マンション向けの光回線(インターネット回線)を比較!安いのはどこ?
この記事の目次
数あるマンション向けの光回線(インターネット回線)の中から、おすすめだけを厳選して紹介します。とにかく安いマンション向けの光回線を探している人、Wi-Fiで速度制限などを気にせずインターネットを楽しみたい人はチェックしてくださいね。
本記事で掲載されている金額は、すべて税込表示です。
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- 更新日
- 2024年6月12日
光回線(インターネット回線)のマンション向けと戸建て向けの違い
光回線(インターネット回線)には、マンション向けと戸建て向けのサービスがあります。戸建て向けは光ファイバーケーブルを電柱から宅内に直接引き込みます。一方マンションの場合は、光ファイバーケーブルを電柱から一旦共有スペース内に引き、各部屋に光ファイバーケーブルまたは電話回線、LANケーブルで接続します。
このように光ファイバーの引き込み方法などが異なるため、主に「月額料金」「通信速度」「工事内容」の点で差があります。特に戸建て向けの光回線と比較して、マンション向けプランの方が月額料金の設定が安いのが、大きな違いです。
- 月額料金
- 戸建て向け光回線と比較すると、マンション向けの方が安い傾向にあります。例えばNURO 光なら、戸建て向けの月額料金が5,200円~、マンション向けが2,090円~という設定で、3,110円も違います。
- 通信速度
- 前述の通り、マンション向けの光回線は、光ファイバーケーブルを共有スペースに引き込み、複数の居住者とシェアする形式です。そのため時間帯や配線方式などによっては、回線が混雑して通信速度が遅くなることがあります。
- 工事内容
- 戸建て向けの光回線は、光ファイバーケーブルを電柱から住居に引き込む屋外工事、それを室内の光コンセントまで接続する屋内工事が発生します。一方マンション向けの光回線は、共有スペースまで光ファイバーケーブルが引き込まれているので、屋内工事のみでOK。このため会社によっても異なりますが、マンション向けの光回線の方が早く開通できることがあります。例えばauひかりでは、戸建て向けの光回線が開通まで1~2カ月かかるのに対し、マンション向けは2週間程度で済みます。
マンション向けの光回線(インターネット回線)の選び方
マンション向けの光回線(インターネット回線)を選ぶ際に注目して欲しいポイントを解説します。複数のマンション向けの光回線を比較検討する前にチェックしてくださいね。
提供エリア・マンションの設備状況をチェック
最初に確認して欲しいのは、提供エリアです。すべての会社の光回線(インターネット回線)が、全国に対応しているわけではありません。例えば、独自回線でサービス提供を行っているeo光は大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、滋賀県、和歌山県、福井県の関西エリアのみとしています。また、全国で提供しているサービスでも、10ギガのプランは一部エリアだけ、というケースもあるので注意しましょう。
さらに、マンション向けの光回線で注意したいのが、住宅内の設備状況です。マンションの共有スペースに光ファイバーケーブルが引き込まれていないと、マンション向けの光回線を利用できません。物件情報に「光回線対応」「インターネット対応」などと書かれていれば、まず問題なく利用できます。心配な方は、光回線の会社やマンションの管理会社などに問い合わせをしてくださいね。
月の実質負担額
月額料金だけの単純な比較はおすすめしません。工事費の分割支払い金や、ルーターなどの機器のレンタル料金、セキュリティソフトなどのオプション料金などが加算されることもあるからです。逆に、スマホや電気代のセット割引や、キャッシュバックなどのキャンペーン特典などが付与されることもあるので、それらも加味して、月額の負担金額を計算しましょう。
一般的には、次の計算式で月の実質負担額が算出できます。
- 月の実質負担額=月額料金+工事費+機器のレンタル料金+オプション料金-セット割引-キャンペーン特典
なかには工事費や機器のレンタル料金を無料にしている会社もあるので、複数社を比較するのが大切ですよ。
通信速度
各社、1ギガや10ギガなど、さまざまな通信速度のサービスを提供しています。通信速度が速いほど月額料金は高くなりますが、1ギガ以下の速度で料金の安さを重視したタイプもあります。
さらにマンション向けの光回線(インターネット回線)の通信速度は、住宅側の配線方式によっても左右されます。例えばフレッツ光の場合、配線方式によって、次のような差が生じます。
方式 | 通信速度 | 特徴 |
---|---|---|
光配線方式 | 下り最大1Gbps/上り最大1Gbps | 共有スペースから光ファイバーケーブルを用いて各住戸に接続 |
LAN配線方式 | 下り最大100Mbps/上り最大100Mbps | 共有スペースからLANケーブルを用いて各住戸に接続 |
VDSL方式 | 下り最大100Mbps/上り最大100Mbps | 共有スペースから電話回線用ケーブルを用いて各住戸に接続 |
3つの方式のうち、光配線方式が最も通信速度が速くなります。住んでいるマンションがVDSL方式で、速度に不満があるようなら、月額料金は高くなりますが、戸建て向けプランを選択するのも一案です。
マンションで戸建て向けの光回線を選択する際は管理会社に確認を!
