電気代を調べる方法は?内訳や今月の電気料金を確認しよう!
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電気代を調べる方法は、契約している電力会社・電気料金プランによって異なります。本記事では、月の電気代の調べ方をご紹介。「今月の電気代がいくらか知りたい」「電気代の内訳がどうなっているか調べたい」という方はぜひチェックしてくださいね。
- 更新日
- 2024年5月22日
電気代を調べる方法は?
契約している電力会社によって電気代を調べる方法は異なります。
まずは、契約している電力会社・電気料金プランを確認しましょう。
電気代を調べる方法1)旧一般電気事業者の場合
旧一般電気事業者とは、北海道電力・東北電力・東京電力エナジーパートナー(以下、「東京電力EP」)・中部電力ミライズ・北陸電力・関西電力・四国電力・中国電力・九州電力・沖縄電力の10社をさします。
旧一般電気事業者の「従量電灯」を契約している場合、毎月の電気代は紙の「電気ご使用量のお知らせ(検針票)」やWEBで調べられます。「従量電灯」以外の電力自由化後のプランの場合は「電気ご使用量のお知らせ(検針票)」がありませんが、希望すれば発行してもらえます(有料)。
旧一般電気事業者10社の会員向けマイページのリンク先を、以下にまとめてみました。
電力会社 | マイページ |
---|---|
北海道電力 | ほくでんエネモール |
東北電力 | よりそうeねっと |
東京電力EP | くらしTEPCO web |
中部電力ミライズ | カテエネ |
北陸電力 | ほくリンク |
関西電力 | はぴeみる電 |
中国電力 | ぐっとずっと。クラブ |
四国電力 | よんでんコンシェルジュ |
九州電力 | キレイライフプラス |
沖縄電力 | おきでん more-E |
例えば東京電力EPなら「くらしTEPCO web(※)」という会員向けマイページで、毎月の電気代や電気使用量を調べられます。さらに過去2年分の電気代・使用量をグラフでチェックする、プロフィールの似た家庭と比較するなど、節電の目安に活用できて便利です。
(※)「くらしTEPCO web」利用時には会員登録が必要となります。なお東京電力EPの「従量電灯B・C」を契約している場合は、「くらしTEPCO web」ではなく「専用のWebサイト」で調べられます。「専用のWebサイト」は会員の登録手続きは不要で、「電気ご使用量のお知らせ(検針票)」に記載されているお客さま情報を入力するだけで利用できます。
電気代を調べる方法2)新電力の場合
新電力とは、電力自由化以降に新規参入した電力会社を指します。
新電力と契約している方は、インターネット上の契約者向けのマイページで電気代を調べられます。契約中の新電力のホームページから会員向けマイページを探してみましょう。新電力によっては、希望すれば紙の請求書を発行してくれます。ただし、有料の場合もあるので、事前に確認しましょう。
電気料金をかしこく管理できる
電気の利用状況の把握におすすめなのが、国内最大級の電気・ガス比較サイトが提供する「エネチェンジ・マイエネルギー」。会員登録した人のスマートメーターの電力データをベースに、電気の利用状況を確認できたり、使用量の変化をアラートしてくれたり、節電に役立つ情報を提供してくれます。
さらに電力データから、最適な電気料金プランを自動でシミュレーションし、そのまま簡単に切り替えてくれる機能も。無料で利用できるので、ぜひご活用ください。
電気代を調べるときに知っておきたいこと
電気料金の内訳や世帯人数別の電気代平均額、そして電気代が高くなる原因などを紹介します。
電気代を調べるときに電気料金の仕組みや平均額を知っておくと、電気代が高くなる理由や電気代の節約のために重視すべきポイントも分かるようになりますよ。
電気代を調べるときに知っておきたいこと1)電気料金の内訳
毎月私たちのもとへ請求されてくる電気料金は以下のように計算されています。基本的にはどの電力会社の電気料金プランを契約しても、同様にかかる料金です。一部の特殊な電気料金プランでは燃料費調整額などがかからない場合があります。
- 1. 基本料金もしくは最低料金
- 電気の使用量に関わらず、毎月必ず発生する料金。例えば、北海道電力・東北電力・東京電力EP・中部電力ミライズ・北陸電力・九州電力の「従量電灯B」の場合は、契約アンペア数ごとに基本料金が設定されています。関西電力・中国電力・四国電力の「従量電灯A」、沖縄電力の「従量電灯」を契約している方は、最低料金が設定されています。
