多くの会社で光回線（インターネット回線）のサービスを提供していて、「どこが一番いいかわからない……」と悩んでいる方も多いはず。そこで、本記事では自宅でおすすめの光回線をご紹介します。複数社を比較検討する際に見るべきポイントも解説するので、ぜひ参考にしてください。

本記事で掲載されている金額は、すべて税込表示です。本記事に掲載している口コミ・評価は、エネチェンジがWeb上で有償アンケートを実施して回答いただいたものを利用しています。満足度の点数は、1点（不満）～5点（満足）で集計。口コミ・評価情報は、2024年7月30日に更新。

• 【2024年9月】お得なキャンペーン・特典ありの光回線（インターネット回線）

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更新日

2024年9月6日

光回線は通信速度と安定性重視の方におすすめ！

光回線とは、光ファイバーを使用してデータを送受信する通信回線のこと。従来の電話回線を利用したインターネット回線「ADSL」などと比較すると、通信速度が速いだけでなく、安定しているのが特徴です。

自宅でインターネットを使用したい場合、光回線の他にはポケット型Wi-Fiや、ホームルーターなどの選択肢があります。それぞれにメリット・デメリットを持ち合わせているため、自分の利用シーンにマッチしたものを選ぶ必要があります。

光回線は、ポケット型Wi-Fiやホームルーターと比較すると通信の速度と安定性に優れているメリットがあるため、オンラインゲームをする人や、複数の機器を同時接続する人、リモートワークで安定したインターネット環境が必要な人に向いていると言えるでしょう。

ただし、ひとくちに光回線と言っても、NTTのフレッツ光だけでなく、同社の光回線を借りてサービスを提供する「光コラボ（光コラボレーションモデル）」と呼ばれる会社も500社以上あるので、しっかり比較検討するのが重要です。それぞれ料金はもちろん、キャンペーン特典や、契約期間、オプションの内容などが大きく違うので、マッチしていないものを選んでしまうと、「せっかく乗り換えたのに、毎月の通信費が高くなってしまった……」といった失敗にもなりかねません。

本記事で、各社の光回線の特徴をしっかり比較して、契約先を選ぶことをおすすめします。

出典:「光コラボレーション事業者さま」及び「お取り扱いサービス」一覧｜光コラボレーションモデル｜NTT東日本

【独自調査】現在契約中の光回線を選んだポイントは？

世間一般の人たちは、どのような基準で光回線を選んでいるのでしょうか。エネチェンジが「現在契約中の光回線を選んだポイントは？」という内容でアンケートを行ったところ、次のような結果となりました。

データはエネチェンジがWeb上で有償アンケートを実施して回答いただいたものを使用しています。回答数は119件です。

「スマホなどセット割があるから」という回答が最も多く、全体に対して27.0%を占めました。2番目に多い「基本料金が安いから」と合わせると、50％以上の人たちが、料金に関する特徴を重要視していることがわかります。月々の通信費を抑える目的で光回線の乗り換えを検討している方は、セット割に着目して比較してみてはいかがでしょうか。

【2024年9月】お得なキャンペーン・特典ありの光回線（インターネット回線）

光回線の申し込みを検討しているなら、お得なキャンペーン・特典を用意している会社を選ぶのがおすすめです。会社によって、キャッシュバックや工事費割引など内容が異なるので、比較してみてくださいね。

• SoftBank 光……最大71,680円分の特典
• auひかり……最大93,000円分の特典
• ビッグローブ光……最大73,600円分の特典

2024年8月5日時点の調査結果です。本記事のリンクには広告が含まれています。

【最大71,680円分の特典】SoftBank 光

【最大93,000円分の特典】auひかり

【最大73,600円分の特典】ビッグローブ光

比較！自宅におすすめの光回線一覧

一口に光回線と言っても、各社さまざまな特徴のサービスを提供しています。独自回線で速度重視のものもあれば、スマホとのセット割がありトータルで通信費が安くなるものもあります。そこで、タイプ別におすすめの光回線を一覧にまとめました。

独自回線で速度重視の人におすすめの光回線

事業者名	基本料金（戸建て）	基本料金（マンション）	おすすめな人
NURO 光	5200円～	2090円～	通信速度と安定性の高い光回線を探している人
eo光	5448円～		関西エリアで通信速度が速い光回線を探している人
メガ・エッグ光	5720円～	4070円～	中国エリアで通信速度が速い光回線を探している人
コミュファ光	3641円～	3520円～	中部エリアで通信速度が速い光回線を探している人
ピカラ光ねっと	5720円～	4400円～	四国エリアで通信速度が速い光回線を探している人
BBIQ光	4950円～	3300円～	九州エリアで通信速度が速い光回線を探している人

基本料金はプランによって異なります。

多くの光コラボは、他社と同じ光回線をNTTから借りているため、混雑時に通信速度が上がりにくい欠点があります。一方、NURO 光やコミュファ光などは他社とシェアしていない独自回線のため、混雑がしにくく、通信速度が速く、安定しやすいのが特徴。

オンラインゲームや4Kなど高画質の動画をストレスなく目一杯楽しみたいなど、通信速度に強いこだわりを持っている人におすすめです。ただし、提供エリアが限られているので、申し込み前に確認をしてくださいね。

スマホとのセット割が欲しい人におすすめの光回線

事業者名	基本料金（戸建て）	基本料金（マンション）	おすすめな人
ドコモ光	2970円～	4180円～	ドコモのスマホを利用している人
auひかり	5610円～	3740円～	auのスマホを利用している人
ビッグローブ光	5478円～	4378円～	au、UQ mobile、BIGLOBEモバイルのスマホを利用している人
SoftBank 光	5720円～	4180円～	ソフトバンクのスマホを利用している人
@nifty光	5720円～	4378円～	au、UQ mobileのスマホを利用している人
@T COMヒカリ	5610円～	4180円～	UQ mobile、au、ソフトバンク、ワイモバイル、LIMBOのスマホを利用している人