「光回線の設備が導入されていないマンションだった」などの理由で、マンション向けではなく戸建て向けの光回線を選ぼうとしている方も多いのでは。
マンションでも戸建て向けの光回線を利用できますが、賃貸住宅の場合は、必ず管理会社またはオーナーに確認を取りましょう。光回線の開通工事は、状況によっては壁などに穴をあける可能性もあるためです。無断で実施してしまうと、トラブルになりかねないので注意しましょう。
マンションにおすすめの光回線(インターネット回線)3選
マンション向けの光回線(インターネット回線)の選び方を把握したら、会社を比較してみましょう。本章では数あるマンション向けの光回線のなかでも、特におすすめのサービスを厳選しています。
おすすめ1)NURO 光 for マンション
NURO 光 for マンションは、2ギガと10ギガのプランを提供しています。一般的な光コラボと違って独自回線を使用しているため、提供エリアは限られているものの、通信速度の速さと安定性が魅力のサービスです。とにかく速度重視のマンション向けの光回線を探している方におすすめですよ。
また、同社の電気・ガスサービスも契約するとセット割が適用され、NURO 光 for マンションの月額料金から最大701円割引になるのも嬉しいポイントです。
項目 | |
---|---|
月額料金 | 2090円~(プランによって異なる) |
契約期間 | 契約期間なし、2年、3年(プランによって異なる) |
解約金 | 363円~(プランによって異なる) |
契約時の事務手数料 | 3300円 |
工事費 | 44000円(実質無料) |
IPv6対応 | あり |
プロバイダ契約 | セット |
ルーターレンタル月額料金 | 無料 |
提供エリア | 北海道・東京・神奈川・埼玉・千葉・茨城・栃木・群馬・愛知・静岡・岐阜・三重・大阪・兵庫・京都・滋賀・奈良・広島・岡山・福岡・佐賀 |
スマホとのセット割 | あり |
電気とのセット割 | あり |
10ギガのプランは提供エリアが異なります。無料解約期間であれば、解約金は請求されません。契約期間の設定がないプランの場合は、解約金もありません。
NURO 光のおすすめポイント!
- 独自回線のため、通信速度の安定性・速さが◎
- 工事費が実質的に無料
- 電気・ガスサービスとのセット割がある
NURO 光 for マンションについて、詳しくは以下の記事で解説しています。
おすすめ2)ドコモ光
1ギガと10ギガのプランを扱っており、全国のフレッツ光設備導入済みマンションに対応しています。また、ドコモのスマホプラン「eximo」や「irumo」、「5Gギガホ」「ギガライト」などの対象プランをセットで契約することで、スマホの月額料金が最大1,100円割引されるのも特徴。ドコモのスマホを利用している人におすすめです。
「ahamo」「ahamo光」はセット割の対象外です。
また、ドコモのサービスらしく、dポイントによる還元もメリットのひとつ。利用料金1,000円(税抜)につきdポイントが10ポイント貯まるので、普段からdポイントを貯めている人にもおすすめです。
項目 | |
---|---|
月額料金 | 4180円~(プランによって異なる) |
契約期間 | 2年、契約期間なし(プランによって異なる) |
解約金 | 4180円〜(プラン・契約時期によって異なる) |
契約時の事務手数料 | 3300円 |
工事費 | 3300~22000円(実質無料) |
IPv6対応 | あり |
プロバイダ契約 | 個別契約 |
ルーターレンタル月額料金 | NTT東日本:無料~(無線LAN機能の有無によって異なる) NTT西日本:無料~(無線LAN機能の有無によって異なる) |
提供エリア | 全国 |
スマホとのセット割 | あり |
電気とのセット割 | なし |
10ギガのプランは提供エリアが異なります。無料解約期間であれば、解約金は請求されません。契約期間の設定がないプランの場合は、解約金もありません。
ドコモ光のおすすめポイント!
- ドコモのスマホとのセット割がある
- dポイントの還元がある
ドコモ光の口コミをチェックしたい方はこちら。
ドコモ光の口コミ・評判は?メリットとデメリットも解説!
おすすめ3)eo光
マンション向けのサービスは1ギガと10ギガ、5ギガのプランを提供しているのが特徴。インターネットの利用状況に合わせて、ぴったりのプランを選べるのがメリット。
また、株式会社オプテージは電気サービス「eo電気」も提供しており、eo光の契約者向けに、基本料金が0円に設定された電気料金プランが利用できます。mineoのスマホとのセット割引もあり、eo光の月額料金から330円が永年割引されます。関西エリアにお住まいの人はもちろん、mineoユーザーにもおすすめの光回線です。
項目 | |
---|---|
月額料金 | 5448円~(プランによって異なる) |
契約期間 | 1年、2年(契約内容によって異なる) |
解約金 | 月額基本料金から880円を差し引いた金額 |
契約時の事務手数料 | 3300円 |
工事費 | 29700円(実質無料) |
IPv6対応 | あり |
プロバイダ契約 | セット |
ルーターレンタル月額料金 | 無料〜(機種によって異なる) |
提供エリア | 大阪・京都・兵庫・滋賀・奈良・和歌山・福井 |
スマホとのセット割 | あり |
電気とのセット割 | あり |
配線方式がVDSL方式の場合、月額料金は上記とは異なります。
eo光のおすすめポイント!
- 契約者向けの電気料金プランが利用できる
- mineoのスマホとのセット割がある
マンション向けの光回線は各社特徴を比較すると◎
マンション向けのインターネット回線(光回線)は、戸建て向けのプランと比べると、月額料金以外にもさまざまな違いがあります。ここでおすすめした光回線以外にも、利用可能なオプションや割引特典など各社の特徴を比較して、ぴったりのサービスを選んでくださいね。
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