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一人暮らしの貯金方法 平均貯金額は?管理・節約方法は?

一人暮らしの貯金方法 平均貯金額は?管理・節約方法は?


家賃や水道光熱費、食費にクレジットカードの支払い、保険料……。一人暮らしはさまざまな生活費がかかり「貯金なんて無理!」と諦めている方も少なくないはず。

実は一口に貯金と言っても、単純にお金を貯めていくだけでは成果が得られず、しっかり計画を立てて管理する必要があるんです。この記事では、次の3ステップに分けた貯金方法をご紹介。

  1. 目標貯金額を決める
  2. 貯金を増やすための管理体制を整える
  3. 家計の振り返りをして節約する

この3ステップを実践すれば、一人暮らしでも貯金ができるようになるでしょう。

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一人暮らしは貯金を増やす絶好のチャンス!

実は、一人暮らし(独身)の時期は人生の中でも比較的貯金がしやすいと言われています。まずは、その事実と一人暮らしの平均貯金額をご紹介しましょう。

一人暮らし卒業以降は貯金がしにくくなる?

成人後に、どんなライフイベントが待っているか想像してみてください。結婚、出産と育児、住宅の購入、そして老後……。どのイベントにも必ずお金がかかり、結婚だけでも461.8万円(婚約から新婚旅行までの全国平均費用)かかります。

出典:結婚費用の項目と相場|親ごころゼクシィ

それらの時期に比べれば、一人暮らしの時期は出費が比較的少なく、貯金がしやすいと言えるでしょう。

一人暮らし卒業後も貯金のチャンスが全くないというわけではありません。将来子どもを出産する予定の場合は、子どもが小学生の時期と、社会人として自立した後の時期も一般的に出費が少ない傾向です。しかし、各家庭によって異なり、私立の小学校に入学させたり、社会人になった後も子どもの結婚や住宅の面倒をみたりすると貯金がしにくくなります。

一人暮らしの貯金平均額

一人暮らしの平均金融資産保有額は次の表の通り、年収によって大きく異なります。貯金の目標設定をする際の参考にしてみてください。

ちなみに、月の貯金額は、手取り収入の2割程度が理想的なバランスと言われています。手取り月収が15万円なら3万円、手取り月収20万円なら4万円を貯金にまわす計算に。

20代単身者の平均金融資産保有額
年収平均金融資産保有額
収入なし21万円
300万円未満54万円
300~500万円未満167万円
500~750万円未満498万円
750~1000万円未満1280万円
30代単身者の平均金融資産保有額
年収平均金融資産保有額
収入なし48万円
300万円未満173万円
300~500万円未満402万円
500~750万円未満851万円
750~1000万円未満1555万円
40代単身者の平均金融資産保有額
年収平均金融資産保有額
収入なし16万円
300万円未満242万円
300~500万円未満664万円
500~750万円未満1025万円
750~1000万円未満2507万円

出典:家計の金融行動に関する世論調査 単身世帯調査(令和元年)|金融広報中央委員会

「金融資産」は預貯金(運用の為または将来に備えて蓄えているお金)、金銭信託・貸付信託、積立型保険商品、個人年金保険、債券、株式、投資信託、財形貯蓄などの金融商品を指す。

一人暮らしの貯金方法・手順1)目標貯金額を決める

一人暮らしの貯金のファーストステップは、「何のために使うお金を」「いつまでに」「いくら貯めるか」目標を決めること。目標貯金額の設定をする際のコツをご紹介しましょう。

1年間で想定される大きな出費について考える

目標貯金額を決める前に、1年以内に想定される大きな出費がないか、考えてください。例えば、「6月までに12万円の洗濯機を買い替える必要がある」「9月に海外旅行をするため15万円程度使うかも」という大きな出費の予定があるなら、目標貯金額も調整する必要があります。

大きな出費を計算に入れず、無理な目標貯金額を設定してしまうと、苦しい節約をしてストレスがたまったり、モチベーションが下がったりするので注意!