基本料金はプランによって異なります。

光回線とスマホのセット割を用意しているサービスは非常に多いです。なかには家族のスマホも含めて最大20回線まで対象にするサービスも！ 「5人家族で、全員auのスマホを使っている」といった条件の方は、上記のようなスマホとのセット割を用意しているサービスを選ぶと、通信費を大幅に節約できる期待がありますよ！

ポイント還元が欲しい人におすすめの光回線

事業者名	基本料金（戸建て）	基本料金（マンション）	おすすめな人
楽天ひかり	5280円	4180円	楽天ポイントを貯めている人
ほくでん光	5000円～	4000円～	北海道電力と契約している人

なかには、利用料金に応じたポイント還元がある光回線も。光回線によって還元されるポイントの種類が異なるので、貯めているポイントに応じて選ぶのも一案です。

楽天ひかりはポイント還元はありませんが、SPU（スーパーポイントアッププログラム）の対象サービスのため、楽天市場でのポイント還元率がアップしますよ。

電気代・ガス代も安くしたい人におすすめの光回線

光回線	基本料金（戸建て）	基本料金（マンション）	おすすめな人
さすガねっと	5280円～	4180円～	大阪ガスの都市ガスを利用している人
おてがる光	4708円	3608円	おてがるでんきを利用している人
レモンガス光	6380円	4895円	レモンガスの都市ガス・LPガスを利用している人
ニチガス光	5775円	4675円	ニチガスのガス料金プランを契約している人
東北電力フロンティア光	5720円～	4378円	東北電力の電気料金プランを契約している人

基本料金はプランによって異なります。

光回線と合わせて電気やガスなどのサービスも提供している会社の場合、セット割引を実施していることがあります。セットで契約することで通信費や光熱費などが割引されるほか、支払いをまとめることで家計管理が楽になるメリットも。

契約期間に縛られたくない人におすすめの光回線

事業者名	基本料金（戸建て）	基本料金（マンション）	おすすめな人
エキサイト光	4796円	3696円	契約期間や解約金のない光回線を探している人
GMOとくとくBB光	5390円～	4290円～	無線LANルーターを無料でレンタルしたい人
@スマート 光	4730円～	3630円～	わかりやすい料金体系のプランを探している人
DTI 光	5280円	3960円	無線LANルーターを無料で入手したい人
enひかり	4370円～	3270円～	格安スマホを利用している人

一般的な光回線は、契約期間が決められていて、規定の期間以外に解約をすると、解約金が発生してしまいます。転勤などで引越しが多い人や、もっと気軽に光回線を乗り換えたい人は、こちらの「契約期間がない光回線」がおすすめ。

独自回線で速度重視の人におすすめの光回線

ここでは、独自回線で速度重視の人におすすめの光回線を紹介します。

おすすめの光回線1）NURO 光

 

おすすめの光回線2）eo光

おすすめの光回線3）メガ・エッグ光

メガ・エッグ光は独自回線を利用しているため、通信速度や安定性を求める人におすすめ。オプション契約として、動画配信サービスや雑誌読み放題サービスを提供しているのも特徴です。

電気やスマホとのセット割引も魅力のひとつ。メガ・エッグ光と中国電力の対象プランをセットで契約することで、「メガ・エッグ でんき割プラス」が適用され、光回線の基本料金から550円が永年割引されます。

また、UQ mobileのスマホをセットで契約すると「自宅セット割」が適用され、スマホの1回線の利用料金から毎月最大1,100円が割引されます。最大10回線まで対象になるので、家族でUQ mobileのスマホを利用している方におすすめです。

	戸建て	マンション
基本料金	5720円～（プランによって異なる）	4070円～（プランによって異なる）
契約期間	2年
解約金	5170円～（プラン・解約時期によって異なる）	4070円～（プラン・解約時期によって異なる）
契約事務手数料	3300円
工事費	38500円（実質無料）	無料～38500円（配線方式によって異なる・実質無料）
IPv6対応	あり
プロバイダ契約	セット
ひかりTV対応	あり	なし
無線LANルーター月額料金	550円
セキュリティソフト月額料金	無料～（ライセンス数によって異なる）
提供エリア	鳥取・岡山・島根・広島・山口
スマホとのセット割	あり
電気とのセット割	あり
支払い方法	クレジットカード、口座振替

10ギガのプランは提供エリアが異なります。無料解約期間であれば、解約金は請求されません。契約期間の設定がないプランの場合は、解約金もありません。

おすすめの光回線4）コミュファ光

おすすめの光回線5）ピカラ光ねっと

おすすめの光回線6）BBIQ光

スマホとのセット割が欲しい人におすすめの光回線

ここでは、スマホとのセット割引特典を重視する人向けの、おすすめ光回線をご紹介します。

おすすめの光回線7）ドコモ光

 

おすすめの光回線8）auひかり

 

おすすめの光回線9）ビッグローブ光

 

おすすめの光回線10）SoftBank 光

 

おすすめの光回線11）＠nifty光（ニフティ光）

おすすめの光回線12）@T COMヒカリ

特に、セット割対象のスマホのキャリアが豊富なのがユニークポイント。UQ mobile、au、ソフトバンク、ワイモバイル、LIMBOなど複数のキャリアが対象になっています。

	戸建て	マンション
基本料金	5610円～（プランによって異なる）	4180円～（プランによって異なる）
契約期間	2年、契約期間なし（プランによって異なる）
解約金	3300円～（プランによって異なる）	2200円～（プランによって異なる）
契約事務手数料	3300円
工事費	3300～22000円（実質無料）
IPv6対応	あり
プロバイダ契約	セット
ひかりTV対応	あり
無線LANルーター月額料金	330円～（プラン・機種によって異なる）
セキュリティソフト月額料金	440円
提供エリア	全国
スマホとのセット割	あり
電気とのセット割	なし
支払い方法	クレジットカード、口座振替