- 2. 電力量料金単価×使用量
- 使用電力量あたりにかかる料金。使用量によって単価が変動する従量制のタイプ、単価が変動しないタイプなど、電力会社・電気料金プランによって異なります。
- 3. 燃料費調整単価×使用量
- 燃料費調整額は、発電に必要なLNG(液化天然ガス)など燃料の価格変動を電気料金に反映させるための料金。単価は毎月変動します。くわしくは「燃料費調整額とは 上限撤廃している電力会社はどこ?」をご覧ください。
- 4. 再エネ賦課金単価×使用量
- 再エネ賦課金(再生可能エネルギー発電促進賦課金)とは、再生可能エネルギーによる発電を普及・拡大させることを目的に、電力会社が再生可能エネルギーを買い取る際の費用を消費者が負担するもの。単価は国が決めていて、毎年変動します。くわしくは「再エネ賦課金(再生可能エネルギー発電促進賦課金)とは?2024年は値下げ?値上げ?」をご覧ください。
電気代を調べる際は、各料金ごとにチェックすると、高くなっている原因などが把握しやすくなるでしょう。
電気代を調べるときに知っておきたいこと2)電気代の平均額
総務省統計局の家計調査データ(2023年)を参考に、世帯人数別の電気代平均額をチェックしてみましょう。
世帯人数 | 月間平均電気代(2023年7月~2024年6月) |
---|---|
1人暮らし | 6166円 |
2人暮らし | 10084円 |
3人家族 | 11544円 |
4人家族 | 11892円 |
5人家族 | 12999円 |
6人家族以上 | 17120円 |
1人世帯平均額出典:家計調査/家計収支編 単身世帯|e-stat2人~6人以上世帯平均額出典:家計調査/家計収支編 二人以上の世帯|e-stat
ご家庭の電気代と比べていかがですか?平均額よりも高いか安いかを比べれば、電気代を節約するときの目安になりますよ。
一般家庭の電気代平均額について、さらに詳しくは以下の記事で紹介しています。
平均的な電気代について世帯人数や季節別に徹底解説!
電気代を調べるときに知っておきたいこと3)電気代が高くなる原因
電気代が高くなる原因を知っておくことで、急な電気代高騰に焦ることはなくなるでしょう。ここで4つの原因を紹介します。
- 電気使用量が増えた
- 一般的な電気料金プランは、電力量料金と燃料費調整額、再エネ賦課金の箇所が使用電力量と乗じるため、使用電力量が増えれば電気料金も高くなります。特に夏季・冬季はエアコンや暖房器具などを利用する機会が増え、使用電力量も増加する傾向です。また、リモートワークをするようになった、家族が増えた、ペットを飼うようになって空調をつけっ放しにするようになった、などライフスタイルの変化も一因として考えられます。
- 燃料費調整額が上昇した
- 前述の通り、電気を作るために必要な燃料自体が値上がりすると、燃料費調整額も高くなります。毎月、電力会社の公式ホームページなどで確認ができます。
- 電気の市場価格が上昇した
- 日本卸電力取引所(JEPX)の影響を一部受けるプランや、市場連動型プランを契約している場合、市場価格が高騰した際に電気代も高くなります。変動額については、電力会社の公式ホームページなどで確認ができます。
- 生活スタイルに合っていないプランを利用している
- 電気料金プランもさまざまで、日中に電力量料金が安くなるプランや、一定の使用電力量まで定額のプランなどがあります。もし自身の生活スタイルにあったプランを選択していなければ、電気代も高くなります。
そのほかにも、電力会社が値上げや料金に関する改定を行うと、月々の電気代に影響があります。
電気料金の値上げについて詳しく知りたい方はこちら高騰!電気料金が値上げされる理由を解説!月の電気代はどれくらい高くなる?
電気代を調べてみて、電気代が気になるなら電力会社を見直しましょう!
毎月の電気代と電気使用量は、各電力会社のホームページにある会員向けマイページなどで調べられることがわかりましたね。
電気代を調べてみて「思ったよりも電気代が高かった!」という方には、電力会社の見直しがおすすめです。電気・ガス比較サイト「エネチェンジ」では、郵便番号などを入力するだけで節約につながる電力会社が見つけられます。お得なキャンペーンを実施している電力会社もあるのでチェックしてくださいね。
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