これが理想!家賃の目安は手取り収入ですぐわかる
生活費のなかでも多くの割合を占める家賃。計算しないで適当に入居する物件を決めてしまうと……
「家賃が高すぎて、今月もギリギリでやりくり(涙)」
「家賃をもう少し抑えておけば、もっと趣味にお金が使えたのに!」
という羽目になりかねません。そこで大事なのが、あなたにとって最適な「家賃の目安」を知ることです。家賃の目安をどのように計算するか解説していきましょう!
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一目でわかる!家賃の目安・地域別平均額
家賃は手取り月収の「30%以内」が目安
人が生きていくためには、家賃以外にも食費や水道光熱費、スマホの通信費などさまざまな生活費がかかってきます。そうした諸々の費用と合わせて将来のために貯金もしたいとなると、家賃は「手取り月収の30%以内」に抑えておくのがおすすめ。
ボーナスを含めたり、税金や保険料が引かれる前の額面月収ですと、実際の収入とは隔たりがあるため、必ず手取り年収を元に計算してくださいね。
- 手取り年収(ボーナスを含めない)÷12×0.3=適切な家賃
以下の表は、手取り年収を元にした家賃の目安表です。
手取り年収(ボーナスを含めない) | 手取り月収 | 家賃の目安 |
---|---|---|
2000000円 | 166666円 | 49999円 |
2500000円 | 208333円 | 62499円 |
3000000円 | 250000円 | 75000円 |
3500000円 | 291666円 | 87499円 |
4000000円 | 333333円 | 99999円 |
4500000円 | 375000円 | 112500円 |
5000000円 | 416666円 | 124999円 |
5500000円 | 458333円 | 137499円 |
6000000円 | 500000円 | 150000円 |
家賃の目安がわかったら「住める街」が絞れる!
家賃は、住んでいる地域によって相場が大きく異なります。一般的には大きな都市の中心部ほど家賃が高くなり、そこから離れていくほど家賃は下がる傾向。他にも交通アクセスの良さなどでも家賃相場は変わってきますが、自分の家賃の目安とマッチした相場のエリアに絞り込んで部屋探しをするとよいでしょう。
以下の表は、各都道府県の代表的なエリアの家賃をピックアップしたものです。部屋を決める前に、住みたい街の家賃相場と自身の家賃の目安を比較してみてくださいね。
都道府県 | ワンルーム | 1K・1DK | 1LDK・2K・2DK | 2LDK・3K・3LDK |
---|---|---|---|---|
北海道(札幌市東西線・琴似駅) | 29400円 | 36000円 | 42000円 | 53900円 |
東京都(東急東横線・中目黒駅) | 85900円 | 93600円 | 131900円 | 248700円 |
神奈川県(京浜急行本線・横浜駅) | 58400円 | 60600円 | 80900円 | 149200円 |
千葉県(JR総武本線・船橋駅) | 53400円 | 61400円 | 74900円 | 92300円 |
埼玉県(JR京浜東北線・大宮駅) | 72000円 | 55700円 | 71600円 | 88900円 |
愛知県(JR東海道本線・名古屋駅) | 57000円 | 66200円 | 75000円 | 65000円 |
京都府(JR東海道本線・京都駅) | 44900円 | 59000円 | 88600円 | 107000円 |
大阪府(大阪メトロ御堂筋線・なんば駅) | 55000円 | 61600円 | 75200円 | 113500円 |
福岡県(JR鹿児島本線・博多駅) | 44100円 | 48400円 | 80000円 | 101500円 |
出典:不動産に関する全国統計データ|ハトマークサイト賃貸マンションの賃料相場です(2020年10月26日上記出典サイトより)
目安だけで判断はNG!家賃を決める時のポイント3つ
ポイント1)家賃に管理費・共益費を含めて計算して
管理費・共益費とは、エントランスや廊下など共用部分の電気代や修繕、管理人による清掃などにかかる費用のことです。家賃とは別に月々支払う必要がある費用のため、うっかり計算に入れ忘れないように注意してください。
また、物件によっては駐輪場代や駐車場代が別途必要になるため、こちらも月々の家賃に含めて計算すべきです。
ポイント2)家賃以外の生活費を削るのも手
先に家賃の目安は手取り収入30%以内とお伝えしましたが、あくまでも一般的にバランスがよいとされている割合です。生活スタイルは人それぞれなので、この割合を調整しても問題ありません。
