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ホットカーペットの電気代と節約テクニック。エアコンやこたつとの比較も紹介

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節約額

冬の暖房器具としてホットカーペット(電気カーペット)を使用する方やこれから購入予定の方も多いでしょう。冬の間ずっと使用するとなると、ホットカーペットの電気代がどのくらいなのか気になりますよね。

この記事では、ホットカーペット(電気カーペット)の電気代を畳数別にご紹介します。また、エアコンやこたつと電気代がどれくらい変わるのか、ホットカーペットの上手な節約方法をわかりやすく説明していきます。

ホットカーペットを賢く使えば、冬の暖房費を節約しながら快適に過ごせます。ぜひ参考にしてください。

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更新日
2023年12月30日

ホットカーペット(電気カーペット)の消費電力と電気代を畳数別に解説

ホットカーペットの電気代はどのくらいかかるのでしょうか。

ホットカーペットは畳数によって消費電力が変わります。そこで、1畳、2畳、3畳と畳数ごとにどのくらい電気代がかかるかを見ていきましょう。

今回は実際のパナソニックの電気カーペット、DCシリーズを例に解説していきます。

ホットカーペットの消費電力

パナソニックが販売している電気カーペット、DCシリーズの1時間あたりの標準消費電力量(※)は次の通りです。ホットカーペットの面積(畳数)によって消費電力が大きく変わるので、畳数もあわぜて紹介します。(※)1時間あたりの標準消費電力量は、室温15℃で畳の上にホットカーペットを広げた状態で測定し、1時間あたりの標準消費電力量一般社団法人日本電機工業会の測定方法に基づいて、標準品を測定した値です(同梱のカバー使用時)。

DC-1NKB1
畳数:1畳
消費電力量(目盛中/高):120W/165W

出典:DC-1NKB1|電気カーペット(ホットカーペット)|パナソニック

DC-15NKB1
畳数:1.5畳
消費電力量(目盛中/高):185W/255W

出典:DC-15NKB1|電気カーペット(ホットカーペット)|パナソニック

DC-2HAB10
畳数:2畳
消費電力量(目盛中/高):230W/315W

出典:DC-2HAB10|電気カーペット(ホットカーペット)|パナソニック

DC-3HAB10
畳数:3畳
消費電力量(目盛中/高):320W/450W

出典:DC-3HAB10|電気カーペット(ホットカーペット)|パナソニック

ホットカーペットの電気代

ここでは先述した消費電力量を元に、1時間あたりの電気代を計算してみましょう。

畳数別ホットカーペットの電気代一覧

畳数1畳1.5畳2畳3畳
製品名DC-1NKB1DC-15NKB1DC-2HAB10DC-3HAB10
消費電力(目盛中/強)120W/165W185W/255W230W/315W320W/450W
1時間あたりの電気代(目盛中/強)3.7円/5.1円5.7円/7.9円7.1円/9.8円9.9円/14円
1日あたりの電気代(1日5時間使用)18.5円/25.5円28.5円/39.5円35.5円/49円49.5円/70円
1ヶ月あたりの電気代(30日間使用)555円/765円855円/1185円1065円/1470円1485円/2100円

小数点第二位を四捨五入しています。

電気料金は、全国家庭電気製品公正取引協議会「電力料金目安単価」から1kWhあたり31円(税込)として計算しています。

上の表から、ホットカーペットは畳数が増えるほど電気代も高くなることがわかります。特に3畳サイズのホットカーペットは多人数でも快適に過ごせますが、強で使用する時の1時間あたりの電気代が14円と2けたに達しているのが気になるところです。

ホットカーペット(電気カーペット)とこたつ、電気代はどっちが安い?

同じ暖房器具であるこたつの電気代を、ホットカーペットの電気代と比較してみましょう。

こたつの消費電力量はヒーターの種類によって異なり、ニトリのリビングこたつ(石英管ヒーター)の場合、消費電力は300Wです。ただし、常にこの消費電力で動いているわけではありません。こたつの内部が暖まれば消費電力量の低い弱運転に切り替わるので、電気代も安くなります。

例えばニトリのリビングこたつ(石英管ヒーター)の電気代は、1時間あたり弱2.5円~強5円です。一方、ホットカーペット(1畳)の電気代は1時間あたり弱3.7円~強5.1円です。

出典:リビングこたつ(LS22 8060 WW)

こたつの電気代はホットカーペットに比べて安い傾向にありますが、こたつが暖められる範囲はホットカーペットより狭いです。

ホットカーペット(電気カーペット)とエアコン、電気代はどっちが安い?