10ギガのプランは提供エリアが異なります。契約更新期間であれば、解約金は請求されません。契約期間の設定がないプランの場合は、解約金もありません。

ポイント還元が欲しい人におすすめの光回線

ここでは、ポイント還元特典が欲しい人向けの、おすすめの光回線をご紹介します。

おすすめの光回線13）楽天ひかり

おすすめの光回線14）ほくでん光

ほくでん光では、北海道電力の電気料金プランを契約している場合、北海道電力の会員制Webサービス「ほくでんエネモール」で利用できるエネモポイントが、毎年1,000ポイント貯まるのがメリット。北海道電力と契約している人におすすめです。

プランの選択肢が多い点も特徴で、通信速度に応じて3つのプランを提供。1ギガでは速度が物足りない人や、10ギガでは基本料金が気になる人は、2ギガのプランを検討するのも良いでしょう。プランによっては無線LANルーターが付いているので、毎月のレンタル料金が不要になるのも◎

	戸建て	マンション
基本料金	5000円～（プランによって異なる）	4000円～（プランによって異なる）
契約期間	3年
解約金	3770円～（プランによって異なる）	4000円～（プランによって異なる）
契約事務手数料	3300円
工事費	3300～44000円（実質無料）	3300～22000円（実質無料）
IPv6対応	あり
プロバイダ契約	セット
ひかりTV対応	あり
無線LANルーター月額料金	無料～（プランによって異なる）	110円～（プランによって異なる）
セキュリティソフト月額料金	550円
提供エリア	北海道
スマホとのセット割	なし
電気とのセット割	あり（ポイント還元）
支払い方法	クレジットカード、口座振替

2ギガ・10ギガのプランは提供エリアが異なります。2ギガのプランは、戸建て向けのみ。一部プランでは、契約期間満了後の契約期間が2年に変更されます。更新期間中の解約の場合、解約金は請求されません。

電気・ガス代も安くしたい人におすすめの光回線

ここでは、セット割引などの利用で電気・ガス代もまとめて安くしたい人向けに、おすすめの光回線をご紹介します。

おすすめの光回線15）さすガねっと

おすすめの光回線16）おてがる光

おてがる光と電気サービス「おてがるでんき」をセットで契約することで、「おてがる光セット割」が利用できます。エリアによって異なりますが、電力量料金が最大で3.1％割引されるので、光回線と電気をまとめて節約したい方におすすめです。また、電気とガスをセットで契約すると、単体契約よりも基本料金が安くなるセット契約者向けガス料金プランに申し込めるメリットも。

また、おてがる光は、契約期間や解約金が設定されていないのも特徴。「契約してみたけど、ライフスタイルに合わなかった」といった場合でも、気軽に乗り換えることができます。

	戸建て	マンション
基本料金	4708円〜	3608円〜
契約期間	契約期間なし
解約金	なし	なし
契約事務手数料	3300円
工事費	3300～26400円（実質無料）	3300～22000円（実質無料）
IPv6対応	あり
プロバイダ契約	セット
ひかりTV対応	あり
無線LANルーター月額料金	330円～（プランによって異なる）
セキュリティソフト月額料金	330円
提供エリア	全国
スマホとのセット割	なし
電気とのセット割	あり
支払い方法	クレジットカード、口座振替

10ギガのプランは提供エリアが異なります。

おすすめの光回線17）レモンガス光

レモンガス光はIPv6に対応しており、通信速度が速く安定性が高いのがメリット。また、プロバイダはレモンガス光が提供する「レモンガス光ISPサービス」とのセット契約だけでなく、個別にプロバイダを選ぶこともできますよ。

レモンガスグループが提供するLPガス・都市ガス、または宅配水サービス「アクアクララ」とのセット割引も魅力。いずれかのサービスとセットで契約することで、レモンガス光の月額料金から月々550円が割引されます。レモンガスのガス料金プランや、宅配水サービスを利用している方におすすめです。

	戸建て	マンション
基本料金	6380円	4895円
契約期間	2年
解約金	4400円	2200円
契約事務手数料	3300円
工事費	3300～22000円
IPv6対応	あり
プロバイダ契約	セットまたは個別契約
ひかりTV対応	あり
無線LANルーター月額料金	330円	825円
セキュリティソフト月額料金	なし
提供エリア	全国
スマホとのセット割	なし
電気とのセット割	なし
支払い方法	クレジットカード、口座振替（契約状態によって異なる）

おすすめの光回線18）ニチガス光

ニチガス光は、ニチガスのガス契約者だけが申し込めるサービス。セットで契約することで、ガス料金が毎月300円割引されるメリットがあります。ただし、ニチガスのガス料金プランは提供エリアが関東周辺に限られている点に注意。また、ニチガスのガス料金プランを解約した場合、ニチガス光も同時に解約されます。

また、ニチガス光はIPv6に対応していて速度が低下しにくく、通信の安定性が高いという特徴もありますよ。

	戸建て	マンション
基本料金	5775円	4675円
契約期間	契約期間なし
解約金	なし
契約事務手数料	3300円
工事費	2200～19800円	2200～16500円
IPv6対応	あり
プロバイダ契約	セット
ひかりTV対応	あり
無線LANルーター月額料金	330円
セキュリティソフト月額料金	なし
提供エリア	神奈川・東京・埼玉・千葉・茨城・栃木・群馬・山梨・静岡
スマホとのセット割	なし
電気とのセット割	なし
支払い方法	クレジットカード、口座振替、ビットコイン払い

山梨県はひかりTVに対応していません。

おすすめの光回線19）東北電力フロンティア光

東北電力フロンティア光のメリットは、東北エリアで10ギガのプランが利用できる点です。IPv6にも対応しているので、東北エリアにお住まいで通信速度や安定性にこだわりたい場合、選択肢のひとつになります。

