電気代が高すぎる!2人・3人家族で月の電気代2~3万円は高い?
この記事の目次
「最近、毎月の電気代が高すぎる」「二人暮らしで電気代が2万を超えてしまったけど、これってふつう?」「5人家族なら電気代が3~4万円でも問題ない?」など、最近の電気代の値上げの影響を受けて「電気代が高すぎる」という印象を受けてはいるものの、比較が難しく、困惑している方もいらっしゃるかと思います。
この記事では、電気代が高いかどうか目安になる平均額を紹介しながら、電気代が高くなる要因と対策を解説します。
電気代が高すぎて困惑している方の声
SNS上では、「電気代が高すぎる!」という声があがっています。
冬は電気代高くなるから毎月赤字💸
電気代高すぎる💦— minchan🌺 (@pmlove0211) December 21, 2023
11月の電気代1万5000円にビックリ❗
冷房も゙使ってないし
時々暖房つけているけどこの時期に
1万5000円は高すぎる😱
こたつ買おうか考え中です😅— シロフィン🐞🐬 (@omuricehirochan) November 29, 2023
電気代が高すぎるよドラえもん…クーラー分浮いてるはずなのに夏と変わらないよぉ…例年より4000円くらい高い…月々の食費もいつもの感じだと足りなくて考えながらの毎日に物価の高騰をひしひしと感じる
今年の冬も寒さに耐えながら生きねば— のこりもの (@1616numa) November 15, 2023
ただ「電気代が高すぎる」と判断するためには、世帯人数、自分の電気の使い方を把握しておくことが必要です。
【世帯別】電気代はいくら以上になると高いの?
世帯人数別に電気代がいくら以上になると「高すぎる」といえるのか、目安を紹介していきます。
一人暮らしの1ヶ月の電気代は「6,808円」を超えると高すぎる可能性が……
総務省統計局の家計調査によると、2022年の1人暮らしの電気代平均額は1カ月あたり6,808円でした。年間に換算すると81,696円です。
期間 | 1人暮らし電気代平均額 |
---|---|
1カ月 | 6,808円 |
1年間 | 81,696円 |
出典:総務省統計局「家計調査 家計収支編」2022年年次(総世帯)
1人暮らしの場合は、電気代が月6,808円を超えると平均より高いです。1人暮らしで月1万円以上電気代がかかっていると高すぎる可能性があります。原因を見直してみましょう。
2人暮らしの1カ月の電気代は「11,307円」を超えると高すぎる可能性が……
総務省統計局の家計調査によると、2022年の2人暮らしの電気代平均額は1カ月あたり11,307円でした。年間に換算すると135,684円です。
期間 | 2人暮らし電気代平均額 |
---|---|
1カ月 | 11,307円 |
1年間 | 135,684円 |
出典:総務省統計局「家計調査 家計収支編」2022年年次(総世帯)
2人暮らしの場合は、電気代が月11,307円を超えると平均より高いです。2人暮らしで月2~3万円電気代がかかっていると高すぎる可能性があります。原因を見直してみましょう。
3人家族の1カ月の電気代は「13,157円」を超えると高すぎる可能性が……
総務省統計局の家計調査によると、2022年の3人暮らしの電気代平均額は1カ月あたり13,157円でした。年間に換算すると157,884円です。
期間 | 3人家族の電気代平均額 |
---|---|
1カ月 | 13,157円 |
1年間 | 157,884円 |
出典:総務省統計局「家計調査 家計収支編」2022年年次(総世帯)
3人家族の場合は、電気代が月13,157円を超えると平均より高いです。3人家族で月2~3万円電気代がかかっていると高すぎる可能性があります。原因を見直してみましょう。と言えるでしょう。
4人家族の1カ月の電気代は「13,948円」を超えると高すぎる可能性が……
総務省統計局の家計調査によると、2022年の4人家族の電気代平均額は、1カ月13,948円でした。年間に換算すると167,376円です。
期間 | 4人家族の電気代平均額 |
---|---|
1カ月 | 13,948円 |
1年間 | 167,376円 |
出典:総務省統計局「家計調査 家計収支編」2022年年次(総世帯)
4人家族の場合は、13,948円を超える場合は平均より高いです。4人家族で月2~3万円電気代がかかっていると高すぎる可能性があります。原因を見直してみましょう。
5人家族の1カ月の電気代は「15,474円」を超えると高すぎる可能性が……
総務省統計局の家計調査によると、2022年の5人家族の電気代平均額は、1カ月15,474円でした。年間に換算すると185,688円です。
期間 | 5人家族の電気代平均額 |
---|---|
1カ月 | 15,474円 |
1年間 | 185,688円 |
出典:総務省統計局「家計調査 家計収支編」2022年年次(総世帯)
5人家族の場合は、15,474円を超える場合は平均より高いです。5人家族で月2~3万円電気代がかかっていると高すぎる可能性があります。原因を見直してみましょう。
6人家族以上の1カ月の電気代は「17,869円」を超えると高すぎる可能性が……
総務省統計局の家計調査によると、2022年の6人家族以上の電気代平均額は、1カ月17,869円でした。年間に換算すると214,428円です。
期間 | 6人家族以上の電気代平均額 |
---|---|
1カ月 | 17,869円 |
1年間 | 214,428円 |
出典:総務省統計局「家計調査 家計収支編」2022年年次(総世帯)
6人家族以上の場合は、17,869円を超える場合は平均より高いです。6人家族で月2~3万円電気代がかかっていると高すぎる可能性があります。原因を見直してみましょう。
