エアコンの暖房・冷房設定温度の目安は何度?
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冬のエアコン暖房時と夏のエアコン冷房時、それぞれの設定温度の目安って、どのくらいがよいのでしょうか?
- 更新日
- 2020年10月29日
冬、夏それぞれのエアコン設定温度の目安は何度?
環境省によると、冬の暖房時の温度設定を1℃低くすると約10%の消費電力の削減になり、夏の冷房時の温度設定を1℃高くすると約13%の消費電力の削減になるとされています。
出典:環境省
冬にエアコンの設定温度を上げすぎたり、夏にエアコンの設定温度を下げすぎてしまうとその分電気代が多くかかってしまいます。冬、夏に最適なエアコンの設定温度は何度でしょうか?
冬、エアコン暖房時の設定温度の目安は?
環境省は、冬の暖房時の室温の目安を20℃に推奨しています。
サーキュレーターや扇風機を併用して空気を循環させたり、断熱シートなどで窓を断熱して外からの冷気を遮断することで、暖かく快適に過ごしていくことが可能になります。
エアコン暖房時、扇風機の併用方法については、以下の記事で詳しくご説明しています。
エアコン暖房時、サーキュレーターの併用方法については、以下の記事で詳しくご説明しています。
窓の断熱方法について、詳しくは以下の記事でご説明しています。
夏、エアコン冷房時の設定温度の目安は?
環境省が推奨するエアコン冷房時の室温の目安は28℃です。
扇風機やサーキュレーターを併用して空気を循環させたり、熱を吸収しがちなカーテンをすだれに変えてみる、窓の外によしずを立て掛けて日光を遮る、といった工夫をすることで、涼しく快適に過ごしていくことが可能になります。
エアコン冷房時、扇風機の併用方法については、以下の記事で詳しくご説明しています。
すだれ、よしずの効果や取り付け方については、以下の記事で詳しくご説明しています。
エアコンの電気代が節約できる運転方法を知っていますか?
夏と冬はエアコンに電気代が多くかかりがちですが、エアコンのしくみと正しい使い方を知ることで、電気代を一番抑えた使い方ができるようになります。
エアコンは「自動運転」で運転しよう
エアコンの電気代をいちばん抑えられる運転方法が「自動運転」です。その理由は、エアコンのしくみにあります。
エアコンは、室内気温を設定温度にするまでの間が一番大きな消費電力を使います。つまり、エアコン冷房時は室内気温を設定温度まで下げている間、エアコン暖房時は室内気温を設定温度まで上げている間、一番電気代が多くかかっているということです。
エアコンの「自動運転」モードは、室内気温を設定温度にするまでの間は最大運転をして、設定温度になってからは弱運転や送風運転で設定温度を保っています。設定温度にするまでの時間が短いほど電気代は抑えられるので、短時間で一気に設定温度にしてくれる「自動運転」モードが電気代を一番節約できます。
はじめから弱運転や微弱運転をしてしまうと、設定温度になるまでに時間がかかってしまい、逆に電気代を上げてしまうことになります。
冬も夏もエアコンの電気代が節約できる電気料金プランってあるの?
エアコンの電気代に大きく関係するのは運転方法以外に電気料金プランがあります。
電気料金プランは、契約するプランによって設定されている電気の単価が異なります。ご家庭でエアコンなど消費電力の大きい家電をたくさん使う時間帯に安い単価が適用されるプランを上手に選ぶと、エアコンなどで電気をたくさん使う夏や冬の電気代も大きく節約できる場合があります。
電気料金プランを選んだり見直したりするときは、「エネチェンジ電力比較」が便利です。エネチェンジ電力比較は、季節変動もしっかりと加味した上で診断を行いますので、年間を通してそのご家庭が一番お得に使えるプランを診断できます。
エアコンの暖房・冷房設定温度の目安 まとめ
エアコンの暖房・冷房時の設定温度の目安についてご紹介しました。環境省が推奨する暖房時20℃、冷房時28℃はエアコンの設定温度ではなく室内温度の目安です。あくまでも目安なので、寒すぎると感じた時は設定温度を少しあげる、暑すぎると感じた時は設定温度を少し下げるなど、状況に応じて調節してくださいね。
エアコンの電気代が気になる人は、暑さ・寒さを我慢しながらエアコンを使うのではなく、正しい運転方法と、自分の生活スタイルに見合った電気料金プランを使うことで電気代を節約していきましょう。
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