電気やスマホとのセット割引も提供しており、東北電力または東北電力フロンティアの対象プランとセットで契約すると、東北電力フロンティア光の料金から最大730円割引されます。また、東北電力フロンティア光と合わせてNURO 光でんわを契約すると「おうち割 光セット」が適用。ソフトバンクのスマホ料金が10回線まで、最大1,100円割引されます。

	戸建て	マンション
基本料金	5720円～（プランによって異なる）	4378円
契約期間	3年、契約期間なし（プランによって異なる）
解約金	4820円	3820円
契約事務手数料	3300円
工事費	3300～44000円（10ギガのみ実質無料）	3300～29700円
IPv6対応	あり
プロバイダ契約	セット
ひかりTV対応	あり
無線LANルーター月額料金	無料～（プランによって異なる）
セキュリティソフト月額料金	550円
提供エリア	宮城・山形・福島
スマホとのセット割	あり
電気とのセット割	あり
支払い方法	クレジットカード、口座振替

10ギガのプランは提供エリアが異なります。契約更新期間であれば、解約金は請求されません。契約期間の設定がないプランの場合は、解約金もありません。

契約期間に縛られたくない人におすすめの光回線

ここでは、契約期間に縛られるのが嫌な人向けに、契約期間の設定がない光回線をご紹介します。

おすすめの光回線20）エキサイト光

おすすめの光回線21）GMOとくとくBB光

おすすめの光回線22）@スマート 光

@スマート 光は、契約期間の決まりや解約金の設定がない光回線です。プロバイダがセットになっていることや、IPv6接続の利用に追加料金が発生しない点と合わせて、料金体系のわかりやすさも特徴と言えるでしょう。

	戸建て	マンション
基本料金	4730円～（プランによって異なる）	3630円～（プランによって異なる）
契約期間	契約期間なし
解約金	なし
契約事務手数料	3300円
工事費	3300～22000円（実質無料）
IPv6対応	あり
プロバイダ契約	セット
ひかりTV対応	あり
無線LANルーター月額料金	330円～（契約状態によって異なる）
セキュリティソフト月額料金	なし
提供エリア	全国
スマホとのセット割	なし
電気とのセット割	なし
支払い方法	クレジットカード

10ギガのプランは提供エリアが異なります。

おすすめの光回線23）DTI 光

DTI 光は、「DTI 光 ようこそ割」の適用で最長12カ月間、月額料金が最大440円割引されます。他社からの乗り換えの場合は、さらに「DTI 光のりかえ割」が適用されて、550円割引。

そのほか、契約期間の縛りや解約金の設定がない点も特徴ですが、30年近くの通信事業の実績を持つ安心感も、魅力のひとつと言えるでしょう。

	戸建て	マンション
基本料金	5280円	3960円
契約期間	契約期間なし
解約金	なし
契約事務手数料	3300円
工事費	3300～22000円（実質無料）
IPv6対応	あり
プロバイダ契約	セット
ひかりTV対応	あり
無線LANルーター月額料金	330円
セキュリティソフト月額料金	無料
提供エリア	全国
スマホとのセット割	なし
電気とのセット割	なし
支払い方法	クレジットカード、口座振替

おすすめの光回線24）enひかり

enひかりは、契約期間の縛りや解約金が設定されていないため、気軽に申し込みできるのがメリット。契約してみて、期待したような通信速度が出ない場合、解約金を気にすることなく乗り換えることができます。

セット割引とは異なりますが、一部のスマホを利用している場合に割引が適用される、「勝手に割り」も特色のひとつ。ahamo・povo・UQ mobileのスマホを利用していると、enひかりの月額料金が110円割引されます。

また、契約者はポケット型Wi-Fiを1日390円～でレンタルできるため、旅行や出張時にも◎ さらに1泊2日以上でレンタルすると、3泊4日のレンタル期間が無料で追加されるのもうれしいポイントです。

	戸建て	マンション
基本料金	4370円～（プランによって異なる）	3270円～（プランによって異なる）
契約期間	契約期間なし
解約金	なし
契約事務手数料	2200円～（契約状態によって異なる）
工事費	2200～16500円（実質無料）
IPv6対応	あり
プロバイダ契約	セット
ひかりTV対応	あり
無線LANルーター月額料金	330円
セキュリティソフト月額料金	330円
提供エリア	全国
スマホとのセット割	あり
電気とのセット割	なし
支払い方法	クレジットカード、口座振替、請求書払い

enひかりLite、10ギガのプランは提供エリアが異なります。

基本料金の安い光回線（インターネット回線）ランキング

ここでは基本料金が安い光回線について、ランキング形式でご紹介します。

【戸建て向け】基本料金の安い光回線（インターネット回線）ランキング

本記事で紹介している光回線の事業者のうち、戸建て向けの基本料金が安い上位5社をまとめました。

• 1位：enひかり 4,370円
• 2位：おてがる光 4,708円
• 3位：@スマート光 4,730円
• 4位：エキサイト光 4,796円
• 5位：BBIQ光 4,950円

上記は戸建て向け・1ギガプラン・初年度の料金で、キャンペーンやセット割引などの特典は含まれていません。

なお、光回線の月々の支払い金額は、各種のセット割引や工事費の分割払いなども影響します。基本料金のみ比べても、正確な比較にはならないので注意しましょう。

【マンション向け】基本料金の安い光回線（インターネット回線）ランキング

本記事で紹介している光回線の事業者のうち、マンション向けの基本料金が安い上位5社をまとめました。

• 1位：NURO 光 2,090円
• 2位：enひかり 3,270円
• 3位：BBIQ光 3,410円
• 4位：おてがる光 3,608円
• 5位：@スマート光 3,630円

上記はマンション向け・1ギガプラン・初年度の料金で、キャンペーンやセット割引などの特典は含まれていません。NURO 光は2ギガプランかつ、マンション内にNURO 光の利用者が10人以上いる場合の料金になります。