少ない目標貯金額から始める

「老後に必要な3000万円を貯金する!」「いつかマイホームを建てたいので、一人暮らしのうちに1000万円貯金したい!」など……。ライフイベントに備えた貯金は立派なことですが、初心者がいきなり高額で長期的な目標設定をしてしまうと挫折しやすくなります。

これまで貯金生活が長続きしなかったり、初めて実践する方は、まず短期間で実現可能な額で目標設定をしましょう。例えば「来年の夏休みまでに20万円を貯めてハワイに行く」「年内に10万円を貯金して、欲しかったソファを買う」など、自分のしたかったこと・欲しかったものを目標にすると、貯金が楽しくなり、途中で挫折しにくくなりますよ。小さな目標を達成できて“貯金体質”になったら、次は「結婚資金400万円を貯金する」など少しずつ目標を大きくしていくと無理がないでしょう。

一人暮らしの貯金方法・手順2)貯金を増やすための管理体制を整える

貯金目標額が決まったら、次は日々使っているお金の管理です。自然に貯金ができる流れをつくり、支出額を把握するのがポイント。初めて実家から出て一人暮らしを始めた方は、お金を使いっぱなしにしがちなので、しっかり意識していただきたい手順です。

自然に貯金が増える流れをつくる

手の届きやすい位置にお金があると、ついつい使ってしまうものです。そうならないためにも、給与が振り込まれたら、まず普段利用している銀行口座とは別口座に移して「先取り貯金」をしましょう。さらに徹底したいなら、一定期間引き落としができない定期預金に入れたり、長期的に使う予定のないお金なら個人型年金を検討したりするのも◎

また、使える金額が明確になれば「残額でどうにかしなきゃ」という意識が芽生え、自然と節約するようになりますよ。

一人暮らしで発生する生活費を管理する

食品や日用品を買ったり、家賃を払ったり……一人暮らしは実家にいた頃よりも支出の機会が増えるため、管理が必要となります。残金が明確になれば、無作為な出費もなくなりますよ。

一人暮らしで貯金を増やすためのポピュラーな管理方法は次の3つ。無理なく続けられる管理方法を選んでみましょう。

家計簿で管理
初心者は、記入項目の少ない家計簿や、手軽に入力できるスマホのアプリを選ぶと◎また、日頃持ち歩いている手帳のカレンダーページに支出金額をザックリ記入する程度から始めるのもおすすめです。家計簿の書き方について詳しく知りたい方は、こちらの記事「一人暮らしの家計簿公開!生活費の節約につながる」をチェック。正しい方法を身につければ、節約につながりますよ。
レシートで管理
買い物時にもらったレシートを費目ごとに分けておき、月末にまとめて支出額を計算してチェックする方法。食費や日用品費、書籍代、被服費など、費目分の封筒またはクリアファイルを用意し、分類してから保管すると計算しやすいですよ。
キャッシュレス決済で管理
支払い方法をキャッシュレス決済で一元化すると、履歴をチェックするだけだから家計簿などに記入する手間もありません。一方、手軽でお金を出す感覚が少ないため、チャージする金額をセーブするなどして使いすぎないよう注意が必要です。

財布の中を管理しやすく整える

「銀行口座から生活費を引き出すのは週1回1万円だけ」のように、お財布に入れるお金を必要最低限にしておくと、週単位で予算管理がしやすくなるのはもちろん、無駄遣いも減ります。

レシートやポイントカード、クーポンなどで財布がパンパンに膨れている方は要注意!所持金が把握しにくくなるので、きれいに整理整頓するか、ポイントカード専用のカードケースを用意しましょう。

一人暮らしの貯金方法・手順3)家計の振り返りをして節約する

家計簿などに記入し、お金を管理するだけでは意味がありません。記入した項目をチェックし、反省点を見つけ、来月のやりくりに活かす必要があります。

家計のなかから無駄を見つける

一人暮らしで貯金を増やしたいなら、家計簿などの記録は定期的に見直しをしましょう。「今月は先取り貯金に手を出してしまった」など反省点があった場合は、原因を見つけて次に活かさないと、同じ過ちを繰り返してしまいお金が貯まらなくなりますよ。

例えば、記録から次のような発見をし、節約につながりそうなアクションをしてみるとGood!