1ヶ月の電気代は季節や家によって変わる
前章で紹介したのはあくまで電気代の平均額です。電気代は季節や家の広さや設備によって変わります。
どのような場合に電気代が高くなりやすいか見てみましょう。
電気代は季節によっても変動
電気代は季節によって大きく変動します。例えば2人暮らし・3人家族ともに1~3月が高額でした。冬には、電力消費量の多い暖房器具の利用が多いことが要因と考えられます。
季節別の電気代の平均をまとめました。
時期 | 2人暮らし | 3人暮らし |
---|---|---|
1~3月 | 15,577円 | 18,356円 |
4~6月 | 10,091円 | 12,058円 |
7~9月 | 8,930円 | 10,285円 |
10~12月 | 10,910円 | 12,648円 |
出典:総務省統計局「家計調査 家計収支編」四半期(総世帯)
電気代が気になる方は、電力会社が提供する契約者向けのマイページなどで過去1〜2年間の電気代を比較してみましょう。同じ季節での電気代の変化がわかります。
オール電化や一軒家は電気代が高くなる
電気代は家の広さや設備によっても変わります。
例えば、一軒家のように広い家に住めば冷暖房設備も強力なタイプが必要になり、比例して使用電力量も多くなります。また、オール電化住宅の場合は、ガスや灯油を使わない分、電気代は高くなりやすいです。夜間蓄熱機器を深夜帯に稼働させる必要があるのも、一般的な住宅よりも電気代が高くなる理由の一つです。
さらに、そこに住む家族のライフスタイルの変化も電気代に影響を与えます。今まで不在がちな人がリモートワークをするようになったり、ペットを飼うようになって空調を24時間つけっぱなしにするようになったりすれば、電気代も高くなります。
つまり電気代が高くなったかどうかは、住環境やライフスタイルを考慮して判断する必要があるのです。電気代が気になる方は、電力会社が提供する契約者向けのマイページなどで過去1〜2年間の電気代を比較するといいでしょう。
一軒家の電気代の平均額を知りたい方は下記の記事をお読みください。
一軒家・戸建ての電気代の平均額はいくら?一軒家で電気使用量を節約するポイント
オール電化の電気代の平均額を知りたい方は下記の記事をお読みください。
オール電化は電気代はなぜ高い?平均額・モデルケース、節約方法を解説
月の電気代が2〜3万越えの人必見!高すぎる原因と対策
電気代が月2〜3万円以上になって、「高すぎる……」と困っている方向けに原因と対策を紹介します。
マッチしていない電力会社・プランを契約している
各電力会社、さまざまな種類の電気料金プランを提供しています。一人暮らし向けの料金設定や、逆に使用電力量が多いファミリー向けのプランなどもあります。もし、マッチしていない電気料金プランを契約していると電気代が高くなる可能性があるんですよ。
国内最大級の電気・ガス比較サイト「エネチェンジ」では、郵便番号などを入力するだけでぴったりの電気料金プランを見つけられます。「電気代が高すぎる」と感じている人は、ぜひ活用してみくださいね。
電気代の節約につながる工夫を行っていない
3~4人家族で電気代が月3万円以上になった場合、まずは電気の使い方について見直してみましょう。電気代が上がる原因としては、以下が挙げられます。
- エアコンやテレビのつけっぱなし
- エアコンの温度設定が高すぎる/低すぎる
思い当たることがあれば、まず改善してみましょう。また、以下の場合も電気代が上がる要因になります。
- 常用する家電製品が増えた
- 在宅時間が増えて電気使用量が増えた
エアコンのほかにも、空気清浄機や除湿機、セカンド冷蔵庫・冷凍庫など稼働時間の長い家電製品を使うようになると電気代が上がります。在宅時間が増えた場合も、必然的に電気を使うことも多くなります。
ライフスタイルの変化の場合は、電力会社・電気料金プランを見直してみるのもおすすめです。
さらに電気代を節約する方法について、次の記事で詳しく紹介しています
電気代の節約方法!年2.5万円以上安くする方法も
古い家電製品を使っている
近年、家電製品の省エネルギー化が進んでいます。もし10年以上前の家電製品を使っている場合、新製品と比較すると無駄に多くの電力を消費している可能性があります。費用はかかりますが、省エネタイプのものに買い替えれば、節電につなげられますよ。
電気代の値上がりによる影響も
電気代が高くなってしまう理由は、電気の使いすぎだけではありません。特に近年「電気の使い方は変わっていないのに、電気代が高くなった」と感じる方も多いでしょう。
その理由は、電気料金の値上がりです。近年、電気を作るための燃料の価格高騰が続き、電気料金の改定を余儀なくされる電力会社も少なくありません。電気代の高騰は家庭や企業にとって大きな打撃です。そこで、国は軽減対策として「電気・ガス価格激変緩和対策事業」を開始しました。この事業により、2024年4月までは電気代に含まれる燃料費調整額が割引されています。ただし、2024年5月以降は激変緩和の幅が縮小される予定なので、電気代が再び高くなる可能性があります。
電気代が平均に比べて高すぎる場合は電力会社の切り替えを検討しよう
平均に比べて電気代が高すぎる場合、電力会社の切り換えなどで電気代を抑えられる可能性があります。
また、電力自由化以降に電力供給を始めた「新電力」と呼ばれる電力会社もチェックを。いまよりも電気代が低く設定されているプランが見つかるかもしれません。
エネチェンジでは、世帯人数や在宅状況、現在の電気の使用量からお得な電力会社・プランを検索できます。電力会社を切り替えることで、電気代がどれくらい安くなるか確認できるので、ぜひご活用ください。
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