なお、光回線の月々の支払い金額は、各種のセット割引や工事費の分割払いなども影響します。基本料金のみ比べても、正確な比較にはならないので注意しましょう。

エリア別！自宅におすすめの光回線（インターネット回線）

エリアによって、サービス提供している光回線は異なります。そこで、エリア別におすすめの光回線をまとめました。

• 北海道エリア
• 関東エリア
• 関西エリア
• 中国エリア
• 四国エリア
• 九州エリア
• 沖縄エリア

光回線を比較するときは「実質負担金額」をチェック

金額重視で光回線を探している方は、「基本料金」だけで比較するのは避けましょう。上記のように、工事費が分割請求されたり、スマホの対象プランとセットで契約すると割引が適用されたりするため、「基本料金」だけだと、どの会社の光回線が安いかわからないためです。

つまり、最も安い光回線を見つけるためには、上記計算で実質負担額を算出し、比較するのがおすすめです。以下に、実質負担額についてチェックすべき点をまとめました。

チェックポイント1）基本料金

多くの会社の光回線では、契約期間や通信速度によって基本料金が変わります。例えばNURO 光の場合は、2年よりも3年で契約した方が基本料金が安くなり、また10ギガよりも2ギガの方が安く設定されています。

また、一部の会社では、1年目と2年目で基本料金が変わるサービスも。

チェックポイント2）その他費用

先の基本料金だけでなく、次のような費用も毎月かかります。光回線（インターネット回線）の契約前に、どのような費用がかかるか、確認しておきましょう。

機器のレンタル料金

無線LANルーターなどのレンタル料金。無料レンタルや、キャンペーン適用で特定期間だけレンタルが無料になる会社もありますが、多くは500円程度での貸し出しとなります。自分で機器を用意するのも一案ですが、その場合は動作するか事前に確認しておくと安心ですよ。

オプション料金

ひかり電話（IP電話）、リモートサポートサービス、動画配信サービス、セキュリティソフトなどのオプションをつけると、追加料金が発生します。必要最低限のオプションにすれば、月の負担金額を減らせますよ。

工事費

光回線の開通工事の費用は、分割で請求されることが一般的です。工事費は設備状況によって異なり、作業員の派遣が不要な場合は3,000円程度、派遣が必要な場合は20,000～40,000円程度かかります。

チェックポイント3）割引

会社によっては、光回線と指定のサービスをセットで契約することで、割引が適用されます。例えば、スマホや電気・ガス、テレビなどがセット対象となることが多いです。ただし光回線の月額料金が割引されるのではなく、セット対象サービスの月額料金が割引対象となっていることもあるので、注意してくださいね。

チェックポイント4）キャンペーン特典総額

キャンペーン実施中に光回線に申し込むことで、1カ月の実質負担額を節約できます。例えば、キャッシュバックや月額料金の割引、工事費実質無料、機器の無償レンタルなど、複数のキャンペーンを併用できる会社も少なくありません。申し込み時期によっては100,000円以上の特典をつけている会社もあるため、月の実質負担額が大きく変わると言っても大袈裟ではないでしょう。

契約前にチェック！光回線（インターネット回線）の選び方

ここでは、光回線のサービスを選ぶ時のポイントをご紹介。「選び方がわからない」という方は参考にしてくださいね。

マンション向けプランの有無

多くの光回線では、「戸建て向け」と「マンション向け」の2種類のプランを提供しています。また、同じ会社のサービスであっても、マンション向けプランの方が割安に設定されていることが一般的です。光回線の設備が導入済みの集合住宅に住んでいるなら、まずはマンション向けプランを選択肢に入れるのがよいでしょう。

ただし、注意点もあります。マンションの場合は、光ファイバーケーブルを電柱から共有スペースに引き込み、その後各部屋に接続しているため、光回線を複数の住人とシェアする形になっています。もし各部屋への接続が光配線方式ではなく、VDSL配線やLAN配線などで接続されていると、時間帯によっては混雑する可能性も。配線方式を調べてみて気になるようなら、戸建て向けプランを検討するのもおすすめですよ。

1. 

   配線方式は、選べません。もし、金額よりも速度を重視しているようであれば、マンション向けプランではなく、戸建て向けの光回線を選択し、自分の住戸まで光回線を引いてもらうのもおすすめです。

通信速度

最大通信速度1ギガのプランを提供する会社もあれば、2ギガや10ギガなど複数種類のプランを提供する会社も少なくありません。メールの送信やサイト閲覧程度なら、1ギガ程度のプランでも問題ないでしょう。家族で複数の機器を同時に使用したり、オンラインゲームなどで大容量のデータ通信を行ったりする方は、通信速度を重視するのも◎。ただし通信速度が10ギガなどのプランは、1ギガのものと比較して基本料金が高いので、注意してください。

最大通信速度だけでなく、次世代の接続方式であるIPv6（Internet Protocol version6）に対応しているかも要チェック。IPv6は、従来の接続方式であるIPv4と比較して利用者が少ないので、安定性に優れており、通信速度が出やすくなっていますよ。

さらに通信速度を求めているなら、独自回線でサービス提供を行なっている会社を選ぶのがおすすめ。一般的な光コラボのサービスは、他社と共用の光回線をNTTから借りているため混雑がしやすく、速度が上がりにくくなっています。一方、NURO 光やeo光など独自回線を使用している会社の場合は、混雑しにくい環境のため速度も上がりやすく、より快適にインターネットを楽しめますよ。

1. 