例えば、「住環境のレベルを下げてもいいから貯金を増やしたい」という方は家賃の割合を下げてもよいでしょう。逆に「住環境にこだわりたい」という方は家賃の割合を上げたら、他の生活費の支出項目を減らす努力が必要になります。自炊で食費を少なくしたり、飲み会の回数を減らして交際費を削減するのもよいですが、まずは毎月必ず支払っている固定費を見直すと継続的な節約効果が期待できます。
固定費のなかでも光熱費は、電力会社を切り替えるだけで簡単に節約できますよ。エネチェンジでは、お得な電力会社・ガス会社を見つけることができ、そのまま申し込みができます。これから新居に引越しの場合は、こちらのページ「引越し日に間に合う電力会社を調べる」をチェックしてみてくださいね。
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ポイント3)家賃補助は計算に入れないほうが正解
会社の福利厚生の家賃補助を手取り収入にカウントするのは避けたほうが無難です。この先ずっとその会社で働き続けて、家賃補助が支給され続ければよいのですが……。転職した場合に新しい会社で家賃補助がなかったり、同じ会社に在籍したとしても家賃補助がなくなる可能性もゼロではないでしょう。
家賃補助はあくまで補助として考えて、手取り収入に合わせて計算しないようにしましょう。
家賃を安くするコツ
家賃の安い部屋を見つけるためには、「駅から徒歩10分以上」や「築数十年」といった、普通なら敬遠する条件を候補に入れましょう。その際、物件のデメリットをどのようにカバーするか考えるのもポイント。例えば、駅から遠い物件なら自転車を使い、築年数が古い物件を候補に入れる際も内装がフルリフォーム済みの条件を加えればデメリットに感じにくいでしょう。
また賃貸契約時にも、不動産会社や大家さんと家賃交渉するのも一案。「すぐにでもこの部屋に決めたいけれど、少し予算的に苦しい」などの切り口から、家賃の相談に持っていくのが王道パターンです。ただし、交渉時は横柄な態度を取ったり、しつこくねばったりすると悪い印象を持たれてしまうので、一般常識の範囲内で試しましょう。
実例!みんなの収入に対する家賃の割合はいくら?
【家賃の割合41%】Fさん(東京都/27歳/女性/契約社員)
手取り収入220,000円に対し、家賃90,000円の1Kのデザイナーズマンションで一人暮らしをしています。家賃の割合が高い分、食費を月10,000円程度に抑えるように節約生活を送っています。住み心地もよいですし、貯金も毎月40,000円程度できていますので、辛いと感じたことはありませんよ!(Fさん)
【家賃の割合34%】Mさん(東京都/28歳/男性/会社員)
手取り収入210,000円に対し、家賃は73,000円のワンルームのアパートで一人暮らしをしています。ある月の水道光熱費が8,000円、通信費13,000円、個人型年金13,000円、貯金13,000円。食費を含めた自由に使えるお金が90,000円しか残らない為、もう少し家賃の安い物件にしておけばよかった、と少し後悔もしています。(Mさん)
【家賃の割合22%】Sさん(福井県/34歳/男性/会社員)
手取り収入350,000円に対し、家賃78,000円の1DKのマンションで一人暮らしをしています。車の維持費(月平均40,000円)や趣味の釣り(月平均15,000円)にもお金をまわしたいと思い、手取り収入に対して負担の少ない家賃のマンションを借りました。車と好きなことにも十分お金を使えているので、家賃はちょうどよい金額だったと思いますね。釣り道具置き場に困っているため、もう少し家賃が高くても広い部屋を選べばよかったかも……。(Sさん)
【家賃の割合20%】Tさん(埼玉県/32歳/男性/教員)
月の収入は300,000円で、家賃61,000円の1DKの部屋で一人暮らしをしています。職場まで電車で1時間程度かかりますが、家賃をおさえられる分、趣味の草野球や将来の結婚のための貯金にお金をまわせられるので、満足です。(Tさん)
【家賃の割合24%】Oさん(東京都/36歳/男性/自営業)
自営業のため月収は変動するのですが700,000円程度です。事務所兼自宅として借りている1LDKの部屋の家賃は165,000円。2人暮らしをしているのですが、同居人が支払ってくれるのは食費だけで、あとはすべて自分が支払っています。家賃の割合は気にしたことがないのですが、部屋で過ごす時間よりも外にいる時間の方が長いので、次はもっとコンパクトな部屋でもいいかなと思っています。(Oさん)
家賃の目安が分かったら、賃貸物件探しをスタート!
自分にとって理想の家賃の目安が分かったら、入居できる物件数をかなり絞ることができ、部屋探しをスムーズに進めることができます。適正な家賃の部屋を見つけ、気持ちの良い新生活を迎えてくださいね。
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