,488円
【3畳】高:約3,048円/中:約2,160円
メイン暖房をつけるまでもないけれど手足が寒い
メイン暖房の設定温度を下げて節約したい場合
こたつ(80cm×60cm×高さ39cm)強:約4.3円/弱:約2.2円強:約1,032円/弱:約528円

暖めたい場所や暖める時間などによって暖房器具を使い分けて、冬の暖房にかかる電気代をじょうずに節約して使っていきましょう。

この記事を書いた人

エネチェンジ編集部

エネチェンジ編集部

エネチェンジ内のメディア「でんきと暮らしの知恵袋」の記事を執筆しています。電気・ガスに関する記事のほか、節約術など生活に役立つ情報も配信しています。

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