   サイトやSNS閲覧程度で、月々の通信費を抑えたい人は1ギガのタイプの光回線を選んでおいた方が無難。多くの会社では、1ギガから10ギガなどのように通信速度の変更を受け付けていますが、費用がかかる点は理解しておきましょう。

Ping値

Ping値とは、インターネット回線の応答速度を表す数値のこと。つまり数値が高い場合は応答が遅い＝遅延が大きい、数値が小さい場合は応答が速い＝遅延が少ないということを意味しています。

Ping値が高い場合、リアルタイムの通信のやり取りでラグが発生してしまいます。その結果、FPSなどのオンラインゲームでは、快適なプレイが難しくなることも。ゲームの場合は、10ms程度以下が良いとも言われています。

現在のPing値は、計測用のWebサイトで調べることができます。無料で利用できるものが多いので、通信環境が気になる人は、一度調べてみてくださいね。

工事費

画像内の工事費と工事費の割引額はイメージです。実際の工事費と割引額は会社によって異なります。

事業者変更・転用の場合※を除き、光回線を利用する際は、光ファイバーケーブルを住宅内に引き込み、光コンセントを設置する工事が発生します。その際の工事費を一括ではなく、分割にして請求するパターンが少なくありません。

会社によって工事費の総額も分割回数も違うため、基本料金と合わせて比較しないと、「A社の方がお得だと思ったら、工事費を足すとB社の方が安かった」という失敗につながることも。中には、工事費を実質無料にする特典を用意する会社もあるので、月の支払い総額が気になる方はしっかり比較しましょう。
※回線の種類などによっては、事業者変更・転用でも工事が発生することもあります。

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   例えば20,000円の工事費を2年の契約期間で分割払いするとしたら、月に約833円も負担金額が増える計算に……。月の支払いを少しでも減らしたい方は、工事費を無料にしてくれる特典のあるサービスを選ぶのがおすすめですよ。

キャンペーン・特典

キャンペーンや特典を実施している事業者を選ぶのも、おすすめの方法です。なかには、10万円をこえる特典を用意している事業者も。公式からサービスのマーケティングや販売業務を委託されている、代理店のキャンペーン・特典も含めて選ぶのも◎。代理店では公式とは異なるキャンペーン・特典を実施していたり、公式のキャンペーン・特典と併用できる場合もありますよ。

会社によってキャンペーン・特典の内容は異なりますが、例えば次のような特典を用意していることが一般的です。

• キャッシュバック
• 工事費実質無料
• 他社解約金負担
• 開通までの期間、無線LANルーター無料レンタル
• 一定期間の基本料金割引
• 一定期間のオプション月額料金無料

上記は一例です。すべての光回線事業者のキャンペーン・特典内容を網羅したものではありません。

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   光回線事業者をすでに決めている場合でも、代理店が複数社あるため、公式と合わせて比較するのがおすすめ。また金額だけでなく、適用条件もチェックしておきましょう。なかには、特定のオプションに申し込まないと特典が適用されないといった、条件が厳しいものも。「A社と比較するとB社の方が特典総額は高いけど、自分が適用される特典総額はA社の方が高かった」というケースもあるので、注意が必要です。

契約期間と解約金

画像内の契約期間と解約期間が無料の期間はイメージです。実際の契約期間と解約期間が無料の期間は会社によって異なります。

多くの光回線サービスでは、2～3年程度の契約期間が設定されています。契約期間中に契約解除すると少なくない解約金が発生してしまうので、条件や金額を確認しておきましょう。最近では、契約期間の縛りがなく、解約金がかからないことをセールスポイントにしている会社も多いので、1～2年以内に引越しを検討している方は、候補に入れるのもおすすめ。

• おてがる光
• エキサイト光
• GMOとくとくBB光
• @スマート 光
• enひかり
• DTI 光

上記は一例です。すべての解約金0円の光回線サービスを一覧にしたものではありません。

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   実は、ほとんどの会社で契約期間の縛りがないプランを用意しています。ただ、一般的な2年・3年契約のプランと比較すると基本料金が高く設定されているので要注意。ここで紹介しているサービスは、解約金がないのに加え、基本料金も比較的割安に設定されているので安心ですよ。

セット割の有無

スマホや電気、ガスなど、他サービスと光回線をセットで契約することで、割引特典が適用される会社も少なくありません。例えばドコモ光は、ドコモのスマホとセットで契約することで、スマホの月額料金が最大1,100円割引されます。20回線まで適用されるため、3人家族なら年間39,600円も通信費が節約できる計算です！

このようにセット契約による恩恵は大きいため、基本料金の単純な比較は避けるのがおすすめ。大手3キャリアとのセット割引を提供している光回線サービスについて、次の表にまとめているので、光回線選びの参考にしてくださいね。

対象キャリア	光回線サービス
au	auひかり
	@nifty光
	コミュファ光
	ビッグローブ光
	eo光
	ピカラ光ねっと
	BBIQ光
	@T COMヒカリ
ドコモ	ドコモ光
ソフトバンク	SoftBank 光
	NURO 光
	@T COMヒカリ
	東北電力フロンティア光

上記は一例です。すべてのスマホセット割引がある光回線サービスを一覧にしたものではありません。

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   多くの会社では、離れて暮らす家族も割引対象にしています。スマホだけでなく、タブレットやポケット型Wi-Fi、ホームルーターなどの契約を対象にしている会社も！ただし割引対象のサービスの契約数が少ないと、その分メリットも小さくなるため、あまりお得にならないケースもあるので、気をつけましょう。

セット割は適用条件を要チェック！

多くの会社は、光回線とスマホのセット割を提供しています。しかし会社によっては、単に光回線とスマホを契約すれば割引が適用されるとは限りません。光回線とスマホ以外の条件を満たす必要があり、例えばauひかり、ドコモ光、SoftBank 光については、以下の条件をクリアしなければセット割が適用されません。

auひかり「auスマートバリュー」

auひかりとauひかり電話をセットで契約が必要。auのスマホの料金が10回線まで、最大1,100円割引。

ドコモ光「ドコモ光セット割」

同一ファミリー割引グループ内、またはビジネス通話割引グループ内に、ドコモ光の契約1回線以上必要。ドコモのスマホの料金が20回線まで、最大1,100円割引。5Gギガライト/ギガライトを契約していて、使用データ量が1GB以下の場合は、セット割の対象外となります。