発見アクション
先月に比べて食費が高い外食の回数を減らして、なるべく自炊をする
電気代が昨年同シーズンよりも高い日頃から節電を意識してみる
通信費が減れば貯金にまわせそうスマホの料金プランを見直してみる
全体の支出に対して交際費が高い外出を控え、お家デートの頻度を増やす
今月は被服費のせいで苦しかった来月は洋服を買わない

固定費を節約できないかチェックする

一人暮らしの生活費は、家賃や水道光熱費など毎月必ずかかる「固定費」と、食費や被服費などかかる金額が月によって大幅に変わる「変動費」があります。食費を自炊でコツコツ節約するのも大事ですが、まずは固定費の見直しをすると高い節約効果が期待できますよ。

家賃の見直しは難しいですが、通信費や電気・ガス代などは、今よりもお得なプランや会社を見つけると節約が可能。電気代は、エアコンの温度を調整したり、電源プラグをマメに抜いたりなどの節電が頭に浮かぶ方が多いと思いますが、実は電力会社を切り替えた方が効果的です。自分に最適な電気料金プランは、エネチェンジ電力比較で見つけられます。郵便番号や現在契約している電力会社名などの必要事項を入力するだけだから、ぜひためしてみてくださいね。同じくガス会社も切り替えができるため、あわせて検討するのもおすすめ。

 

 

また、何となく毎月支払いつづけているサービスがあるなら、貯金を増やすチャンスです。忙しくて月1〜2回しか行けなくなったスポーツジム、ほとんど読まなくなった新聞、必要以上に保障範囲の広い医療保険などはありませんか?自分にとって本当に必要か否か検討してみましょう。

「自分へのプチご褒美」も貯金生活では大事

貯金生活を長続きさせるためには、自分へのご褒美を用意するのもコツです。例えば、「1カ月分の目標貯金額が達成できたら高級レストランでランチ」「1週間分の食費が節約できたら、デパ地下でデザートを買う」など……。大きな目標(目標貯金額)の前に、小さな目標(自分へのプチご褒美)をいくつか配すれば、途中で心が折れにくくなるというワケです。

あれもこれもストイックに節約し、お金中心の生活になると、目標貯金額の達成前に挫折してしまいますよ!

500円玉貯金も効果あり

子どもの頃に500円玉を貯めた方も少なくないのでは?実は、貯まっていく金額を視覚で確認でき、重さも感じられることから、モチベーションが保ちやすく、貯金初心者にもおすすめです。

長続きさせるためには、ゲーム感覚で楽しむのがコツ。毎日お金を投入するだけでなく、仕事で良いことがあったら500円、ランニングでいつもより速いタイムが出たら500円など自分ルールをつくってみてください。また、気軽に貯金できるように、貯金箱は手の届きやすい位置に置いておきましょう。500円玉貯金の詳しい方法については『貯まる!「500円玉貯金」を長続きさせる方法とコツ』をチェックしてみてくださいね。

一人暮らしで貯金ができたら、次は投資!

この記事でレクチャーしたことを実践し、貯金が増えてきたら、次は投資を検討しましょう。貯金はあくまでもディフェンスなので、増やすためには投資が必要。積立型投資信託などで少額投資にチャレンジするだけでなく、自己投資も一案です。資格を取得したり、業務に関連した本を読んだり、有料セミナーに参加したりすれば、スキルアップにつながり、収入アップにつながるでしょう。

一人暮らしで貯金をするときに最も大事なことは、とにかくモチベーションを落とさずに、長く続けることです。ぜひ今日から実践してみてくださいね。

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この記事を書いた人

エネチェンジ編集部

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