続いては、こたつの電気代を、エアコンの電気代と比較してみましょう。

エアコンの電気代は、使用している環境によって消費電力量が大きく変わるため、計算するのが難しいです。また、ホットカーペットは足元を暖める、エアコンは部屋全体を暖めるというように、暖房能力や使用用途が異なります。

例えば、ノクリアXシリーズの場合、1時間あたりの電気代は最小能力時3.3円、最大能力時62円が目安です。ホットカーペット(1畳)の電気代は1時間あたり弱3.7円~強5.1円なので、最大で約12倍エアコンの方が電気代が高くなります。

出典:インバーター冷暖房エアコン 「ノクリア」 XシリーズAS-X283N

ホットカーペット(電気カーペット)の特徴とメリット・デメリット

電気カーペットとも呼ばれるホットカーペットは、カーペットの中に電線を通してその電線に電気を通して、カーペットの表面を暖める暖房器具です。

メリット・デメリットがあるので、理解した上で上手に使いましょう。

ホットカーペットのメリット

ホットカーペットのメリットは、以下の通りです。

  • 電源をいれるとすぐに暖まる。
  • エアコンなどのように空気が乾燥しない。
  • ヒーターなどほかの暖房器具と比べると、消費電力が少ないものが多い。

ホットカーペットは暖まる時間が短いので、すぐに暖まりたい人にはおすすめの暖房器具です。また、空気が乾燥しにくいので、部屋の湿度を気にする必要が少なくなります。

ホットカーペットのデメリット

ホットカーペットのデメリットは、以下の通りです。

  • 表面のみが暖かいので、ホットカーペットだけでは空間を暖められない。
  • きちんと対策しないとダニが発生する場合がある。

ホットカーペットは表面のみが暖かいので、ホットカーペットだけで室内空間の全体を暖められません。また、カーペットなので、ダニが発生する場合があります。こまめな掃除を心がけましょう。

ホットカーペット(電気カーペット)節電のコツは?

ホットカーペットの特徴である、限られた部分(カーペットの表面部分)のみを暖める暖房器具という点を活かして使えば、節電しながらホットカーペットを活用できるでしょう。
その方法は以下の通りです。

必要なサイズのホットカーペットを選んで使用する面積だけ使う

ホットカーペットはさまざまなサイズが販売されています。また、家族向けの大きなサイズのホットカーペットは、全面・1/2面・1/3面と、暖めるカーペットの面積が切り替えられるものもあります。

ホットカーペットはエアコンなどのように空間を暖められないので、人がいない部分で使っている電気は無駄になってしまいます。暖める面積が大きくなるほど無駄も消費電力も大きくなります。

ホットカーペットは必要な面積のものを選ぶ、使用時は必要な面積だけ暖める、という2点に気を付けると、ホットカーペットの電気代を無駄なく節約できます。

断熱シートなどを使い、熱を逃がさない

ホットカーペットと断熱シートの併用もおすすめです。

ホットカーペットは直に体に触れます。そのため、部屋の温度よりも体感温度が高くなるのがメリットです。ただし床が冷たいと、ホットカーペットの熱が床へ逃げてしまいます。ホットカーペット用の断熱シートを床とホットカーペットの間に敷いて床から熱を逃がさないようにすれば、温度設定を強から中に低くしても快適になるなど、更に電気代が節約できます。

合わせて窓用の断熱シートも利用すれば、窓から冷気を取り込むのを防げるので暖房費を節約できますよ。

古いホットカーペットは買い替える

エアコンと違って、ホットカーペットは10年前のモデルであっても消費電力はそれほど変わりません。

ただし新しいホットカーペットなら、室温に合わせて温度調整をする、電源が自動で切れるタイマー機能が付いているなど、省エネ機能が搭載されているものなら効率よく節約できます。古いホットカーペットはそうした省エネ機能の付いたモデルに買い替えるのもひとつの方法です。

エアコン、毛布と併用する

ホットカーペットとエアコンを併用する方法もおすすめ!エアコンが室内の温度を検知し、設定温度を自動的に下げてくれるので、節電に効果的です。暖める面積を切り替えなくても、電気代を節約できますよ。

また、ホットカーペットを使用するときに毛布をかけると、ホットカーペットからの熱を逃がさず効果的に暖かさが保てます。

ホットカーペットを賢く使って電気代の節約に

ホットカーペット(電気カーペット)の電気代は、畳数次第で大きく変わります。エアコンやこたつとの比較も参考にして、暖房に取り入れるか検討してください。

寒い室内に1人でいるときや短時間だけ暖をとりたい場合は、面の切り替えや床・窓の断熱を工夫すれば、冬の電気代をじょうずに電気代が節約できますよ。

更に冬の高い電気代で悩んでいる人は、この機会に電力会社の見直しも行いましょう。電力自由化で自由に電力会社を選べるようになったので、自分にピッタリなプランを見つけやすくなりました。

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この記事を書いた人

エネチェンジ編集部

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エネチェンジ内のメディア「でんきと暮らしの知恵袋」の記事を執筆しています。電気・ガスに関する記事のほか、節約術など生活に役立つ情報も配信しています。

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