SoftBank 光「おうち割 光セット」

SoftBank 光と合わせて、指定オプションの契約が必要。SoftBankのスマホの料金が10回線まで、最大1,100円割引。オプションの月額料金は550円～/月、BBフォン単体の場合のみ513円～/月。

オプション契約が必要となると、一見するとハードルが高く感じるかもしれません。しかし、1回線あたり1,100円の割引が適用されるため、オプション料金がそれ以下であれば、月額料金が高くなることはありません。一例としてauひかりの場合、auひかり電話の契約が条件となっていますが、電話の基本料金は550円、割引は1,100円となるため、実質的には550円の割引となります。さらにスマホの回線数が多いほど、割引の効果はより大きくなります。

このように、セット割は通信費の節約に大いに役立ちます。ただし、会社によって条件や割引額が異なるため、契約前にはしっかりと確認しておきましょう。

提供エリア

上の画像は電力系光回線の提供エリアをまとめたものです。

多くの光コラボのサービスは全国でサービス提供を行っていますが、限定している会社も一部あります。住居の所在地が提供エリア外だと、そもそも申し込めないので注意しましょう。例えば次の会社は提供エリアが限定されています。

NURO 光

北海道、宮城県、福島県、山形県、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県、栃木県、群馬県、愛知県、静岡県、岐阜県、三重県、大阪府、兵庫県、京都府、滋賀県、奈良県、広島県、岡山県、福岡県、佐賀県宮城県、福島県、山形県は「10ギガプラン」のみ提供

コミュファ光

長野県、愛知県、静岡県、岐阜県、三重県

eo光

大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、滋賀県、和歌山県、福井県

ピカラ光

徳島県、香川県、愛媛県、高知県

メガ・エッグ 光ネット

広島県、岡山県、鳥取県、島根県、山口県

BBIQ

福岡県、長崎県、宮崎県、熊本県

上記の提供エリアの一部地域では、対応していない場合があります。

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   ここで紹介しているNURO 光を除いたサービスは、通称“電力系光回線”と呼ばれています。電力会社のグループ会社が自社の電力供給エリア限定で提供している光回線のサービスです。エリア限定の独自回線のため通信速度が速いのに加え、光回線と電気料金プランのセット割があるのも魅力。お住まいのエリアで提供されているようなら、候補に含めてみるのがおすすめ。

自宅で光回線（インターネット回線）を開通させる方法

自宅で光回線（インターネット回線）を開通させる方法をご紹介。新規の場合と、フレッツ光から他社の光コラボから乗り換える場合では、手続き方法が違うので気をつけましょう。

新規で開通させる方法

1）光回線に申し込む

利用したい光回線のホームページや電話、または店頭にて、申し込み手続きを行います。プロバイダが個別契約の光回線の場合は、合わせてプロバイダの申し込みも必要になります。

2）工事日を決める

開通工事を実施する日程を調整します。また、工事内容によって立ち会いの有無が異なります。工事予定日が決定したら、パスワードが記載された開通の案内や、ONU（光回線終端装置）などが送られてくるので、工事日まで保管しておきましょう。

3）開通工事に立ち会う

開通工事は1時間程度かかることが一般的です。立ち会いを要する工事では、ONUの設置場所を決定します。

4）インターネットの接続設定を行う

ONUと端末、または無線LANルーターなどをLANケーブルで接続し、送付された開通の案内などの記載に従って接続設定を行います。インターネットの接続が確認できたら、開通工事は完了です。

フレッツ光から光コラボに乗り換える方法（転用）

1）転用を申し込む

NTT東日本・西日本のホームページなどから、フレッツ光の転用申し込みを行います。転用の申し込みには、契約者名や利用場所の住所、ひかり電話の電話番号などが必要です。申し込み後、転用承諾番号が発行されるので、書面などに控えておきましょう。

2）光コラボの事業者に申し込む

転用承諾番号を用いて、新しく利用する予定の事業者に申し込みを行います。なお、転用承諾番号の有効期間は15日間となっており、15日を経過すると無効化されます。15日を過ぎてしまった場合は、再度NTT東日本・西日本に申し込みを行ってください。

3）インターネットの接続設定を行う

転用予定日に自動的に光回線の事業者が変更されるので、変更後の事業者から送られてくる開通の案内に従って、接続設定を行います。インターネットの接続が確認できたら完了です。なお、転用元の事業者では解約金が、転用先の事業者では契約事務手数料が発生します。

他社の光コラボから光コラボに乗り換える方法（事業者変更）

1）事業者変更を申し込む

現在利用している事業者のホームページや電話などから、事業者変更の申し込みを行います。事業者変更承諾番号が発行されるので、書面などに控えておきましょう。

2）新しい事業者に申し込む

事業者変更承諾番号を用いて、新しく利用する予定の事業者に申し込みを行います。なお、事業者変更承諾番号の有効期間は15日間となっており、15日を経過すると無効化されます。15日を過ぎてしまった場合は、再度現在利用している事業者に申し込みを行ってください。

3）インターネットの接続設定を行う

事業者変更予定日に自動的に光回線の事業者が変更されるので、変更後の事業者から送られてくる開通の案内に従って、接続設定を行います。インターネットの接続が確認できたら完了です。なお、変更元の事業者では解約金が、変更先の事業者では契約事務手数料が発生します。

光回線（インターネット回線）に関するよくある質問

ここでは、光回線（インターネット回線）に関する、よくある質問にお答えします。

Q1.光回線って何？

光回線とは、光ファイバーケーブルを利用してデータを送受信する通信回線を指します。光ファイバーは、石英ガラスやプラスチックなどで構成されており、光を通す性質があります。電磁気の影響を受けにくく、高速でのデータ通信が可能で、長距離に渡って信号を維持できる利点があります。

光配線方式にはいくつかの種類があり、基地局から直接自宅内のONUに接続する方式を「FTTH（Fiber To The Home）」と呼びます。一方、マンションの共有スペースの機器まで接続し、そこから各住戸に光回線や電話回線などで接続する「FTTB（Fiber To The Building）」などがあります。

日本では2001年から提供が始まりました。総務省の発表によると、令和5年3月末の時点で、光ファイバーの世帯整備率（世帯カバー率）は99.84％に達しています。

出典:総務省｜報道資料｜「令和4年度末ブロードバンド基盤整備率調査」の調査結果

Q2.光コラボって何？

光コラボとは、NTT東日本・西日本の光回線を借りてサービスを提供するビジネスモデルのこと。2015年2月にNTT東日本・西日本が光回線の卸売を始めたことで、多くの会社がインターネット回線事業に参入しました。

光コラボのメリットは、NTT東日本・西日本のフレッツ光と比較して、基本料金が割安になっている点。また、各社ではスマホのセット割や、ポイント還元といった独自のサービスを提供している特色があります。さらに、フレッツ光から光コラボに乗り換えの場合は「転用」となるため、工事が不要という利点もあるんですよ。

Q3.光回線は別途プロバイダ契約が必要？

プロバイダとは、光回線をインターネットに接続する事業者のことを言います。光回線だけではインターネット回線を利用できず、必ずプロバイダも必要になります。

ただし、現在では光回線とプロバイダがセットになっていることが主流となっています。この場合、プロバイダを選ぶ手間がかからないのがメリット。

個別にプロバイダとの契約が可能な光回線もあり、なかには指定プロバイダとのセット契約で、割引などの特典が適用されることも。キャンペーンや特典内容を吟味して、プロバイダを選ぶのも、ひとつの方法ですよ。

Q4.光回線は利用時に、必ず工事が発生する？

工事が不要となる場合もあります。フレッツ光利用している人が、光コラボに契約を乗り換える「転用」、または光コラボのサービスを利用している人が他社の光コラボに乗り換える「事業者変更」では、工事が不要です。

また、光コンセントがすでに設置されている場合は、作業員の派遣を伴う工事が発生しないこともあります。ただし、派遣工事の有無は光ファイバーケーブルの設置状況にもよるため、各事業者から送付される開通の案内などを確認しておきましょう。

工事が必要となるのは、新規で回線を引く場合や、NURO 光などの独自回線を利用する場合です。

Q5.光回線の工事は壁面に穴をあけてしまうの？

光回線の開通にあたって、必ずしも壁面などに穴を開けたりするわけではありません。エアコンダクトを利用して光ファイバーケーブルを通すこともあれば、電話回線を引いている場合はその配管を利用することも。そのほか、建物の隙間が利用できる場合や、以前利用していた光回線の設備が残っている場合は穴を開けずに開通が可能です。

上記の方法が取れない場合は、穴を開けることになりますが、穴の直径は一般的に1cm程度で、それほど大きな穴ではありません。また、事業者によっては穴を開けず、両面テープなどを代用して光キャビネットを固定してくれることも。賃貸などで穴開けを避けたい人は、工事担当者に依頼してみましょう。

Q6.光コンセントがあれば、工事は不要？

光コンセントが設置されており、光ファイバーケーブルの引き込み工事が完了しているなら、開通工事は不要です。ただし、光コンセントが設置されていても、光ファイバーケーブルの引き込まれていないことがあるので、その場合は工事が発生します。

Q7.賃貸住宅で光回線の開通工事を行う場合、管理会社・オーナーの許可が必要って本当？

開通工事では、光ファイバーケーブルや光コンセントを設置するために、壁面に穴を開けることがあります。こうした建物に傷を付ける工事を賃貸住宅で行う場合は、管理会社・オーナーの許可が必要です。

また集合住宅の場合、各住戸まで回線が設置されているのなら管理会社・オーナーの許可は不要。管理会社・オーナーの許可が必要になるのは、そもそも物件自体に光回線が設置されていないケースや、共有部分までしか設置されていないケースです。

もし管理会社・オーナーの許可が得られなかった場合は、ポケット型Wi-Fiやホームルーターで代用しましょう。

Q8.光回線を利用する際に必要な機器は？

光回線の利用には、まずONU（光回線終端装置）が必要。ONUは光信号からデジタル信号への変換機能を持っており、データ通信には欠かせない機器です。ONUと端末をつなぐLANケーブルも忘れてはいけません。

さらに複数のパソコンやスマホを同時にインターネット接続する場合は、ルーターも準備しておきましょう。無線LANルーターを使用すれば、機器をLANケーブルでつなげることなく、インターネットに無線で接続できますよ。

通常、ONUは契約した会社からレンタルします。ルーターは、会社によって無料または有料でレンタルが可能です。なお、無線LANルーターやLANケーブルには、規格があります。特に10ギガの光回線を利用する際は、それに適したものを選ばないと、期待した通信速度が出ないので注意しましょう。

Q9.申し込みから何日後にインターネットが利用できるようになる？

会社にもよりますが、自宅が戸建て住宅で工事が必要な場合は、2週間～1カ月程度かかります。また、引越しシーズンなど繁忙期の場合は、工事の予約が取りにくく、さらに長くなる場合も。

会社によっては開通までの間、ホームルーターやポケット型Wi-Fiをレンタルしています。インターネットが利用できない期間を作りたくない人は、こうしたサービスを利用してみるのも良いでしょう。

Q10.ADSLはもう契約できないの？

ADSLとは、「Asymmetric Digital Subscriber Line」の略称で、電話回線を使った高速なデータ通信を指します。2024年3月末をもってサービスを終了したため、新規で契約はできません。

光回線（インターネット回線）は、基本料金以外も比較するのがおすすめ！

自宅に引く光回線（インターネット回線）を選ぶ際は、基本料金だけでなく、通信速度、オプションなども含めて比較検討するのがおすすめ。ぴったりの光回線と契約すれば、インターネット環境がよくなるのはもちろん、月々の通信費の節約につながるので、吟味してくださいね。